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    5ilent_nya

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    クリア直後に書いた感想など

    GW:T感想1~31.
    1周目クリア直後の感想。2周目以降ではちょっと印象変わったところもありました。特にラストの暁人とKKのこととか。

    世界観良かった。開発は日本のスタジオなだけあってナンチャッテジャパンじゃないリアル日本で、「みんなこういうの好きでしょ!」と言わんばかりのゴリゴリに中二心がくすぐられる少年漫画的能力バトル。
    現実的なフィールドで非現実的なことをして駆け回るのが楽しい。
    生身の人間は自分だけで、話せるのは幽霊か妖怪しかいない中でKKが色々喋ってくれるのがありがたかった。
    行動できる範囲はオープンワールドのゲームに比べたら微々たるものだろうけど(こういうのを箱庭ゲーと呼ぶらしい)看板やら建物やら街の作り込みが細かいので徐々に探索範囲を広げていくのもグラップル強化前に試行錯誤してビルの上に登ってみたりするのもわくわくした。

    戦闘は多勢に無勢で序盤が苦しくて極力ステルス即浄で進んだ……あと飛び道具連発する敵がきつすぎてとてもきらい。
    水を手に入れてからは範囲攻撃安定すぎて戦闘がパターン化しがちだったのでエーテル属性による三すくみとかあっても楽しかったかも。
    無尽珠装備後は弓とお札が正義だった。

    主人公二人の外見はどこにでもいそうなリアルな平凡さなのに喋ると魅力的で、台詞を聞くたび愛着が湧くし、二心同体で行動するうちに暁人とKKがどんどん『相棒』になっていくのが最高だった。ずっとバディでいて欲しかった……
    行動や食事や名所発見時にもリアクションしてくれて、台詞が多くて実に助かる。KKおじさんめっちゃ褒めてくれるじゃん……(嬉しい)弱音を隠して我慢して生きてきた暁人にもKKの褒めが沁みてそう。
    ストーリー進行度合いで会話の仲良し度も違ってて細かい!私は「お暁人」「おKK」と放置で鼻歌うたうKKが好き。

    不満が残った点はメインストーリーのボリューム。
    渋谷の街のみ、さらには般若の家族と主人公たちの家族の話のみだったのでスケールは小さくて、サイドミッションややり込みを無視して進めるとなかなか短い……
    般若の目的が遂行されると具体的に日本はどうなるのか、世界レベルのことが起こるのか、生も死もない世界にしたいのか、「寄る辺なき魂を救済する」とは何なのか、もっと具体的に知りたかった。(あの世と繋げて妻の魂を呼び戻す、というKKの発言+ボイスログなどでふわっと察する程度)
    そこが明確だと主人公たちが「止めなきゃ!」となるところも含めてもう少し話が大きくなったのにな、と思った。
    (※書き方不十分だったのでここ加筆修正しました)
    エドたち他の仲間もいずれちゃんと出てくるかな?と期待していたのでそこも残念だった……。3Dモデルはあるのに。カットされたのかな……

    ラスト「ありがとう」で終わるけど、よく考えたら般若を止めて人々を救い妹の本心も聞けたもののそれを知る者は現実にはいなくて、家族も相棒もいなくなった暁人は結局失ったままでひとりぼっちなんだと思ったら悲しくなった。
    一番大切なものを取り戻すために頑張ったのに救えたのは見知らぬ大勢だけで、しかもそれを誰も知らないなんてプレイヤーからすると「もう少し報われても良かったんじゃないか」と思ってしまう。(作品によっては大好物展開だけどGWTには求めてなかったので……)それでも暁人は善人だから「救えて良かった」「両親と妹に本心を伝えられて良かった」と思うんだろうな。
    KK、孤独になった暁人を未練にしてもうちょっと留まっていかんか?暁人をひとりにするな……黄泉がえってまたバディ組んで欲しい。
    街が元に戻ったら意識不明の麻里が病院から消えて行方不明だから事件になるのでは……。体は病院に戻ってるのか??やっぱりそのへんも「誰がどうなってこうなった」程度のものでもいいから後日談欲しかった。
    それがあったらラストの受け止め方が違ったと思う。けど最近遊んだ中でぶっちぎりに楽しんだゲームだった。




    2.KKおじさんについての頭の整理。KKにとって暁人はもう一人の自分みたいなものなんだろうなと思った次第

    家族とも仲間とも上手くいかず戦いに敗れて死んだガチで何もかも失った男なので、「守りたいものを守る」という矜持まで失くすわけにはいかなかった。この唯一の未練を手放してしまったら今までやってきたことが無駄になってしまう。なので死んでも般若を追おうとしていた。
    暁人はKKと凛子の溝を埋め「僕たちが新しいチーム」だと宣言してKKは「仲間」を取り戻した。(仲間に対する傷を克服)
    集められた大量の魂を見て「正義感と使命感で胸がいっぱいに」なった暁人は、KKにとって同じ目線の高さで物を見て、KK自身のこれまでとこれからが無駄ではないと証明する存在になったんだと思う。
    もはや第二の自分みたいなものなので「オマエの中にいる方が落ち着く」のも納得。
    麻里の真意を知るのを躊躇う暁人への「自分が努力してきたことが無駄になるのが怖いんだろう」ってのはまんまKKが少し前まで抱えてた恐怖だったわけで。
    痩術鬼の「泣き言」は全部KK自身の傷なので、それをひとつひとつ埋めて肯定して、KKがやりたかったことを同じ志で目指してくれたのが暁人なんだろうな。「泣き言」と向き合っても「今はオマエがいる」ので怖い物なし!(一人で戦う・誰にも認められない・努力が報われないことへの恐れを克服)
    KKは暁人によって未練が晴れて報われて、それ以上失わずに済んだのできっと安らかな眠りにつけたはず……
    暁人はと言うと、命拾いしたことと悔いを残さなかったけれど喪失を止めることはできなかったので、このあと幸せになってほしい。




    3.思ったんだけどあきととハンニャサンも対比だよね
    大切な人、家族の「死」にどう向き合ったのか。
    どう考えてどう行動したのか。
    暁人はそんなことにはならないのはわかっているけど、極端な話暁人‪(「手段」を知っていて且つあの状況に置かれた人間)が第二の般若になる可能性ってなくはないと思うので……

    作中の暁人は傷付いて後悔を抱えても前を向ける強さを持っているけど、あの結末を迎えたプレイヤーの心は彼ほどサッパリできていないので彼の心の内を色々と勘繰ってしまう。
    私はプレイヤーの分身の役割を持つ「主人公」ではなく「伊月暁人」という個人に気持ちを寄せて考えてしまったので、クリアしてから少し二次創作など読ませていただいて、ifやループや曇らせなどがある理由すごくわかる……となった。
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