【供養】ngisいちゃいちゃパート「凪!これめっちゃ美味い!」
きらきらと暖色の煌めく中に、太陽のような笑顔が輝く。凪は幸せを噛み締めながらチップスを口に放った。
世間はクリスマス。凪は恋人である潔世一と共に、イングランド最大のクリスマスマーケットを訪れていた。
クリスマスマーケットの有名な国に暮らしているはずの潔は、目に入る全てのものに目を輝かせ、時折凪の袖を引っ張って、店の方へと誘導する。その様が小動物みたいで、凪は毎度、抱きしめたい衝動に駆られていた。以前、街中で抱きしめたら、すごい勢いで引き剥がされたので、必死で抑える。
「凪!今度はあれ食べたい!」
子供のように無邪気にはしゃぐ恋人に凪は、幸せを全身で感じながらついていくのだった。
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