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    pheas357

    @pheas357

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    POIPOI 86

    pheas357

    DONE前に出した初対面であいさつとして南に背中叩かれる北(話はつながってません)

    時系列的にはマス初期なので修練と大修練の担当。

    最初は特にカプ意識してなかったけど、後半はちょっと南×北っぽいかもしれない。
    パシオに招待されて、その時そこで初めてダツラとネジキは顔を合わせた。いずれは他のメンバーも呼ばれるだろうが、今の時点でここにいるフロンティアブレーンはこの2人だけ、しかもどちらも肩書はファクトリーヘッドという事で、互いにまあとりあえず挨拶くらいしておくか、といった気持ちだった。
    「はじめまして……」
    「おう、よろしくな」
    笑いながら、豪快ともいえる勢いで背中を叩かれて、ネジキは思わずつんのめりそうになる。
    「悪い、悪い」
    相変わらず笑いながらも今度はそっと触れられる。
    「しっかし細いなあ、ちゃんと食ってるか?」
    「……食べてます……」
    背を少し縮こめるようにしながら、普段より幾分低い声で答える。
    『むー……』
    これはなんだか苦手なタイプの相手だ。
    あまりあからさまに避けてしまうのは失礼だろうが、出来るだけ自分からは関わらないようにしておこう、とネジキは思った。

    そのつもりだったのに、それからしょっちゅう、様々な場所にダツラが居合わせる。常にいるというわけではなく、特に自分がいるところを狙って来ているようでもなく、もちろんネジキはなるべく会わないようにしているのだから、実際には偶然の範 4673

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    DONE↓の続き(完結)
    https://poipiku.com/616318/3408739.html

    例によってカプ妄想はご自由に(*'ω'*)
    夜になって、付き添い用のベッドに横になったものの、どうしても眠れずにダツラは何度も起き上がってネジキの様子を見ていた。ネジキはあれからずっと目を覚まさない。呼吸は穏やかになったものの、逆に身動きひとつせず、あまりに静かに眠っているために、時折息が途絶えてしまったかと心配になるくらいだった。
    明け方近く、ダツラもさすがに疲れてきて少しうとうとしていたが、夜が明けきる前に、妙な気配に目が覚めた。
    隣を見ると、ネジキが昨夜より浅く荒い息をしている。痛むのかと思い、そっと握った手の熱さに驚く。昨日はむしろ冷たすぎるくらいだったのにと、とにかく焦って助けを呼んだ。
    処置中、声をかけても点滴の針を刺しても、あいかわらず何一つ反応を返さないネジキを見て、泣きそうになる。
    再び横になるがやはりどうしても眠れなかったダツラは、一度起き上がるとベッドを接するように移動させた。体を横向きにして両手を伸ばし、ネジキの右手を包み込むようにして握ってから目を閉じる。
    それから何度も、少し眠りかけて、ネジキの意識が戻る夢を見ては、目が覚めて現実を突きつけられるという事を繰り返した。丸一日以上眠り続けるネジキは、それ 2237

    pheas357

    DOODLE以前北の盾になる南というネタを出した時、ふと逆もいいよねとなって(・ω・)
    カプとしては特に意識してませんでしたがそこは左右含めご自由にヽ(・ω・)
    前に書いた話とは特につながりはありません。

    やっぱり性癖に正直にケガさせたり苦しめたりしてる…………

    元ネタというか、ポケマスのエレキブルの話、話しぶりがすごく現実味というか絶対あれ本人の実体験だよなぁっていう(゚∀゚)
    町外れの緑地帯に試料を集めに行きたいというダツラに成り行きで同行する形でネジキもついていく。最近あまり出かける事も無く、散歩がてらくらいの軽い気持ちだった。
    何十年か前、町と少し離れた山の間に、当時の実力者が様々な草木を植えたり地形を整えたりして作ったらしい。山には強力な野生ポケモンが生息するというが、この場所が緩衝地帯になっているのか町の周辺にやってくる事は緑地帯完成以降無かったと聞いている。
    今回は町からそう離れる事もないため、2人ともポケモンは連れていなかった。

    空き地のようになった場所に出た時、向こうの木立ちの方で何か大きな音が聞こえた。音はあちらこちら行ったり来たりしながら、それでも少しずつこちらへ近付いてくるようだ。
    2人で顔を見合わせてから身構える。その数秒後、茂みの中から突然野生のエレキブルが飛び出して、こちらへ向かってきた。
    少数ながら山には生息しているというが、まさかこれほど町に近い所に現れるとは思わず、2人ともポケモンを連れて来なかった事を後悔する。が、エレキブルは突然向きを変えて、明後日の方向へ走って行く。
    と思えばまた急に向きを変えたり、立ち止まったり、吠え 5837

    pheas357

    DONE↓の続き
    https://poipiku.com/616318/3208336.html

    完結編です、想定外に長い(・ω・)
    当初はケガのために弱気モード入る南が書きたいだったのが、単に苦しめるだけにな…………一応弱気なシーンもありますて(´・ω・`)

    クレヨン云々は以前フォロワーさんのネタにあった「バターにパンを塗る北」からです。

    カプとして意識してはいないですがその辺は左右含めご自由に
    もう大丈夫だから帰ってもいいと言ったのを、少なくとも今夜は付き添うと強硬に主張したネジキに半ば根負けする形になり、それからずっと2人で話している。ちょっとした雑談からポケモンの育成論から、何をどうすれば思いつくのかクレヨンに画用紙を塗る方法から、とにかく2人とも眠くなるまでとりとめなく話し続けた。急な入院になって本でもあればよかったなどと考えていたダツラにとっては退屈しなくてありがたかったが。
    ふと目が覚めて隣の簡易ベッドを見る。寝ているネジキは普段よりいくらか幼い顔に見えた。というよりもこれがきっと年相応なのだろう。
    こんな子供に、一度は焦燥感に満ちた顔をさせてしまったと少しばかり自己嫌悪に陥り、せめてさっきのおしゃべりで少しでも気が晴れていたらと思う。

    またしばらく眠っていたらしく、夜中にもう一度目が覚めた。波があるものなのか、一度は多少和らいでこれなら痛み止めを追加してもらわなくても大丈夫かと思われた激痛が再び襲って来た。
    隣であいかわらず穏やかに眠っているネジキを起こさないように気を付けながら、少しでも楽な体制をとろうとするがたいして効果は上がらない。あげく、姿勢を変えるとい 2488

    pheas357

    DOODLE↓の続き
    https://poipiku.com/616318/3130497.html

    気が抜けてうっかり床で寝る北と想定外の事態に弱い南を書きたい……のはずがどうしてこうなった

    ※これはちょっと腐向けかもしれない左右はご自由に※
    水底から上るようにゆっくりと意識が浮上する。同時に全身の痛みも強くなっていったが、なんとか堪えて目を開く。病室の天井が目に映り、もう一度自分がなぜここにいるのかを思い出した。
    同時にネジキと話をしていた事も思い出す。その間に再び意識を飛ばしてしまったようで、記憶が途切れていたが、それからどれくらい経ったのかと頭だけ動かして周囲を見回した。
    病室には今自分1人しかいないようだった。ネジキが座っていた椅子がそのままベッドの横に置きっ放しになっている。
    帰ったのか、ネジキが片付けないのはおかしいからちょっと出ているだけなのかと思いながら、体を起こしてみる。先ほどはあまりの痛みにすぐまた倒れてしまったが、今回はあちこち痛むもののなんとか我慢して起きられそうだった。
    視線が高くなったところで、床に見慣れた黒と緑を見つけて、心臓が跳ね上がる。
    「お……、おい!」
    叫びながら飛び起きて手を伸ばす。全身が痛んだがそんな事は言っていられない。
    「おい、ネジキ、しっかりしろ!」
    なんとかベッドからおりて、叫びながら自分でもよくこんな力がと思うくらいに強く肩を揺する。本当はどこか岩が当たってケガをしていたの 2118

    pheas357

    DOODLE北工場長が危ない時に体張って盾になる南工場長っていいよねという話。

    ※ケガ描写とかあるよ※
    ※この話自体にカプ要素はありませんが書いた人は南×北派だったけど最近北×南もいいよねと思い始めている腐です※
    こんなに険しい地形の中を歩くのは随分と久しぶりだな、とネジキは思う。もともとあまり運動神経のよい方ではない上に、足元の悪さは歩き慣れるという事がなさそうに思える。それでも何メートルか先を歩くダツラに遅れないようにと足を下ろす場所に集中しながら進んでいった。

    足元にばかり集中しすぎていたらしい。前方でダツラの叫び声と、横の崖の上で何か大きな音がして我に返る。見上げた目に、崖を転がり落ちてくる石が映る。ちょうど自分のいる場所に向かってきている事は理解できた。一瞬遅れて避けなければならない、と判断するが、足どころか全身が竦んでしまっていた。
    唯一とれる行動として両目をきつく閉じる。一瞬後に体の正面に何かがぶつかるような感覚があったが、予想していたような衝撃や痛みはなかった。死ぬ時ってこんな感じなのかな、せめてこのくらい楽なまま死ねるならいいなーとぼんやり考える。
    じっとしていたが、次第に思考や感覚が鮮明さを取り戻す。体の前面に触れているものは岩にしてはやけに温かく柔らかかった。自分はまだ生きているのだろうかと考えながら、体を後ろにずらして目を開く。ぼやけ気味の視界のほとんどが濃紺色に蔽われ 3403