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    Melusine_Curse

    @Melusine_Curse

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    POIPOI 27

    Melusine_Curse

    MOURNING💛💜 全年齢
    ※うさぎバースパロ(活かしきれなかったので妄想で補ってくれる人向け)
    詳しい説明省いてるので、必ず以下元ネタ説明書を一読の上お楽しみください。
    https://www.pixiv.net/artworks/74711300

    卯年万歳!今年もよろしくお願いします🎉

    next→https://poipiku.com/5762087/8112860.html
    まだまだ知らない君のことシュウは構われすぎるのが好きじゃない。
    これは俺がシュウに抱いてる印象のひとつだ。
    嫌い、とまではいかないかもしれないけど、シュウはちょっと構いすぎると誰にも気付かれないくらいそっと一歩引いてしまうところがある。
    気まぐれで捉えどころの難しいシュウは、まるで猫みたいだ。
    俺はどちらかというと構いたがりなところがあるから、ちょっぴり寂しかったりもするけれど。
    シュウとお付き合いを始めて二か月。シュウのことをまた少し知ることができた今も、その印象は変わっていない。
    『ルカ、そろそろ寝ないといけないんじゃない?明日朝早いって言ってたよね』
    「あ~そう。ちょっと用事があってさ…もうそんな時間?」
    寝る前の数十分。ちょっとだけでいい、という俺の我が儘から始まったこの通話は、シュウが嫌にならない程度にという絶妙な周期で続いていた。
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    Melusine_Curse

    DONE💙❤
    Dom/Subユニバースパロ
    Dom💙×Sub❤
    特にR指定ではない
    ※❤が鬼的不思議powerで元DomのSubという設定を採用しています
    フォロワーさんのお誕生日記念!おめでとうございます!
    「アイク、アイク」
    ヴォックスの切ない声が静寂を破る。麗らかな春の陽気が差し込む午後には到底相応しくないその声に、答える者はいなかった。部屋にはヴォックスの深い呼吸音と、なにかを綴る万年筆の音だけが静かに響いている。
    返答のないそれに痺れを切らしたのか、ヴォックスがもう一度声を上げた。
    「アイク……」
    「…はぁ、“Shush”静かに、ヴォックス。僕がいいって言うまで反省する約束だったでしょ?」
    「う…そう、だが…しかし……」
    口を噤み俯いたヴォックスは「それにしても長すぎる」という言葉を必死に飲み込んだ。
    ヴォックスとアイクはDomとSubとして、パートナー関係にある。
    ヴォックス元来Domである。その圧倒的なDom性でどれだけの女性を鳴かせて、あるいは泣かせてきたか、ヴォックス自身にも分からない。しかしこの時代で、大切な仲間の一人であり恋い慕うアイクが同じくDomであると知り、ヴォックスはあっさりとそのDom性を手放すことにしたのだった。紆余曲折あってアイクと番になることができた今、それは英断だったと自負している。
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