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    yjumcxh

    @yjumcxh

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    yjumcxh

    MEMOラスベガス行くクリリクの妄想止まらなくなってメモに残してます。全体の流れは考えたけど、文字として延ばすか漫画にするか迷う、、
    「ラスベガスで撮影だ、クリフ」
    ヒッピー撃退後のリックは忙しい。次に撮影を控えているのは悪党のチームがラスベガスの巨大カジノの金庫を狙う強盗映画。11人チームはちょっと多すぎないか?とリックはぼやく。
    「…それと俺のスーツを仕立てるのに何の関係があるんだ?」
    試着室でスーツに身体を押し込められたクリフもぼやいた。息苦しいからとシャツは胸元が開けられ、高級スーツの硬すぎない生地は鍛えられた身体のラインに沿い、ハリウッドスターと並んでも遜色ない色気を振り撒いている。クリフの気怠げな雰囲気が男っぷりを助長していた。
    「俺には上等すぎる」
    「上等だと思うならキチッと着ろよ」
    目にうるさいくらいの色気がましになればとリックはクリフのボタンを閉めてやる。クリフは大人しくボタンを操る手を見守った。ちまちま動く丸い指先を見下ろして、まるで新婚みたいだなと浮かれた感想を抱く。リックはリックで渋面を作りながらも、第一ボタンまで留めてネクタイを締めさせたらハンサムどころじゃないんじゃないか?と考えていた。
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    yjumcxh

    MEMO去年の10月くらい…?結構前に書いてたメモです。クリ→リク またク視点。幻肢痛に呻く男がバーにいた。失くなったはずの足が痛いと、ひとりで酒を飲みながら喚いている。戦地でも、戦地から帰ってもよく見る光景だ。帰還した兵士はそのほとんどが体にも心にも痛みを抱えている。
    俺は呻く声を聞きながらブラッディメアリーを舐め、自分の傷まみれの体を思い浮かべた。俺の右脚にはでかい裂傷がある。戦場で、隣のやつが地雷を踏んで吹っ飛んだときに貰った傷だ。跡はあるが痛みも無ければ機能に問題もない。ただ、一歩間違えばこの脚は失くなっていたかもしれない。かなり酷い怪我だったから痛みもそれなりにあった筈だ。
    だが思い出せない。これはどのくらいで治ったんだか?はたして俺は、身体の一部が無くなったら痛みを感じるのだろうか?
    いつの間にかバーの男の呻き声には鼻を啜る音が混ざっていた。答えの無い事を考えるのは不毛だ。俺は思考を止め、酒を舐めた。

    イタリアから帰る飛行機でブラッディメアリーを飲み下すと同時に、そんなことも考えてたっけ、と思い出した。ブラッディメアリーの味が呼び水となり昔の記憶が思い出されたのだろう。気流の振動で揺れる赤い水面を見つめた。リックの隣で飲んだブラッディメアリーでこれを 760