Recent Search

    すすき

    ブラカイ(カ受)/カプ無

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 76

    すすき

    DOODLE囚人のブラッドリーと刑事のカイン♀のブラカイ♀
    よくわからん現パロっぽい話
    カインが警察官だけどパラロイじゃないです。
    よくある感じの、捜査のために犯罪者に協力を求める警察みたいな図式。
    こういうのって浪漫じゃん……???
    一回やってみたかったんよ……
    扉を開いて中に入る。意外に普通なんだな、とカインはそう思ってしまった。
    相手の希望に沿って設けられた面会場所は、小さな会議室のようだった。ブラインドのかかる窓からは、外からの太陽の光が差し込んでいる。白い壁にストライプ模様が出来上がっていた。
    飾り気のない机と、パイプ椅子が二脚。部屋にある物はそれだけだった。それでも殺風景に見えないのは、目の前に座る男のせいだろう。
    ブラッドリー・ベイン。
    世紀の大悪党とも言われた犯罪者。顔の傷はある犯罪シンジケートを一人で潰した時に負ったものだとか、さる国の国宝をも盗んでみせただとか。本当か嘘か分からない噂はよく耳にするが、今重要なのはそんな不確かなものじゃない。
    警察を長年出し抜いて逃げおおせていたその頭脳と、裏の事なら知らぬものはないと言うその情報網。男と持つその力を、正義の為に使って貰わなくてはならなかった。
    1863

    すすき

    DOODLE妖パロのブラカイ。
    イベ前の妄想です。

    完全に私だけが楽しい設定を詰め込みました
    口元に手の甲を当てられた。前触れのない仕草に目を丸くする。手を避けながらどうしたんだとカインが問えば、目の前の紅の瞳が呆れたように細くなった。
    「自覚はあんだろ」
    最近へばりすぎだとブラッドリーがため息を吐いた。そう言われると小さくなるしかない。最近は鍛錬に力が入りすぎて妖力が尽き、妖狐としての姿を保てなくなったのは一度や二度じゃなかった。その度にカインを迎えに来てくれるのは、いつもブラッドリーだった。一番はやく飛べるからだと言うけれど、そこにカインへの心配があるのはわかるから申し訳なくて、くすぐったい。ごめんと謝れば、再び口元に手の甲が現れた。
    「そう言うなら行動で示せ」
    「行動って」
    差し出された手に視線を落とす。天狗族にだけ刻まれる紋章が浮かぶ甲は、いつも通りにそこにあった。怪我をしているから治療しろということかと思ったが、そういう訳でもないらしい。何か渡すという事なら手の平を上にするだろうし、ブラッドリーの求めるものがとんと見当がつかずに首を傾げてしまった。ちらりと顔を見上げれば、知らねえのかと面倒そうに髪を掻く。
    2147

    すすき

    DOODLE魔法舎ブラカイ。
    最近めちゃくちゃ多忙なカインのことを賢者とブラッドリーが話してるだけ。

    「何かちょっとやばい気がするから、ブラッドリーちゃんあとよろしく!」
    「オズちゃんも気にしてたから早めにね!」
    どうぞ、と紙を差し出され、ブラッドリーは眉間に皺を寄せた。その表情に、あれと賢者が首を傾げる。
    「ブラッドリーが頼んだって聞いたんですけど…」
    「んなもん頼んでねえよ」
    ここ最近ブラッドリーが頼んだものと言えばフライドチキンぐらいなものである。それに賢者に何か頼むのならこんな回りくどいことはしない。必要ないと言い換えてもいい。
    つまり、賢者に嘘を吹き込んでこの紙を用意させた者がいる。
    「誰に言われた?」
    問いかければ、賢者も何かを察したのか途端に視線が泳ぎだす。その顔を見れば自ずと答えはわかる。案の定小さく呟かれた双子の名に、ため息を吐いた。
    「いいように遊ばれてんじゃねえぞ」
    「うう、すみません…」
    項垂れて小さくなった賢者の手から、紙を抜き取る。懲りずに双子に遊ばれた賢者に呆れはするが、それはそれとして何が書かれているかが気になった。あの二人がわざわざブラッドリーの名前を出してまで頼んだというのも引っかかる。
    1259