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    いじめ

    まめだぬき

    ไว้ทุกข์※年齢操作、同棲、暴力表現注意
    よその劇団でいじめられる司くんの話です。
    年齢操作、及び今回は暴力表現が含まれるので、苦手な方はご注意ください。
    可哀想な司の話 3まだまだこれから、と笑っていた彼の言葉の意味が、今なら分かる。
    結局彼は向こう側の人間で、団員たちは互いに連絡を取り合いながら司を弄んでいたのだ。例えば、この日に司の財布から金を盗むと予め決めておけば、彼が目の前で財布を取り返すことによって、司の中で“悪い役者たちから財布を取り返してくれた良い人”に昇格することができる。優しさに飢えていた司の信頼を得て自分に依存させるのなんて、朝飯前だった筈だ。現に司は彼を信頼しきって寄り掛かりすぎたせいで、突然支えを失って思い切り転んだのだから。簡単に立ち上がれる訳がなかった。
    ビリビリと痛む舌に気付かないフリをして、稽古に参加する。今までよりも団員たちが怖く見えて、動揺からか台詞を飛ばしてしまうことが増えた。その度に周りから罵声を浴びせられ、飛ばした台詞の個数と同じ数だけ殴られる。痛みや屈辱感に涙を零すと、動画を撮られながら囃し立てられる。失敗したくない、失敗できないと思えば思うほど、出てくる筈の台詞が喉に詰まって代わりに痣が増えていく。正直限界だった。
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    まめだぬき

    ไว้ทุกข์※年齢操作、同棲、暴力表現注意
    よその劇団でいじめられる司くんの話です。
    年齢操作、及び今回は暴力表現が含まれるので、苦手な方はご注意ください。
    可哀想な司の話 2呼び出し音を鳴らし続けるスマホを耳から離し、類は通話終了のボタンをタップした。司が類からの電話に出ないなんて珍しいが、確か日本時間だと夜中の11時を過ぎていたと思うし、疲れて寝てしまったのかもしれない。

    「でもさっきまで起きていたのに……」

    少し不満に感じながらも、仕方ないかと割り切る。後でメッセージを送ればいいやと小さくため息をついた。
    類は2、3日に一度、必ず司に電話をしていた。単純に司の声を聞きたかったし、勉強のためとはいえやはり一人ぼっちで海外に来るのはいささか寂しくもあったのだ。司から連絡してくることはほとんど無かったので、いつも類からメッセージを送ったり電話をかけたりしていた。
    ついさっき、今現在お世話になっている劇団の座長から、再来週は色々なショーを観に行こうと半ば強引に誘われた。確かに、他のショーを観た方が学べることは増えるし、座長の顔の広さもあってか舞台裏にも入れてもらえるらしい。その話を類が断る筈がなかった。
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