お題
だいだ
PASTもぶりつオンリーお題「図書室」「こっちじゃないかな?兄さん。」
律は兄の茂夫の前を歩きながら小声で言った。ここは塩中の図書室。今日はあまり人はいないが大声を出すのは禁止されている。放課後廊下で偶然遭った茂夫と律は茂夫が宿題に使う資料を借りたいというので連れだって図書室に来ていた。大きめの本が書架に並んでいる一番奥の通路に二人は入っていった。
「ありがとう律。こんな奥にあるんじゃ僕一人だと見付けるの大変だったよ。」
「大した事ないよ。僕も用事あったし。」
一番下の棚にある目的の本を取ろうと茂夫がしゃがむと律もその隣にピタリと張り付くようにしゃがむ。茂夫がどうしたのかと律の方に顔を向けると額がぶつかりそうな距離に律の顔があり…驚く間もなくそのまま頬に手を添えられ口付けられた。
1022律は兄の茂夫の前を歩きながら小声で言った。ここは塩中の図書室。今日はあまり人はいないが大声を出すのは禁止されている。放課後廊下で偶然遭った茂夫と律は茂夫が宿題に使う資料を借りたいというので連れだって図書室に来ていた。大きめの本が書架に並んでいる一番奥の通路に二人は入っていった。
「ありがとう律。こんな奥にあるんじゃ僕一人だと見付けるの大変だったよ。」
「大した事ないよ。僕も用事あったし。」
一番下の棚にある目的の本を取ろうと茂夫がしゃがむと律もその隣にピタリと張り付くようにしゃがむ。茂夫がどうしたのかと律の方に顔を向けると額がぶつかりそうな距離に律の顔があり…驚く間もなくそのまま頬に手を添えられ口付けられた。
だいだ
PASTもぶりつオンリーお題「影帽子」「手をつなぐ」それはある日の公園でのこと。
「おにーちゃん、みてて!おにーちゃんはうごかないでね。ぼくのてをこうすると…」
そう言いながら律は茂夫に手を近付ける。そおっと慎重に、けっして触れないように。
「ほら!くっついた!」
律の影が茂夫の影に重なりそうになる直前、律の影がにょーんと伸びて茂夫の影と繋がる。実験が大成功した律はけらけらと笑った。
「うわぁ!りつすごいね!これ、りつのちょうのうりょく?」
茂夫は夢中になって手をパタパタさせて影を離したり近付けたりしてる弟に話しかけた。
「う〜んわかんない。ちがうとおもう。ぼくてをのばしただけだし…。」
そう言いながら律は自分の手を見つめた。その顔はさっきまでの笑顔が消え、前髪の影が幼い顔を覆い悲しげに見えた。
984「おにーちゃん、みてて!おにーちゃんはうごかないでね。ぼくのてをこうすると…」
そう言いながら律は茂夫に手を近付ける。そおっと慎重に、けっして触れないように。
「ほら!くっついた!」
律の影が茂夫の影に重なりそうになる直前、律の影がにょーんと伸びて茂夫の影と繋がる。実験が大成功した律はけらけらと笑った。
「うわぁ!りつすごいね!これ、りつのちょうのうりょく?」
茂夫は夢中になって手をパタパタさせて影を離したり近付けたりしてる弟に話しかけた。
「う〜んわかんない。ちがうとおもう。ぼくてをのばしただけだし…。」
そう言いながら律は自分の手を見つめた。その顔はさっきまでの笑顔が消え、前髪の影が幼い顔を覆い悲しげに見えた。
shiomusubee_sub
DOODLE【性転換注意】お題箱で「ルのタイツが破けるのも見てみたいです」と言って下さった方へ。女装もにょたもOKとのことでしたのでにょたにさせていただきました&メイドの日に便乗しました。手が滑ってジェおねえさんの方がイラストの大半を占めてしまって大変申し訳ないです…。
YmLiBItnyo12595
DONE『デスコミュニケーション・カンバセーション』――きっと『あなた』が、隣に居るからだ。
現パロな鍾魈。先生と生徒な二人の話。
・注意事項
現パロ(パラレル/並行世界)なので苦手な方はご注意ください。
鍾魈版週ドロライ企画に投稿したものです。
第14回お題【③大人と子ども】
■表紙は「装丁カフェ様」を利用させて頂きました。
(https://pirirara.com/) 6
shichika7532
DONE # 男主と刀のお題企画 より審神者×鶴丸でした。お題「子供みたい」「振り回す」
「あー鶴丸、ちょうどよかった。これ実家から届いたんだが、中身の整理手伝ってほしいんだわ」
言われて顔を上げた先、示されたのはいくつかの段ボール箱だった。
「どうしたんだいこれ、どこから?」
「俺の実家から……ってこら、もう宛名シールは剥がしてあるっつの。探るなら中身にしてくれ中身に」
「つまらんなあ……そこはうっかり真名を明かす流れだっただろうに」
「どんな流れだよ。そもそも一度政府の方に届くんだから、そっちで処理されてるに決まってるだろ」
相変わらずだなあお前も、と肩をすくめつつ、主が俺の前に置いたのは「おもちゃ類」と書かれた箱だ。聞けば実家で大掃除をしたらしく、行き場のなくなった主の私物が全て送られてきたらしい。
1556言われて顔を上げた先、示されたのはいくつかの段ボール箱だった。
「どうしたんだいこれ、どこから?」
「俺の実家から……ってこら、もう宛名シールは剥がしてあるっつの。探るなら中身にしてくれ中身に」
「つまらんなあ……そこはうっかり真名を明かす流れだっただろうに」
「どんな流れだよ。そもそも一度政府の方に届くんだから、そっちで処理されてるに決まってるだろ」
相変わらずだなあお前も、と肩をすくめつつ、主が俺の前に置いたのは「おもちゃ類」と書かれた箱だ。聞けば実家で大掃除をしたらしく、行き場のなくなった主の私物が全て送られてきたらしい。
gunjouirohagin
DONE2024年5月8日にはぴレにて行われた土銀の日直前!土銀大喜利大会!でリスナーの皆様からお寄せいただいた大喜利回答を纏めました。今年のお題は『あいつら付き合い始めたな どうしてわかった?』でした!沢山のご投稿ありがとうございました!とても楽しい時間になりました!土銀最高です!!そして土銀の日おめでとうございます!!!はぴはぴhgレィディオ[2024土銀の日大喜利纏め]「あぁ、こいつら付き合い始めたな」
どうしてわかった?
『居酒屋で一人で飲んでる銀さんが、お代を真選組の副長さんに全部ツケるようになった。そういう日の銀さんはだいたい誰かを店で待ってるような……?』
「あぁ、こいつら付き合い始めたな」
どうしてわかった?
『万事屋に依頼の電話を掛けたら銀さんが出て、「はーい、ひじかt......」とと言いかけたから』 「あぁ、こいつら付き合い始めたな」
どうしてわかった?
『副長に見合い話が入るたびにちょっと元気のない銀時が見かけられるようになったから
そのあと大体副長は姿を消している』
「あぁ、こいつら付き合い始めたな」
どうしてわかった?
『一家族一つと書いてある特売商品を土方と銀時で一つしか買っていなかったから』
5415どうしてわかった?
『居酒屋で一人で飲んでる銀さんが、お代を真選組の副長さんに全部ツケるようになった。そういう日の銀さんはだいたい誰かを店で待ってるような……?』
「あぁ、こいつら付き合い始めたな」
どうしてわかった?
『万事屋に依頼の電話を掛けたら銀さんが出て、「はーい、ひじかt......」とと言いかけたから』 「あぁ、こいつら付き合い始めたな」
どうしてわかった?
『副長に見合い話が入るたびにちょっと元気のない銀時が見かけられるようになったから
そのあと大体副長は姿を消している』
「あぁ、こいつら付き合い始めたな」
どうしてわかった?
『一家族一つと書いてある特売商品を土方と銀時で一つしか買っていなかったから』
gunjouirohagin
DONE2024年2月14日に放送したはぴはぴhgレィディオバレンタイン企画土銀大喜利大会で皆様からお寄せいただいた大喜利回答をまとめました!今回お題が二つ、土方視点銀時視点とそれぞれあります。土銀らしいバレンタインの一コマの数々、とてもハッピーな時間をありがとうございました!ビバ土銀!はぴはぴhgレイディオ[2024VD土銀大喜利回答纏め]銀時からチョコを貰ったのに嬉しくなさそう。
どうして?
『「お前…コレさっきザキに貰ってたやつじゃねェか…?」(地を這うような声)』
銀時からチョコを貰ったのに嬉しくなさそう。
どうして?
『「真選組は今、近藤さんがもらえなかった時に備えて受け取り禁止令が出てんだ…!!」(めっちゃ悔しそうに言ってます)』
銀時からチョコを貰ったのに嬉しくなさそう。
どうして?
『「バレンタインなんてなァ、よその国のアレだ、行事だろうが…んな女々しいモン寄越すんじゃねェ」
と渋い表情で苦々しく言いつつさっさと受け取って(奪い取って)懐に入れてる土方さんは定番です。』
土方からチョコを貰ったのに嬉しく
なさそう。どうして?
2647どうして?
『「お前…コレさっきザキに貰ってたやつじゃねェか…?」(地を這うような声)』
銀時からチョコを貰ったのに嬉しくなさそう。
どうして?
『「真選組は今、近藤さんがもらえなかった時に備えて受け取り禁止令が出てんだ…!!」(めっちゃ悔しそうに言ってます)』
銀時からチョコを貰ったのに嬉しくなさそう。
どうして?
『「バレンタインなんてなァ、よその国のアレだ、行事だろうが…んな女々しいモン寄越すんじゃねェ」
と渋い表情で苦々しく言いつつさっさと受け取って(奪い取って)懐に入れてる土方さんは定番です。』
土方からチョコを貰ったのに嬉しく
なさそう。どうして?
JIRO52274304
DONE #鍛冶屋師弟お題初開催おめでとうございます!
これから毎月の開催を読者としても参加者としても楽しみにしております😆
「はじまり」で参加させて頂きます!ほんのり「こども」もいれてみました。
初めての参加なので純度高めの鍛冶屋師弟カプなしで、森の工房の一幕を。
はじまりランカークス村からしばらく歩いた森の奥に1軒の鍛冶工房がある。
知る人ぞ知るその工房では良質な武具が造られていることを知っている人間はあまりいない。どちらかと言えばランカークス村の武器屋にはいい武器があるという事で知られている。
本日も鉄を打つ音が工房から森に響いている。
工房には2人の職人がおり、一人は魔族の男で一人は人間の青年だ。
2人は師弟関係で、今は弟子である人間の青年が工房を切り盛りしていた。師である魔族の男は腕を壊して鍛冶が叶わない為だった。
熱心に教えを請いながら修行に打ち込む青年は元勇者。
「それにしても不思議です」
「何がだ?」
「今ここで先生に師事していることも、鍛冶師を生業にしていることも」
1760知る人ぞ知るその工房では良質な武具が造られていることを知っている人間はあまりいない。どちらかと言えばランカークス村の武器屋にはいい武器があるという事で知られている。
本日も鉄を打つ音が工房から森に響いている。
工房には2人の職人がおり、一人は魔族の男で一人は人間の青年だ。
2人は師弟関係で、今は弟子である人間の青年が工房を切り盛りしていた。師である魔族の男は腕を壊して鍛冶が叶わない為だった。
熱心に教えを請いながら修行に打ち込む青年は元勇者。
「それにしても不思議です」
「何がだ?」
「今ここで先生に師事していることも、鍛冶師を生業にしていることも」