Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    かくれんぼ

    前世に失望

    MOURNINGひとりかくれんぼ ボツ
    中途半端で場面がよく変わる
    一人かくれんぼ 数時間前、山の中にあった祠を開けて、そこに置いてあった箱を無意識に開けてしまった。中には宝玉が入っていたみたいで、それを探せと猫又であるカイザーというこの祠の管理者?猫又だから管理猫?に言われた。なんでも町を滅ぼせるぐらいなヤバイ代物らしく、俺のせいで世界崩壊なんてそんなものは嫌なので散らばった宝玉を回収することに決めた。
    まあ、これから夏休みだし、学校生活と共にしなくて良かったのは安心した。テストや授業等できっとそれどころじゃないだろうと目に見えている。きっと俺の夏休みが潰れてしまうことは、なんとかなるだろうと思っていたが、すぐに終わると思っていた。そう軽い気持ちで考えていた。
    家になぜか、カイザーもついてくることになった。どうやら1人じゃ無理だとこれが本当の疲れた人 一人暮らしでよかったら と思う 何かと一緒に暮らしていたら 説明するの面倒だ と思って 特に何か気にすることもなく家へと帰宅した 扉を開けようとした瞬間に 何かが落ちてきた ぬいぐるみみたいなものだった それも クマ こんなもの 持ってた記憶がない 不審に思ってそれを手に持ち上げた すると後ろからカイザーが声をかけてきた。今まで一人暮らしをしてきたので、話しかけられるのには慣れてないからびびる。
    1956

    sheep_lumei

    MOURNINGお題箱の「サンポが怪我したor体調悪そうな時に助けてくれる星ちゃんがみたいです」を消化しようと思って試行錯誤してた時にボツにしちゃった、持ちつ持たれつなサン星です

    サブイベント(かくれんぼのくだり)のネタバレを盛大に含む
    貸し借り精算はお早めにゆらゆらと、思考が揺れる。
    身体がだるくて重たくて、上手く頭が回ってくれない。

    「……、……?」

    誰かの声がするのに、目を開けることも出来なければ指の一つも動かすことが出来なくて、それはまだ起きたくないとごねる朝の感覚に似ていた。

    額に手のひらが触れる。自分の掌よりもずっと大きくてひんやりとした掌が、体温を確かめるように数秒置かれた後に離れていった。この掌の主を自分は知っている。薄っすらと目を開くと毛先がぼんやりと白く染まった青色の髪が見えて、ああ、と息が漏れた。星の目の前でどうしたものかと溜息を吐いている相手は、サンポ・コースキその人に他ならない。

    「……さ、」

    声が上手く出ないまま名前を呼ぶも、此方の意識が微かに残っている事に気付いていないらしいサンポの腕がそっと星を抱き上げた。薄暗い通路から、街灯のある通りへ。行先はナターシャの診療所だろうか。抱きかかえられたまま進んでいるせいで震動が眠気を誘う。薄っすらと開いた目の隙間からサンポの横顔を捉えて、次の瞬間、星はゆったりと意識を飛ばした。
    2654