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    かずき

    しがない物書き

    SKIP BEATサカズキ大将と、その彼女の🌻ちゃんのお話。帰宅を告げても、いつものように🌻がパタパタと駆けてくるスリッパの音が聞こえない。靴はあるのに…。首を傾げつつリビングに行くと小さな子犬と幸せそうに眠る🌻の姿があった。ほっとしたのも束の間、湧き上がってきた感情にムッと顔をしかめながら、風邪をひかないようにそっと毛布を掛ける。気配に気がついたらしい子犬がモゾモゾと動くと、つられて🌻も起きてしまった。「あっ、おかえりなさい(´-`).。o」「………ただい、ま、いろいろゆぅて聞きたいことがあるが、先にしかえてくる」と言ってリビングを後にしたサカズキは、🌻が寝ぼけ眼を擦りつつ不安げな表情を浮かべていたのを知らないー

    ムスッとしたサカズキとモジモジしてる🌻、無邪気に🌻の手に甘噛みする子犬がリビングに集まった中、最初におずおずと口が開いたのは他でもない🌻だった。
    「…子犬を拾い、ました……飼ってもいい、ですか?」私が聞いてもやっぱりムスッと腕組みをしてうんともすんとも言わないサカズキさん。これはダメか、と目を伏せた時「…餌は?」と相変わらずムスッとしたまま低く小さな声でサカズキさんが聞いた。私が?って顔をすると「…ケージは?トイレは 1446

    雑多置き場

    MOURNING前に呟いた不思議の国のカズキのぱっと思い付いたとこだけ。アリス本編を知らないのでま~~じの幻覚の幻覚です。ほぼ会話。世界観謎~不思議の国ですね(丸投げ)「この世界では、ルールを破った者は世界に殺される。文字通り、人ではなくなるんだ」
    「人じゃなくなる?」
    「ここにくるまでに会わなかったか? 異形の化け物に」
    「いた。あれは元は人なのか」
    「そうだ。世界の定めたルールを破り、己の欲だけの塊に堕ちた、人だったモノだ」
    「じゃあなんでそれを教えないんだ? みんなで気を付ければいいんじゃないか?」
    「ダメだ!!」
     女王が机を叩く。
    「考えてみろ、ルールを破れば人ではなくなる。それを教えたとして、最初はみんなルールを守って暮らしていけるだろう。しかし、人間は弱い。誰かがふとした拍子に、隣人がルールを破った瞬間を想像してしまった時。恐怖に駆られ、隣人を害してしまった時。爆発的な感染力で不安は増長するだろう。血を血で洗う争いがはじまる!! そうなればこの世界は地獄だ!! ルールなんて、あってないようなモノになり、人が、人でありながら獣になる…!!」
    「…だから、お前は『ルールを破れば死刑』なんてルールで縛るのか」
    「……そうだ」
    「ひとりで悪者になって、あいつがいるからなんて言われようとするのか」
    「無差別な疑いより、たった一人に集まる怒りのほう 1237