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    にゃんこ

    イズ@sura

    MAIKING葬炎「にゃんこ風邪」のかきかけ……2月22日用に書いていたのにもう3月ああああああ

    猫耳尻尾が生えた葬炎のピュアなラブいちゃを目指したはずが、文を書き直すたびにどんどんエロ導入にしか感じられなくなっていく不思議……
    これは、葬さんが炎くんへ猫っぽいにゃんにゃんするためにと付けた先生役が、ノリノリなドクターなのが悪かったのかもしれない……と、今思いました
    葬炎「にゃんこ風邪」




     ドアの開く電子音が鳴り、手に書類を携えた一人のサンクタ人が姿を現した。
    執務室で一人、机に向かっていたドクターは顔を上げる。

    「ドクター。おはようございます」
    「ああ、おはよう。イグゼキュター……それが例の?」
    「はい、そうです」

     昨夜、作戦任務から帰還した秘書であるこの男から、任務後にとある問題が発生したとの一報は受けていた。その件で今朝は医療部に立ち寄ってから執務室へ来るとも聞いている。 

     発生した問題を知っていたドクターだったが、思わず彼の身体を上から下までまじまじと見つめてしまった。
     すっと背筋を伸ばして無表情に立つその姿だけを見れば、いつもと変わらないように見える。
     ———彼の頭と尾てい骨に発生した二つの異変がなければ。

    「私が秘書業務から外れている間に、何か問題はありましたか?」
    「こちらは大丈夫だったよ。ありがとう。それより、私は君の方が気になって仕方がないんだが……どうしたんだい、それは?」

     平常通り接してくるイグゼキュターに、ドクターはそわそわしながら尋ねる。
     ドクターは、イグゼキュターの頭上でピクピクと動く三角形 1957

    きたまお

    TRAININGエルリワンライのお題「にゃんこ」で無理やり急いででっちあげ。「ひょっとしてリヴァイは猫なのかもしれない」
     エルヴィンがそう言いだしたのは、夜が明ける直前のことだった。団長がすでに何徹目なのかモブリットは知らない。モブリットは幸いにして、まだ二徹目だ。一昨日の朝、ハンジの実験につきあっていたら爆発が起きて、その破片が頭にぶつかって気絶した。
     その、数時間の安らかな眠りを提供してくれた直属の上司は、立ちあがって頭のてっぺんから奇声を発した。
    「いいねいいね! そうかもしれないよ、あれ実に猫っぽいじゃない。絶対、犬じゃない。あれは猫だよ、猫!」
     ハンジもたぶんエルヴィンに負けず劣らず寝ていないはずだ。この人たちの体力にはほんとついて行けないし、まったくついていきたくないとモブリットは常々思っている。
    「ハンジもそう思うだろう。まず、身のこなしが異様に軽い」
    「わかる。今度さ、立体機動装置着けないで屋上から突き落としてみようよ。どこから落としても、ちゃんと足から着地すると思うよ!」
    「分隊長、人殺しはやめてください!」
     この人は本当にやりかねないから怖い。それに、リヴァイにそんないたずらをしかけようとしたら、落とそうとした側が危険だと思うのだ。 1666