アッシュ
yuki_yume0222
PROGRESS僕のお人形私は所詮、ローべ伯の愛人の子供だった。
帝国で歌姫だった母が父の目に留まり、愛し合った結果が私だとよく父が私に言っていた。父の愛した金糸の髪と琥珀色の瞳を受け継いだ私は寵愛を一心に受けていた。
父の正妻やその子供達である義理姉達はその事をよく思っていなかった。
「お父様はあの淫売りの子供を寵愛しているだなんて、きっといつか痛い目を見ますよ。」
それが、義理の母の姉達への躾の言葉だった。私は傷つく暇もなくまたか、と思った。
私はどうして見た目も声も母親にばかり似てしまったのだろう。父に似ればもっと義理の母親や姉達も私を大事にしてくれたのだろうか。私のお父様である人だって私がそんな扱いを受けているのを知っていて、この屋敷に置くなんて酷いな、何て思った事もあったけれど、何も生き甲斐がない虚無な父を私が救っているのですよ、と躾役のコルネリアは言っていたっけ。
658帝国で歌姫だった母が父の目に留まり、愛し合った結果が私だとよく父が私に言っていた。父の愛した金糸の髪と琥珀色の瞳を受け継いだ私は寵愛を一心に受けていた。
父の正妻やその子供達である義理姉達はその事をよく思っていなかった。
「お父様はあの淫売りの子供を寵愛しているだなんて、きっといつか痛い目を見ますよ。」
それが、義理の母の姉達への躾の言葉だった。私は傷つく暇もなくまたか、と思った。
私はどうして見た目も声も母親にばかり似てしまったのだろう。父に似ればもっと義理の母親や姉達も私を大事にしてくれたのだろうか。私のお父様である人だって私がそんな扱いを受けているのを知っていて、この屋敷に置くなんて酷いな、何て思った事もあったけれど、何も生き甲斐がない虚無な父を私が救っているのですよ、と躾役のコルネリアは言っていたっけ。
yuki_yume0222
PASTよこがお講義が終わり、夕陽が傾いていく時間帯。寮に着くまで、同じ青獅子の学級の学友であるアッシュと一緒に帰っているところに、少し悲しそうな顔をした彼が口篭りながら、沈黙を破った。
「ねぇ、さっきはイグナーツと何を話していたの。」
私は彼がどうしてそんな悲しそうな顔をしているか分からない。なにかイグナーツとの会話で彼を不快にさせてしまったのだろうか。
少し、気が重いけれど私も沈黙を破る。
「彼の描いた絵を見せてもらっていたの。」
それだけを答えると、アッシュは悲しそうな顔から少し苛立ちを覚えたような複雑な表情をしていた。ガルグ=マクでは寮に住むといった形になるっているが、実家ではほとんど屋敷の自分の部屋にこもりきりで、同い年の友人と話すのがとても楽しいことだと知ってしまって、彼はその事があまり気に入っていないようだった。アッシュは私の弱々しい返事に対して思い切ったように言葉を紡いだ。
861「ねぇ、さっきはイグナーツと何を話していたの。」
私は彼がどうしてそんな悲しそうな顔をしているか分からない。なにかイグナーツとの会話で彼を不快にさせてしまったのだろうか。
少し、気が重いけれど私も沈黙を破る。
「彼の描いた絵を見せてもらっていたの。」
それだけを答えると、アッシュは悲しそうな顔から少し苛立ちを覚えたような複雑な表情をしていた。ガルグ=マクでは寮に住むといった形になるっているが、実家ではほとんど屋敷の自分の部屋にこもりきりで、同い年の友人と話すのがとても楽しいことだと知ってしまって、彼はその事があまり気に入っていないようだった。アッシュは私の弱々しい返事に対して思い切ったように言葉を紡いだ。
ゆきすずめと目玉
MOURNINGアッシュちゃんのやつの続き。ここで手が止まった言い訳をさせてくれ、アッシュちゃんたちを書く時だけなぜかこの絵柄に戻ってくるんだ。あと服の質感ができないんだ。今年の春までにはなんとかしtshiki1215
DOODLE・アシュルク描きたい!!!!・たくさんのルークをはべらすアッシュが見たい!!
・ルークいっぱい書くならVS時のカラバリor原作仮カラーを入れたい!!
自分の幻覚を詰め込みました
イメージ的にはVS世界線です
2枚目は私の戯言付きです(※ToVSのネタバレ有ります)
2023/1/11 2
シアン
DOODLE@nononon_r(のんRさん)のユリアシュ同人誌「ゆめにおもう」の感想を書こうとしたらインスパイアして小話を書いてしまったもの。夢が紅花√で、アッシュくんが死にます。
X JAPANの「紅」聴きながら。
紅色の悪夢王都が燃えている。
数えるくらいしかきた事がなかったがどうもそれが王都であることは確信していた。
この国の王はいなくなった。しかし王がいなくてもここにはたくさんの民が住んでいるのは変わりない。
女帝は王国そのものを滅ぼそうとしているのだ。
赤い炎があちらこちらで噴き出していて出してまるで煉獄のようだ。
また一人、そして二人と敵兵を殺して屍を積んだ。この道を選んで、進んだ。それだけだ。
燃え尽きた建物から煤と灰が髪と顔を黒く汚し、敵を斬ってかかった返り血は服に模様を描いた。
これが終わればどんな未来が待っているのだろう。一般兵に紛れて、その影には懐かしさを覚えた。
「・・・もう十分でしょう。王も、民も、誇りも全て奪ったんだ・・・。これ以上この国から何を奪おうって言うんですか?・・・!」
1541数えるくらいしかきた事がなかったがどうもそれが王都であることは確信していた。
この国の王はいなくなった。しかし王がいなくてもここにはたくさんの民が住んでいるのは変わりない。
女帝は王国そのものを滅ぼそうとしているのだ。
赤い炎があちらこちらで噴き出していて出してまるで煉獄のようだ。
また一人、そして二人と敵兵を殺して屍を積んだ。この道を選んで、進んだ。それだけだ。
燃え尽きた建物から煤と灰が髪と顔を黒く汚し、敵を斬ってかかった返り血は服に模様を描いた。
これが終わればどんな未来が待っているのだろう。一般兵に紛れて、その影には懐かしさを覚えた。
「・・・もう十分でしょう。王も、民も、誇りも全て奪ったんだ・・・。これ以上この国から何を奪おうって言うんですか?・・・!」
men_tsuyu_desu_
SPOILER見ましたー。1P目から笑ってしまったwwX-13ハーフクロスがかっこいい!ショットランサーらしきものもお似合いで、結構好みです。アー君この時点で人口削減しようと思ってるとはとても考えられない感じのノホホン具合がなかなかいい...(?) あと、アッシュのGET!シーンがこんな場面で補完されるとは思わなかったのでちょっと嬉しかったです笑maru
DONE闇病みアンソロ参加させて頂きます😳例の如く描くものわからずこの度闇病猛者数人の方に案頂き何とか大丈夫そうなのだけ提出させてもらいました。この4枚はこれ以上背景諸々描き込み清書出来そうになかったので💦供養。⚠4枚目やや🔞かも?アッシュさんこじさんすあまさんまみむさん素敵闇病みシチュありがとうございました💕(2枚目こじさん以外はどれがどなたかわからずなんですが… 4
shiki1215
DOODLEザレイズ軸で「ルークとアッシュって似てるよな」って言われる度に同じ存在だけど、違う人として認識してるからこそ
「似てる・・・か・・・?」って疑問に思うアッシュ
赤毛喧嘩してくれ
z_ecicicicicici
DOODLEアッシュパイセンテーピングとかある程度応急処置を心得てるアッシュパイセン。
色々無茶振りしまくる反面、自分の発言にきっちり責任を持つタイプなんだなあと。だからこそ自分の行いで被る失敗や災難は自分でなんとかする精神で結構立派。
パーティ好きなのを見ると誰かと騒ぐのは好きそうだし、孤独にならず今の仲間たちに恵まれたのは良かったなあと思う。
102obake
DONE11/6エアブー参加BF漫画です。注意:らんまパロです。女体化ではありませんが、最終回ネタを含みます。
それでも大丈夫な方のみご覧下さい。
最後の歌は知ってる人だけ心の中で歌って下さい。
pass⇒アッシュの誕生日を数字4桁 6
Satsuki
DONEふせった~に投げていたモブシェズ♂+ユーリス&アッシュの散文サルベージ第一弾。「三年目の同窓会」で展示していました。221103「ん? あれは……」
「いてっ、ユーリス、どうしたの?」
前を歩いていたユーリスが急に止まったので、アッシュはその意外にびくともしない肩に体をぶつけると立ち止まった。ひょいと前を覗き込むと、我らが傭兵隊長、シェズその人が裏路地からちょうど出て来るところが見えた。
「シェズじゃないか。でも、何だか様子が……」
二人が様子を見ていると、シェズは後から出てきた人物から何かを受け取ると、手の中のそれを確認した。よくは見えなかったが、恐らく金銭だ。相手は、随分年上の男のようだった。平民にしては整った身なりをしている。この辺りに住む貴族の一人だろうか。いやに親しげな仕草でシェズの体に触れて、下品な笑みを浮かべている。そこで、ユーリスはピンときた。向こうの通りには、連れ込み宿が軒を連ねていたはずだ。逢瀬を楽しむ商人や兵士、街娼を連れ込む傭兵なんかが利用するような、安価で粗末な、狭い空間と寝台を貸すだけの場所。そこからシェズは、年上の男と一緒に出てきた。つまり、それは……
2448「いてっ、ユーリス、どうしたの?」
前を歩いていたユーリスが急に止まったので、アッシュはその意外にびくともしない肩に体をぶつけると立ち止まった。ひょいと前を覗き込むと、我らが傭兵隊長、シェズその人が裏路地からちょうど出て来るところが見えた。
「シェズじゃないか。でも、何だか様子が……」
二人が様子を見ていると、シェズは後から出てきた人物から何かを受け取ると、手の中のそれを確認した。よくは見えなかったが、恐らく金銭だ。相手は、随分年上の男のようだった。平民にしては整った身なりをしている。この辺りに住む貴族の一人だろうか。いやに親しげな仕草でシェズの体に触れて、下品な笑みを浮かべている。そこで、ユーリスはピンときた。向こうの通りには、連れ込み宿が軒を連ねていたはずだ。逢瀬を楽しむ商人や兵士、街娼を連れ込む傭兵なんかが利用するような、安価で粗末な、狭い空間と寝台を貸すだけの場所。そこからシェズは、年上の男と一緒に出てきた。つまり、それは……