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    アンナ

    yuzunohappa

    MOURNINGたんぎゆでおとぎ話、というのを細々書いていたのですが、先が進まないのでできた分だけこちらで供養。でっちあげ異世界ものみたいなもんなので、フィーリングで読んでください。なんで和名そのまま使ってるのかとか突っ込んだら負け(私が)
    元ネタはアラビアンナイト。ハピエンです。
    One and eternal night story その王の暴虐は、近隣諸国に鳴り響いていた。
     かの領国は広く豊かで、また戦も強い。他国に攻め込むことこそまずないものの、攻め込んで領地を削るのに成功した国も数十年なかった。
     だが安定した国ゆえか、領土を治める王はある時から粗暴な振る舞いを見せ始めた。自国の女を攫うように後宮に召し上げ、一度閨を共にすると翌朝には殺してしまうのだ。その遺骸は谷に投げ捨て、遺族の元へ戻ることさえないという。
     その残虐さを自国民はおろか他国の民までが恐れ蔑んだが、強大な軍事力と治世の安定を盾に王は非道を働き続けていた。


     その隣国に、義勇という青年がいた。
     彼は前年に自国で王軍の兵士となったが、以来いくさ働きの機会もなく微禄をただ食むだけの身分である。そんなであるので妻を娶ることもなく、楽しみといえば行きつけの店で好物を食べることくらいだった。
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    猫の助

    INFO此方の作品と、ヘンリックと言う男、プロローグ アリアンナ(タイトルを少女から女性そして…に変更)
    を加筆し1冊に纏めて今回の夏コミC104で新刊発行します。
    ◯アリアンナとアデーラの例のイベントがどうして起こったか?アデーラが潔癖&血の聖女でもちょっとな…と自分なりに考えて見てサラッと書きました。
    テンション上げるために、ガラスの仮面読んでた影響かちょっとノリがそれっぽく見えたらすみません(汗)此方も色々考えて最後の締め部分をぼかしてます。此方のポイピクにはサンプルとして残します。
    妄執たる血の聖女あの日、狩人様から安全なオドン教会へ行くように言われ1日が経った。

    着いた時には人が数人居た事に驚いたが
    希望も有った。

    ここは本当に安全なのだ。
    少なくとも今は。

    ならば血の聖女として皆様に施しと希望を与えなければ行けない。
    幼い頃血の聖女として選ばれたアデーラは
    特殊な血の実験と聖女としての振る舞いを叩き込まれた。
    血の医療の権力が強いこの街では
    血の聖女の振る舞いは街の人間に取って高貴で崇高に映らなければいけない。

    血の聖女に選ばれた事に誇りを持て。
    血に汚されるな。
    おのが痛みや感情等余計なものはもつな。

    ただ街の人間の希望たれ。
    血の医療協会の為に。
    人並みに初恋も有ったが知られてはいけなかった。
    他の聖女候補が恋に落ち人並みの幸せを得ようとしたが、血の秘密を…協会の禁忌が洩れる事を恐れた者達が二人を殺した。
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