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    イオ

    mazetamagohan

    DOODLEフィガロ誕生日おめでとう~~~~~!!!の気持ちで書いたフィ晶♀未満フィ+晶以上みたいな短いお話。
    BDカドスト、ホムボのネタバレあり〼

    BDカドストは誕生日前日(日付変わった瞬間お祝いしよう的なやつ)で、BDカードホムボが誕生日当日だったらなっていう妄想の元に成り立ってます。
    故郷の話を知ってる晶さんはもちろんだけど、あの感じだとレノさんもうっすらなにか察してそうじゃないですか???
    幸せを願う日「はい、どうぞ」
    「ありがとうございます」
     座り慣れないベッドに腰掛けて、フィガロから湯気の立つカップを受け取る。何度か吹き冷ましてから口をつけると、混ざり合うミルクの甘さとコーヒーの苦みが口の中に柔らかく広がった。
    「おいしいです」
    「それは良かった」
     にこりと笑ったフィガロは、机の上に残されたナイトパーティの名残りを片付けている。そしてその指先が、机の隅に置かれたプレゼント――南の魔法使いたちと晶で作った絵本の表紙を優しく撫でた。
    (気に入ってもらえて良かった)
     コーヒーをこくりと一口飲み、絵本に注がれる優しい眼差しに胸の奥が暖かくなった。
     故郷を失った鹿の話。以前パジャマパーティでフィガロが教えてくれたのだと南の魔法使いから伝え聞いた時、晶はそれがただの作り話ではないとすぐに気付いた。あれは、ある人物が実際に体験した、想像しただけで胸が苦しくなるような悲しい過去の話だ。
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    1326/きなりとい

    DONEマチュとニャアンのお泊りSS。CP要素はありません。
    3〜5話までの時間軸を意識してます。
    女子二人のキャッキャした可愛いお話にしようと思ったのですが…無理でした。
    ⚠️追記:8話放送前に書いたお話になります!これはこれとしてお楽しみくださいませ!

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    むらさきの空 鏡が傾くと夜になる。見上げれば、視線の奥に星屑のような光が広がっている。でもあれは星じゃなくて人工の光。
     今日の天気は、終日、晴れ。あらかじめ決められている天気と日照時間。全部が計算されている世界。でも、だからなんだっていうんだ。私はただ、やるべきことを、やるだけ。生きるとは、そんな日々の繰り返しだ。夢や希望なんて、生死の前では、いっきにかすむ。
     視線を前に戻し、日銭を握りしめて、帰宅を急いだ。


     ――ピロリン。
     しかし、踏み出した足がスマートフォンの音に呼び止められた。画面にはマチュのアイコンと、メッセージが表示されている。
    『ニャアン、これから、ひま?』
     ――これから? 
     上に表示されているデジタル時計をちらりと見てから、画面のロックを解除して、両手で文字を打ち込む。
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