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    イフリ

    ちゃぁこ

    DONE10月の最後の合同合宿のとある夜の出来事。
    相手への気持ちにはお互い気づかないふり
    でも未来へ続いたらいいなあと思っているイメージです

    黒大webオンリーで展示していたものです。
    2024/10/21 23:59まではパスワードあり、それ以降はなしにします
    またパスワードなしにすると同時にpixivにも掲載予定です

    追記
    パスワード解除
    またpixivにも公開しました
    見て見ぬふりで遠回り 合宿の良いところは朝起きてから夜寝るまでずっとバレー漬けでいられること。普段はどうしても授業があり、日々の生活がある。進路のことも避けて通れない。でも合宿に参加している間だけはバレーのことだけでいられる。
     最後の春高。そこには因縁の相手。ゴミ捨て場の決戦を誰でもない自分たちの代で。もちろん目指すは頂であるけども。でもキツイ練習の狭間、ふと忍び寄る弱気をなにクソと振り払えるのは叶えたい試合があるからだ。
     10月。最後の合宿。多少涼しくなり始めたとはいえ、一日中汗だくで動き回った身体は休息を求めているはずなのに、黒尾はふと夜中に目を覚ました。神経が高ぶっているのかもしれない。
     明日もたっぷり練習が待ってる。寝なくては。そう思い目を閉じるが、眠気はどうやら黒尾を置いていってしまったようだ。枕元に置いた携帯電話をみると、まだ3時。起床時間までまだ時間がある。仕方ない、こういうときは一度起きてしまおう。トイレにいって、温かい飲み物でも飲んだらどうにかなるだろう。
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