カレー
すずもち
DONEフーデスと閣下DRPGのイワシカレーが元ネタ
フーデスと閣下がイワシカレーを作る話
イワシカレーチャレンジ!一連の騒動に終止符が打たれ、すっかり平和を取り戻した魔界であってもフーカは大いに不満を抱いていた。それは結局この悪夢が覚めなかったことに対してもだが自分の夢だというのに自分の待遇が大きく変わらなかったことに対してである。
「おねえさま~ヴァルっちさんから日給のイワシを貰ってきたデスよ」
ちょっと姿が変わっているが健気で可愛い妹が目の澄んだ新鮮なイワシを携えてやってくる。別にイワシは良い、嫌いじゃ無いしでも。
「あー!もう!なんで世界を救ったのに私の日給がイワシなのよ!?毎日毎日イワシってせめてチョコレートとかにしなさいよね!」
「チョコレートなら良いんデスか?」
フーカはデスコが持って来た艶々としたイワシの尾を摘まみあげると恨めしげに見つめる。そう、結局フーカの待遇はプリニーと大差無いままここまで来てしまったのである。イワシ自体は食べられるが、こうも毎日同じ魚が続くと飽きが来る。せめて高級和牛並みの味になってくれれば……。
4737「おねえさま~ヴァルっちさんから日給のイワシを貰ってきたデスよ」
ちょっと姿が変わっているが健気で可愛い妹が目の澄んだ新鮮なイワシを携えてやってくる。別にイワシは良い、嫌いじゃ無いしでも。
「あー!もう!なんで世界を救ったのに私の日給がイワシなのよ!?毎日毎日イワシってせめてチョコレートとかにしなさいよね!」
「チョコレートなら良いんデスか?」
フーカはデスコが持って来た艶々としたイワシの尾を摘まみあげると恨めしげに見つめる。そう、結局フーカの待遇はプリニーと大差無いままここまで来てしまったのである。イワシ自体は食べられるが、こうも毎日同じ魚が続くと飽きが来る。せめて高級和牛並みの味になってくれれば……。
_2Star1_
DONEマスカレード♠×式典服❤のデュエス※マスカレデュに夢見すぎた
※なんちゃって中世パロ
※イベントと全く関係なし
※オリジナル宗教やオリジナル設定
頭を空っぽにして見てください 7070
saruzoou
DONE「カレーライス」からの続きの話です。春趙のつもりですが、全然関係が進んでいません…。いつまでももだもだしているのが好きなので、お付き合いいただけると幸いです。触れたらわかること1「ゆっくりがいいな」
甘えるように肩口に顔を埋めて、柔らかな声で趙が言ったあの日。
春日はこみあげる様々な感情や情動を必死に抑え込んで、硬いのに柔らかい、不思議で蠱惑的な体から手を離した。
階段を降り、2人揃ってサバイバーに顔を出すと、いつも冷静沈着なマスターがなんで降りてきたと愕然とした顔をしていて、俺だってそう思うよと、ひどく居た堪れなかった。
翌日の夕方近くに恐る恐る帰ってきたナンバには「なんだお前らやってねえのかよ」と一発で見抜かれた上に呆れられ、死ぬほど恥ずかしかった。
どちらの反応にも趙は何を思っているのかわからなかったが、嬉しそうに照れくさそうにヘラヘラと笑っていた。
ナンバが帰って来ないからって何するつもりだったの?と、まるで人が何もわかっていないかのような物言いをされたが、わかっていなかったのは趙の方だろう。
5640甘えるように肩口に顔を埋めて、柔らかな声で趙が言ったあの日。
春日はこみあげる様々な感情や情動を必死に抑え込んで、硬いのに柔らかい、不思議で蠱惑的な体から手を離した。
階段を降り、2人揃ってサバイバーに顔を出すと、いつも冷静沈着なマスターがなんで降りてきたと愕然とした顔をしていて、俺だってそう思うよと、ひどく居た堪れなかった。
翌日の夕方近くに恐る恐る帰ってきたナンバには「なんだお前らやってねえのかよ」と一発で見抜かれた上に呆れられ、死ぬほど恥ずかしかった。
どちらの反応にも趙は何を思っているのかわからなかったが、嬉しそうに照れくさそうにヘラヘラと笑っていた。
ナンバが帰って来ないからって何するつもりだったの?と、まるで人が何もわかっていないかのような物言いをされたが、わかっていなかったのは趙の方だろう。
夏紅 kakure
DOODLE親愛なるおばあちゃんうたプリASカミュ先輩ルート恋愛エンド&メモリアルカレーうどんw
愚民と罵られながら特訓した成果でしょうか?
そんなに時間かからずクリアできました💕
1番はじめにやるルートではないって分かりながらやったけど大変楽しゅうございました🥰
saruzoou
DONE仲間とカレーライスを作って食べる話ですが、カレー7割、春趙3割くらいになりました。「そばにいること」のお話の二人の関係が続いています。
カレーライス「なあ趙、カレーライス作れるか?」
サバイバーへ戻る道中、西日を避けるように春日の少し後ろを歩く趙に、春日はくるりと振り返って唐突に言った。
「カレー?」
サングラスをしていたところで眩しすぎる日差しに目を細めて趙が問い返すと、隣にいたナンバが呆れたような声を出す。
「おい一番、趙は料理人だぜ?そりゃ作れるだろうよ」
「ちげーよ、そんな本格的なカレーの話じゃねえよ」
呆れたように春日がそう言い返すのを聞いて、趙はようやく合点がいった。
「ああ、いわゆる『おうちカレー』ね。市販のルーで作るやつ」
「そう!それだよ!」
嬉しそうに笑う春日の顔を見て、炊飯器を買った日のことを思い出す。
炊飯器と米を買ってサバイバーに戻る道中、春日は家庭の味を知らずに育ったというような話をしていた。その時に、いつか作ってあげるよというような口約束をしたことも思い出す。
7297サバイバーへ戻る道中、西日を避けるように春日の少し後ろを歩く趙に、春日はくるりと振り返って唐突に言った。
「カレー?」
サングラスをしていたところで眩しすぎる日差しに目を細めて趙が問い返すと、隣にいたナンバが呆れたような声を出す。
「おい一番、趙は料理人だぜ?そりゃ作れるだろうよ」
「ちげーよ、そんな本格的なカレーの話じゃねえよ」
呆れたように春日がそう言い返すのを聞いて、趙はようやく合点がいった。
「ああ、いわゆる『おうちカレー』ね。市販のルーで作るやつ」
「そう!それだよ!」
嬉しそうに笑う春日の顔を見て、炊飯器を買った日のことを思い出す。
炊飯器と米を買ってサバイバーに戻る道中、春日は家庭の味を知らずに育ったというような話をしていた。その時に、いつか作ってあげるよというような口約束をしたことも思い出す。
とるてととん
DOODLEライカイです。例のごとく短いです。遊んでるようでお互い余裕がない様子をラさん視点で。
書き終えてからそういえば二年前に似たような話書いてたな〜と思い出しましたが、ポークカレーとチキンカレーと気分で食べ分ける感じで、同じ店のメニューにカレーが二つあっても許すノリでお願いいたします。
https://wavebox.me/wave/dv1ue2gyb34hvr98/ 1764
ねむ💤
DONEのれん7け5「Ofuton」無配SS
夏の終わりに花火をする転生現パロのジャミカリ(記憶有)
「二周目はきみとカレーを」の二人のお話
ジャミル、まだかな。
左手首を捻らせ、二本の針のゆくえに目をやる。長い方は十と十一の間、短い方はちょうど八の辺りで立ち止まっている。待ち合わせの時刻まで二十分。このわくわく、そしてどきどきする時間はカリムにとって、最も時の流れが遅いと感じる瞬間だ。
古ぼけた街灯の心許ないあかりの下で、住み慣れた街の夜に耳を澄ます。
りりりり。りりりり。鈴のような音を奏でる虫の鳴き声、それを攫うように吹く風が揺らす草木が生み出す微かな騒めき。昼夜お構いなしに絶えず聞こえる高速道路を車が行く音は、バンドで例えるならベースの部分だろうか。
そんな心地よいミュージックに加わる今夜だけの特別な音。ちゃぷちゃぷという水音が耳に届く。寄せては返す波。しかしそこに浜辺はなく、あるのはコンクリートの地面と鉄の柵だけだ。都会のど真ん中を横断し、縦断し、時に川と交わりながら、やがて海へと辿り着く巨大な水たまり——運河にカリムはいた。
3898左手首を捻らせ、二本の針のゆくえに目をやる。長い方は十と十一の間、短い方はちょうど八の辺りで立ち止まっている。待ち合わせの時刻まで二十分。このわくわく、そしてどきどきする時間はカリムにとって、最も時の流れが遅いと感じる瞬間だ。
古ぼけた街灯の心許ないあかりの下で、住み慣れた街の夜に耳を澄ます。
りりりり。りりりり。鈴のような音を奏でる虫の鳴き声、それを攫うように吹く風が揺らす草木が生み出す微かな騒めき。昼夜お構いなしに絶えず聞こえる高速道路を車が行く音は、バンドで例えるならベースの部分だろうか。
そんな心地よいミュージックに加わる今夜だけの特別な音。ちゃぷちゃぷという水音が耳に届く。寄せては返す波。しかしそこに浜辺はなく、あるのはコンクリートの地面と鉄の柵だけだ。都会のど真ん中を横断し、縦断し、時に川と交わりながら、やがて海へと辿り着く巨大な水たまり——運河にカリムはいた。