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    サブ

    さじろうろん

    DOODLEメイン台牧サブ台葬 現パロ

    1.文字数
    5000文字

    2.言わせる言葉
    「風邪を引いて目元がうるうるしててちょっと赤らんで弱ってる君が見れると聞いて!」

    3.登場させる小物
    冷たいもの

    4.仕草、行動
    耳打ち、内緒話
    風邪ひいた受けと看病する攻めの話! 恋人が屈強すぎて隙が無いとつねづね思っていましたので今回受け取ったメールを俺はまず三度見してからそれでも真偽がわからず甥っ子に画面を見せた。「これ詐欺かな?」と言って見せると甥っ子は我ながら整った顔をいかにもウワ、めんどくせえのきた、みたいな顔に歪めて(世の女子が見たら泣く)それでも優しい奴なので嫌々見てくれた。
     ソファに隣り合って座り、スマートフォンのメッセージアプリの画面上だと気づくやいなや甥は顔をばっと勢い良く上げて俺の顔をまじまじと見る。
    「これ、ほんとに僕が見ていいもの?」
     眉間に皺が寄っている。こちらがなんなく頷くと、抵抗感を示しながらも再度画面に目を落としていた。
     俺とウルフウッドだけが喋りあっているその画面では、短い一文が交互に投下されているだけなのだが。甥からすればたしかに恋人とやりとりしている部屋というものは、しかもそれが親類のものというのはどうにも目にしていいものではないと思うのかもしれない。
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    明幸(日月)

    DONE(縦)暗影篇サブミッション『御前仕合』の続きをイメージして好きなキャラ同士の手合わせを書いたもの。説明のない独自設定が含まれます。
    忠なし義なし、野心あり 美濃国岐阜城下、鍛錬場。晴天の下、その庭へ織田家の武士たちが集っていた。ひとくちに武士といえど甲冑に身を固め刀槍をたずさえた者、薄い小袖をまとった丸腰の者、上裸で瓢箪の酒をあおる者……と、その姿はさまざまである。
    「さあ、次に仕合いたい者は誰だ」
     板張りの道場から、小柄な男が声を張り上げる。普段は庭との境となっている雨戸が外されており、その声は遮られることなく武士たちの耳へまっすぐに届く。彼の背後、上段の間には畳を敷き胡座あぐらをかく男が一人。
    「信長様へ直に己の活躍を見ていただけるまたとない機会だ! どんどん名乗り出てくれ!」
     ここでは今、御前仕合が行なわれている。織田家当主・信長へ自らの武勇を示すべく各々が腕を競い合う場……ではあるが、それを観戦せんと娯楽気分で参じた者が大半のようで、名だたる将たちが大方仕合を終え去った今、舞台に上がる者を募る藤吉郎の声に、彼らは周囲を見まわし互いに厄介ごとを押しつけ合おうとするばかりであった。
    19784

    明幸(日月)

    DONE(横)暗影篇サブミッション『御前仕合』の続きをイメージして好きなキャラ同士の手合わせを書いたもの。説明のない独自設定が含まれます。
    忠なし義なし、野心あり 美濃国岐阜城下、鍛錬場。晴天の下、その庭へ織田家の武士たちが集っていた。ひとくちに武士といえど甲冑に身を固め刀槍をたずさえた者、薄い小袖をまとった丸腰の者、上裸で瓢箪の酒をあおる者……と、その姿はさまざまである。
    「さあ、次に仕合いたい者は誰だ」
     板張りの道場から、小柄な男が声を張り上げる。普段は庭との境となっている雨戸が外されており、その声は遮られることなく武士たちの耳へまっすぐに届く。彼の背後、上段の間には畳を敷き胡座あぐらをかく男が一人。
    「信長様へ直に己の活躍を見ていただけるまたとない機会だ! どんどん名乗り出てくれ!」
     ここでは今、御前仕合が行なわれている。織田家当主・信長へ自らの武勇を示すべく各々が腕を競い合う場……ではあるが、それを観戦せんと娯楽気分で参じた者が大半のようで、名だたる将たちが大方仕合を終え去った今、舞台に上がる者を募る藤吉郎の声に、彼らは周囲を見まわし互いに厄介ごとを押しつけ合おうとするばかりであった。
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