Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    サボ

    真蔵(ポチ)

    MEMOイベント申し込みをしたからにはきちんと新刊を出さねばならないし、今回こそは序盤に慢心してサボりまくった挙げ句後半に寿命と有休を解き放って帳尻を合わせるような事をせず、人間らしい生活を保ったままで原稿を完成させた~~~い!!
    なのでいつものように、ほぼノープランではあるけれどゴール地点の目標だけはある程度定めておこう…と言う自分用のメモ。
    つまりいつもの、特に読まなくていいやつです。
    ■イベント開催日
    11/23

    ■ざっくり締め切り
    11/5ぐらい

    ■出したいもの
    R18小説本と、もしも時間的な余裕があれば全年齢ギャグ漫画本

    ■小説本について今考えている事
    ・上等兵~少尉IFまでの世界線で、それぞれ別に繋がってはいない独立した話を好きなように何個か書いて、特に何も考えずに全部一冊にまとめると言う、『紙で読める』以外のメリットがどこにもない読み辛さを極めた構成の本(以外にしようがない…)
    ・多分平均2万字ぐらいになるであろうR18要素がある話と、多分平均1万字ぐらいになるであろうR18要素のない話が混在
    ・折角だから(?)pixivへ既に置いてあるやつもしれっと混ぜ込んでしまう予定(一度書いたものに手を加えるのが下手なので、誤字を直すとか以外はそのまま)
    1405

    azisaitsumuri

    CAN’T MAKE学パロ?
    必ずどこかしらの部活に入らなければならない系の校則で、サボれそうだからという理由でびじゅつぶを選ぶ傭と一般部員(?)のリ。
    サボり目的で入った部活だが、最初くらいは一度部室を見ておいても良い。そう思って開いたのは、美術室の扉だ。そこに居たのは、大きな画板に向き合う細い背中だった。画板が美しい絵画なのは歴然として、その部員の姿含めて、作品かと思った光景だった。だもんで。「新入部員の方ですか?」その作品から声がかかって、一拍反応が遅れた。「あ…ああ」部員は筆を止めることも、それどころか振り向く気配も無く続けた。「見たところ、美術部への関心では無く、サボり目的ですね」こちらをちらとも見てないくせに。その言葉の通りで、何も返せなかった。不思議な印象の部員だった。「まあでも何か描いてみては?」せっかくですし。部員が慣れた様子で絵を描く用意をする。その時初めて立ち上がった相手は、描いて居る画板がとても大きなものであるにもかかわらず、その部員自身も随分背が高かった。「さ、どうぞ」準備を終えて仕舞えば、やはり部員は自分の絵に向きながら、お座なりに言った。ただその仕草だけは、舞台の上にこちらを手招くように爪の先迄動かすものだから、やっぱり作品のようだった。惹かれ導かれて、部員の隣に置かれた、まだ真っ白な画板に体を向けて座る。だが顔は部員の方を見た儘だった。画板を埋める
    522