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    シテオク

    int168

    MOURNING漫画のネタは思い付いたら文章で書き残しておくことがあって、これもそうです。なので小説と言うより、後で読み返したときにそれなりにわかればいいやっつうノリのメモみたいな感じです。でもこねくり回してたらどんどん長くなってしまって自分の画力では描けなそ~とか思って温めてたら8年くらい経ってました。一度これをベースにした超雑漫画も描いたんですが、内容はわりと違うものになりました。もったいないので供養です。
    病葉焼けた塔に見回りに行くマツバ。
    塔で冷たくなっているポケモンを見つける。
    「またか…」
    焼けた塔にはよく命が尽きかけた野生のポケモンがやって来てそのまま息絶えることがあった。
    その日見たポケモンには首にスカーフが巻いてあった。
    捨てられたか、逃げてきたか、あるいは。
    マツバはそっと抱き抱えると塔を後にする。

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    「君が好きだ」
    ミナキの突然の告白に面食らうマツバ。
    「君、何を…」
    「驚くのも無理はない。気持ち悪がられるのも承知の上だ。でも私は、君に気持ちを伝えたかったんだよ」
    「ミナキくん、ぼく突然すぎて何て言ったらいいか…」
    微笑んでいるミナキ。
    「マツバ、返事は、」
    「返事は時間をもらっていいかい?少し考えてみたいんだ」
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    g_m_c_s_r

    MAIKING逃避行漫画の描きたい所の一部…書きかけのプロット的な…描けるかな…なんかこういうのが見たくて…でも、1番描きたい所まで辿り着けるのか…パーカーお忍び姿のスレちゃん描きたいのでがんばっぞ…
    場面ぶつ切り、整合性も滅茶苦茶だが、メモ帳に書いてて一度、水星のネタ帳誤操作で全消しした事あるから、こっちにも残しておく……
    フロントの療養地にある総合病院の個室で彼女はずっと眠っている。窓からは作り物の空が、一日の終わりを告げる夕暮れ色に室内を染め上げていた。
    病室のベッドに広がる燃えるような赤髪を、静かに眠る顔を、そこに刻まれた幾重もの赤い筋をほんの一時眺める事だけが俺に許された行為だ。いや、そもそもそれすら許されていないのかもしれない。女が何も言わないのを良い事に彼女が目覚めるまでと言い訳をして俺は“見舞い”を続けていた。夕暮れ色だった空はほんの数分で夜の色が増していた。俺はそっとベッドから離れて病室から立ち去ろうとした。

    「…何ヶ月もずっと眠っている人の顔を見に来て、楽しい、ですか…?」
    「…起きて…いたのか…」
    俺は今どんな顔をしているんだろう。久しぶりに聞いた彼女の声に、心臓を鷲掴みにされたような気持ちになる。
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