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    シュナ

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    DONEハイシュナ 勇士の門出誕生日祝いたいから誕生日教えて


    「ああ、まったく熱心だなあ」
     宿舎の一室に大きなため息が響いた。
    「アメリカでまでエールを届けてくれるほどの熱意は、ありがたいんですけどね」
     頬杖をついて睨むのは、カラフルなパッケージの山々。地元ドイツで見覚えのあるものや、ここアメリカで直接調達されたらしいものまで、腕に抱えきれないほどの数が、メッセージカード付きで彼のポストに届けられた。
     おそらくハイネへの可愛らしいイメージで選ばれたそれらは、装飾のとおりに甘く、胸に残る味なのだろう。熱量に換算すればどれほど自主練に役立つだろうか。剥がされそこなったカロリー表示を眺める実用的でない考えの視線を勘違いしたらしいハイネが、首を振ってまた溜め息を吐く。先程よりもずいぶん深い。
    「一応断っときますけど、オレがねだったんじゃありませんからね」
    「ん?」
    「言ったでしょ、オレ、あまったるいのはそんなに得意じゃないって」
     みんなこのカワイイ顔を見て誤解してるんですよ、などと冗談を言う余裕はあるらしい。とはいえすべて一人で平らげるのだろう。贈られた気持ちは受け止める男だから。
    「手伝うか?」
    「いーですよ 987