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    セメ

    Lope

    DONE「松井江には好いている相手がいるらしい」と小耳に挟んだりいだあが、居ても立ってもいられなくなって、せめて松井くんのファーストキスだけは自分で奪おうと思い立つところから始まるぶぜまつです。甘々です。

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    是非ご利用ください。
    https://goo.gl/forms/R1YISsW68hwCQEdj2
    プリーズ・キス・ミー 愛機が仕舞ってある納屋で、内番着の豊前江が片恋相手を待っている。豊前はそわそわとしながら、外を通る足音が聞こえる度に外をちらりと見てしまう。
     松井江には、どうやら意中の者が居るらしい。他の刀剣男士の談笑で小耳に挟んだ情報に、豊前の心が掻き乱されている。自分を慕う松井の眼差しや言葉が、自分以外の誰かに向けられるのは我慢ならない。豊前は、そう思ってしまう自分の狭量さにも嫌気が差していた。
     今の気持ちのままでは、きっと松井の恋を応援できない。では、どうすれば心から松井のことを応援できるようになるだろうか。それをずっと考えていた豊前は、己の中でようやく答えを出した。
     ふと、豊前の耳が、一人分の足音を聞き取った。聞こえた方を向いた瞬間、豊前の胸が一瞬だけ張り詰めて、そして高鳴りはじめる。
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    雨宮さくら

    MOURNING人狼コスプレどむさぶ世界線迅嵐ハロウィン2021(長い)。
    下書きも清書もちまちまちまちま時間あけて書いたせいもあるんだと思うんですがなんかもうとっ散らかりすぎて収集つかなくなり…でも今日一日めちゃくちゃ頑張って清書したのでせめて供養させて…とそっとここに置いておきます。。


    それぞれの書きたいポイント自体は好きなので……いつか使えるといいな……( ˘ω˘ )
    はぴはろじんあら2021 10月31日、日曜日。

     午前中特に予定が入っていなかった嵐山は、家で大学の課題をこなしていた。
     ふと時計を見れば、もうすぐ11時。そろそろ支度をして家を出ないと、広報の仕事に間に合わない時間だ。片付けようとパソコンを閉じた瞬間、狙いすましたようなタイミングで、机の上の端末が着信を知らせ震えた。ディスプレイに映る『迅』の文字を確認し、電話をとる。

    「もしもし?」
    「おはよ、嵐山。今大丈夫?」
    「ああ、ちょうどキリの良いタイミングだったよ。どうしたんだ?」
    「あのさ、夕方くらいから本部来れない? 今日ハロウィンだろ、ちょっとやりたい事があってさ」
     嵐山は脳内でスケジュールと移動時間を計算する。
    「午後一番にショッピングモールでイベントがあるだけだから、16時には行けると思うぞ。やりたい事って、なんだ?」
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