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    nitou1010

    DONEメモ以上小説未満

    スパイAUの設定メモ前提で書いてあり説明一切ないです(設定はポイピク内のスパイAUまとめで見れます)

    場面書き出しのようなものでお話としてまとめてない+ギャグで全然二人とも賢くないし下品なのでよく似た全然違う世界かも。

    まだ仲良くない時期。恋人のふりを始めてそれほど経たない頃の二人。
    スパイAUホテル編徐々に近づいてきている。送り合う合図が、「見られている」から「追手あり」に、「追手あり」から「接近注意」に変わるまでそう時間はかからなかった。さすがに接触は避けなければと考えたのは恐らく二人同時だろう。ぱっと目についたのは、真白い建物。


    ───お前に触れたい、と”恋人”の風信から声をかけられ慕情は咄嗟に返事ができなかったのか視線を彷徨わせている。頬に手が添えられているので触れる、の意味はもっと深いところへということであろう。そんな”恋人”の慕情の反応を予測済みだったのか特に答えを聞くこともせず風信は彼の手を引くと路地裏へ足を進める。ここを抜けた先にあるのはホテル街。戸惑った声で慕情が名を呼ぶが歩みは止まらない。二人の背中がある建物の中に消えたのを見届けると後ろに潜んでいた影は距離を置いた。報告、対象者は南4番第38ブロックの………───
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