ティア
Oiramdokami
DONEニンドリことNintendo DREAM 7月号(vol.362)さんにて採用して頂いたものをまとめました。1枚目ゼルダティアキン
2枚目謎の村雨城
3枚目マザー3
4枚目スプラトゥーン3、8番出口
5枚目ニンドリくん、ユメリちゃん
(村雨城に関しては布教の為今回の文章伏せは無し)
バックナンバーなどで内容確認ご検討下さいませませ✨
次号(vol363)も宜しくお願いします…❗️ 5
能勢ナツキ
INFO10月20日の関西コミティア71に申し込みました!https://www.k-comitia.com/
新刊はシリーズ漫画「絲遣い(いとつかい)」6巻先行版(六章冒頭16p収録)を予定しています。
ホームページにも今後の予定など記載しています
https://hihoo2301.wixsite.com/romangoten
miyaperi_25252
SPOILER念の為ネタバレ防止にこちらでシナリオ終了後のティアちゃんと田中ちゃん
本当にイギリスの辺境の家に来た2人
✝「思ったより何も無いねぇ...」
👒「嫌なら今すぐ帰ってもいいのよ💢」
yrne1831
SPOILERthe Tropic of Capricorn げんみ✖︎説明用に書いた極光に燃ゆの相関図
神官のティアが名前変えてるのは、人間は役割に合わせて名前は変わるものだと思っているからです(天文台の文化)
豪折🚗
DOODLEシン・エヴァを久しぶりに観たので…⚠️思想強め⚠️シンエヴァのネタバレ⚠️パロ⚠️メタ(ティアラはそんなこと言わない)
⚠️という感じで各方面から怒られそうなので🔒(すみません)
🔑カラムの誕生日(3桁)×プライドの誕生日(3桁)+ティアラの誕生日(3桁) 2
M_N_D_H_
SPUR ME6月23日開催北海道コミティア19のペーパー折本です。スペースに来て下さった方、ありがとうございました。
「ペーパー下さい」と言われてないのに新刊と一緒にどうぞ~と渡し、開くとバニーガールの尻がドンと印刷された紙…
驚かれた方がいたらすみません………
三枚目の「箕田混沌短編集」という文字の暴力は、いつか出しますよ…というアレです 3
おわり
SPUR MEミーティア3️⃣ Az-26『招待』 アスターとサミュエルが昼寝から目を覚ます時間に、その訪問者は唐突に現れた。ピンポーンと鳴るチャイムの音に玄関を開けると、そこには五年半ぶりに見る懐かしい顔があった。
「リドルさん、お久しぶりです」
「ジェイド……キミ」と、僕が顔を引き攣らせれば、彼はフロイドより細かなギザリとした歯を見せて、含みのある視線を僕に向ける。
「僕たちの父が、どうしてもリドルさんに会いたいと言っていまして、ですのでお迎えにあがりました」
出会った時から唐突だったこの男は、相変わらず唐突で。理由を教えてくれもしない。
「会いたいって……」どういう意味なんだと、頭が混乱していると、ジェイドの後ろ、長いストレートの腰までの黒髪に、明るいオリーブの少し目尻が垂れた瞳をした女性が立っていた。美しい肢体に白いマーメードラインのワンピースを着た女性は、僕の顔を見てニコリと微笑む。
2793「リドルさん、お久しぶりです」
「ジェイド……キミ」と、僕が顔を引き攣らせれば、彼はフロイドより細かなギザリとした歯を見せて、含みのある視線を僕に向ける。
「僕たちの父が、どうしてもリドルさんに会いたいと言っていまして、ですのでお迎えにあがりました」
出会った時から唐突だったこの男は、相変わらず唐突で。理由を教えてくれもしない。
「会いたいって……」どういう意味なんだと、頭が混乱していると、ジェイドの後ろ、長いストレートの腰までの黒髪に、明るいオリーブの少し目尻が垂れた瞳をした女性が立っていた。美しい肢体に白いマーメードラインのワンピースを着た女性は、僕の顔を見てニコリと微笑む。
おわり
SPUR MEミーティア3️⃣ Az-25『宣戦布告』「オレに、金魚ちゃんを自由にする力をください」
「クソ野郎! そんな理由で頭を下げんじゃねぇ!! 一生に一度の、テメェの人生を左右することを、そんなやつのために選んでも、絶対にお前は気分じゃなくなったら飽きて放おり出すにきまってる!!」
「しない。今度こそオレは、金魚ちゃんを見失ったりしない」
フロイドの真っ直ぐな目が、父親を見つめる。
その顔に、コイツがあの時の事をどれだけ後悔して、思い悩んで、ハーツラビュルに転寮していったかを僕に理解させるに十分だった。
なのに、リドルに手を貸し逃した僕を疑い問い詰めることもせず、卒業後、世界を回ってリドルを探し。リドルと再会して、すべてを知り、なのに隠していた僕に、あんなふうに笑って、ああ言えたフロイドに、僕が同じ立場なら、同じことが出来ただろうかと、考えてしまう。
3731「クソ野郎! そんな理由で頭を下げんじゃねぇ!! 一生に一度の、テメェの人生を左右することを、そんなやつのために選んでも、絶対にお前は気分じゃなくなったら飽きて放おり出すにきまってる!!」
「しない。今度こそオレは、金魚ちゃんを見失ったりしない」
フロイドの真っ直ぐな目が、父親を見つめる。
その顔に、コイツがあの時の事をどれだけ後悔して、思い悩んで、ハーツラビュルに転寮していったかを僕に理解させるに十分だった。
なのに、リドルに手を貸し逃した僕を疑い問い詰めることもせず、卒業後、世界を回ってリドルを探し。リドルと再会して、すべてを知り、なのに隠していた僕に、あんなふうに笑って、ああ言えたフロイドに、僕が同じ立場なら、同じことが出来ただろうかと、考えてしまう。
おわり
SPUR MEミーティア3️⃣ Az-24『自由にする力』「ジェイド、くっちゃべってねぇでさっさと連れて来い」
部屋の奥から響く怒気の籠った低い男の声音に、僕の心臓は縮み上がった。珊瑚の海、ナイトレイブンカレッジ、そして夕焼けの草原……今までそれなりにガラの悪い連中と対峙してきたつもりでいたが、この声はなんだ。こんな、声だけで肝が冷えるなんてありえない。
「さぁこちらに」なんて案内しようとするジェイドの頭を張っ倒して逃げる想像をしてはみたが、それを見越してバタリと閉じられた扉に、僕はもう腹を決めるしかなかった。
ジェイドとフロイドの後をついて初めて対面した馬鹿ウツボの父親は、二人の顔を混ぜ、厳しさを滲ませた凄味のある顔をしていた。二人の髪を更に短くカットしたターコイズブルーの短髪に、ゴールドの両目がギッと吊り上がった目尻に、一瞬ジェイドが重なる。が、全体的に見るとフロイドに近い印象を持つその顔に睨まれれば、漁師の網にかかった魚のように、僕は身動きが取れなかった。
2813部屋の奥から響く怒気の籠った低い男の声音に、僕の心臓は縮み上がった。珊瑚の海、ナイトレイブンカレッジ、そして夕焼けの草原……今までそれなりにガラの悪い連中と対峙してきたつもりでいたが、この声はなんだ。こんな、声だけで肝が冷えるなんてありえない。
「さぁこちらに」なんて案内しようとするジェイドの頭を張っ倒して逃げる想像をしてはみたが、それを見越してバタリと閉じられた扉に、僕はもう腹を決めるしかなかった。
ジェイドとフロイドの後をついて初めて対面した馬鹿ウツボの父親は、二人の顔を混ぜ、厳しさを滲ませた凄味のある顔をしていた。二人の髪を更に短くカットしたターコイズブルーの短髪に、ゴールドの両目がギッと吊り上がった目尻に、一瞬ジェイドが重なる。が、全体的に見るとフロイドに近い印象を持つその顔に睨まれれば、漁師の網にかかった魚のように、僕は身動きが取れなかった。
おわり
SPUR MEミーティア3️⃣ Az-23 『リーチ兄弟』 大昔の珊瑚の海には、自分の場所となる巣穴があっても、陸のようにきっちりとした土地という概念はなかった。昔の人魚は人間とは違い、海の秩序が保たれていれば良く、まるで魚と同じ、仕事なんて事すら考えず、自由気ままに生きていたらしい。
そんな人魚が、今や陸に住む人間と同等の学問を学び、職に付き、法律を作り上げ、個々の土地に家を作り、商店やリストランテ、大型商業施設が出来上がって陸と変わらない生活を過ごしている。もちろん、スマートフォンも普及して、陸と変わらず通話もできるし、マジカメだって流行っている。
そう……人魚がそうやって海の中に陸と変わらない娯楽を得られたのも、気ままな人魚に法律という概念を作り上げたのも、大昔に陸の王子と結婚した人魚の姫に手助けした海の魔女のおかげだ。そして、その海の魔女には手助けした下僕がいた。それがリーチの祖先だと囁かれている。
3877そんな人魚が、今や陸に住む人間と同等の学問を学び、職に付き、法律を作り上げ、個々の土地に家を作り、商店やリストランテ、大型商業施設が出来上がって陸と変わらない生活を過ごしている。もちろん、スマートフォンも普及して、陸と変わらず通話もできるし、マジカメだって流行っている。
そう……人魚がそうやって海の中に陸と変わらない娯楽を得られたのも、気ままな人魚に法律という概念を作り上げたのも、大昔に陸の王子と結婚した人魚の姫に手助けした海の魔女のおかげだ。そして、その海の魔女には手助けした下僕がいた。それがリーチの祖先だと囁かれている。
おわり
SPUR MEミーティア3️⃣ Az-22 『車内にて②』「つかさぁ……アスターとサミュエル、金魚ちゃんに似過ぎじゃね?」
「僕もさすがに自分と同じ顔でルールなんて口にしてるのは違和感が凄い」
「アスターのアレは面白過ぎたわ」
面白過ぎたと言うフロイドに、からかわれる度にムキになって反応するアスターを思い出す。容姿は僕に似ているのに、中身はリドルそっくりに育ったアスターは、僕の子供の頃と比較しようのない程、純粋で真面目な性格だ。さらに少々頑固なところもあって、そんな何でも真正面から受け止める性格のアスターは、フロイドからしたらさぞいじりがいがあるだろう。
「あまりアスターをからかうな、あの子はリドルさんに似て真面目なんです」
「ん〜まぁ、それは約束できねぇかなぁ……それよりさぁ、サミュエルはアズールから見てどんな子?」
5046「僕もさすがに自分と同じ顔でルールなんて口にしてるのは違和感が凄い」
「アスターのアレは面白過ぎたわ」
面白過ぎたと言うフロイドに、からかわれる度にムキになって反応するアスターを思い出す。容姿は僕に似ているのに、中身はリドルそっくりに育ったアスターは、僕の子供の頃と比較しようのない程、純粋で真面目な性格だ。さらに少々頑固なところもあって、そんな何でも真正面から受け止める性格のアスターは、フロイドからしたらさぞいじりがいがあるだろう。
「あまりアスターをからかうな、あの子はリドルさんに似て真面目なんです」
「ん〜まぁ、それは約束できねぇかなぁ……それよりさぁ、サミュエルはアズールから見てどんな子?」