ティーン
越後(echigo)
DONE山崎+ティーンの組み合わせがすき。腐要素なし。全年齢。山崎と万事屋の子中心。銀さん出番ないです。原作程度の月→銀描写があります
或日和の由無し事「山崎さん! これはなんスか?」
「ん?」
一緒に倉庫整理をしていたテツが大声を上げた。元気だなあと山崎は勤務明けの重たさが取れない身体で振り向く。
――テメェ、暇になったんならテツに雑務を教えて使えるようにしろ。
そう、書類の山を見すぎて瞳孔が乾いた副長から命じられた。その暇はさっきまでの俺の激務から生まれたんですけどね! とは言えるはずもない。廊下に控えていたテツを連れ、とりあえず簡単でリスクの少ない、ほとんど使われていない倉庫の片付けを一緒に始めることにした。
土方の小姓になったテツこと佐々木鉄之介は、最初こそ素行のひどいお荷物だったが、今では礼儀正しく言われたとおりによく働く。しかしまだまだ未熟で、一人で何かを任せられることが少ない。本人もそれは身にしみて分かっているようだ。今回、臨時教育係になった山崎の指示を漏らさず聞こうと耳を傾けては質問し、積極的に動き回っていた。
13813「ん?」
一緒に倉庫整理をしていたテツが大声を上げた。元気だなあと山崎は勤務明けの重たさが取れない身体で振り向く。
――テメェ、暇になったんならテツに雑務を教えて使えるようにしろ。
そう、書類の山を見すぎて瞳孔が乾いた副長から命じられた。その暇はさっきまでの俺の激務から生まれたんですけどね! とは言えるはずもない。廊下に控えていたテツを連れ、とりあえず簡単でリスクの少ない、ほとんど使われていない倉庫の片付けを一緒に始めることにした。
土方の小姓になったテツこと佐々木鉄之介は、最初こそ素行のひどいお荷物だったが、今では礼儀正しく言われたとおりによく働く。しかしまだまだ未熟で、一人で何かを任せられることが少ない。本人もそれは身にしみて分かっているようだ。今回、臨時教育係になった山崎の指示を漏らさず聞こうと耳を傾けては質問し、積極的に動き回っていた。
96noScull
DONEカプより+というか矢印だけに近いかな~というはじめてのみつたけ。普段大人っぽい子たちを甘やかす中身26歳みっちに夢見てるのです…。大人っぽくても中学生だし、本来親とか教師とか大人が向き合わなきゃいけないのにそういうとこ全部みっちに丸投げよね…と思っている()みっちとてまだティーンの時期だったのに独り暮らしでしんどいこともあっただろうから、辛さをわかってくれるんじゃないかなと。 あーんあーんと子供が泣いている声がした。
あたりは薄暗くもう5時を過ぎている。変質者に何かされているのかと慌てて公園に飛び込んだら、しゃがみこんでる少年の横で見覚えのある女の子たちが泣いていた。
「ルナちゃんマナちゃん…?
ってことは」
具合が悪そうにベンチのわきでしゃがんでいるのは三ツ谷だった。
「どうしたんすか三ツ谷君!?
って熱…!?」
上気した頬に荒い息。明らかに高熱が出ている。
妹たちは具合が悪そうな兄に対して何もできず、うろたえて泣いていたようだった。
日頃から面倒見がよく家事の一切を任されていると聞く。つまり本人が具合が悪い時、頼る相手がいない。
「三ツ谷君、立てそうっスか?
家まで肩貸します」
3296あたりは薄暗くもう5時を過ぎている。変質者に何かされているのかと慌てて公園に飛び込んだら、しゃがみこんでる少年の横で見覚えのある女の子たちが泣いていた。
「ルナちゃんマナちゃん…?
ってことは」
具合が悪そうにベンチのわきでしゃがんでいるのは三ツ谷だった。
「どうしたんすか三ツ谷君!?
って熱…!?」
上気した頬に荒い息。明らかに高熱が出ている。
妹たちは具合が悪そうな兄に対して何もできず、うろたえて泣いていたようだった。
日頃から面倒見がよく家事の一切を任されていると聞く。つまり本人が具合が悪い時、頼る相手がいない。
「三ツ谷君、立てそうっスか?
家まで肩貸します」
xxjjxjj
DOODLETOKYO罹破維武3で頒布した「みるくてぃーんこんぷれっくす」のbrother complex side の無配です🤍成長した二人を書きました〜!当日ド深夜の一発書きデス、甘く見てください……甘く……
苦くて、甘い キーンコーンカーンコーン。鐘の音とともに学校を飛び出して、家路を急ぐ。階段を一段飛ばしで駆け上がって、ただいまー! と玄関に駆け込んで、大急ぎで身支度を整える。
鞄の中には、着替えと歯ブラシと、財布に携帯。母ちゃんに持たされた手土産のプリンはぐちゃぐちゃにならないように手で持っていくことにした。兄さんのお下がりの香水をひと吹きして少しだけ背伸びして、意気揚々と家を飛び出した。ようやく、この日がやってきた。
最寄り駅から四十五分。『今駅着いて電車待ちです』と黄色い線の内側でメールする。『分かった。気をつけてな』とすぐに届いた返事に頬がだらしなく緩んでしまう。
電車に揺られながら、携帯を握り締めて窓の外を眺める。夕焼けが照らす見慣れた風景が、少しずつ知らない景色に変わっていくのが、何だか落ち着かなくてドキドキしてしまう。
3867鞄の中には、着替えと歯ブラシと、財布に携帯。母ちゃんに持たされた手土産のプリンはぐちゃぐちゃにならないように手で持っていくことにした。兄さんのお下がりの香水をひと吹きして少しだけ背伸びして、意気揚々と家を飛び出した。ようやく、この日がやってきた。
最寄り駅から四十五分。『今駅着いて電車待ちです』と黄色い線の内側でメールする。『分かった。気をつけてな』とすぐに届いた返事に頬がだらしなく緩んでしまう。
電車に揺られながら、携帯を握り締めて窓の外を眺める。夕焼けが照らす見慣れた風景が、少しずつ知らない景色に変わっていくのが、何だか落ち着かなくてドキドキしてしまう。
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DOODLETOKYO罹破維武3で頒布した「みるくてぃーんこんぷれっくす」のbody complex side の無配です🤍三角さんの「Tie me down」に沿ったお話です…🤍
⚠️モブ視点
Domestic Cat 俺の勤め先のクリーニング店は、ここ六本木にひしめき合う高級クリーニング店に比べると遥かに庶民向けの個人店。値段の割に腕が良いと一度来店してもらえればリピーターがつきやすい。ただ、広告や看板を見つけづらい為か、いわゆるヒルズ族などというセレブとはなかなか縁がないのが残念なところ。その層を取り込めれば、もう少し繁盛して給料も上がるのに、と常々思いながら仕事をしている。
「ありがとうございました〜、またご利用下さい」
お客様のお見送りで扉を開いたとき、いつもの風景にそぐわないものが目に飛び込んできた。店の前にベッタリと横付けしてハザードランプを焚く、漆黒に光る高級車。あまりにも静かにそこに腰を据える姿にゾクリと鳥肌が立つ。
4286「ありがとうございました〜、またご利用下さい」
お客様のお見送りで扉を開いたとき、いつもの風景にそぐわないものが目に飛び込んできた。店の前にベッタリと横付けしてハザードランプを焚く、漆黒に光る高級車。あまりにも静かにそこに腰を据える姿にゾクリと鳥肌が立つ。