バレンタインデー
紫蘭(シラン)
DONEグルアオです。2024年のバレンタインデー話。
終始暗いです。
オブラートの中身 ナッペ山頂上付近に位置するナッペ山ジムのバトルコートでは、寒さが厳しい中大きな人だかりができていた。わざがぶつかり合う音やその直後にグルーシャさんが手持ちに対して指示を出す声が聞こえたから、おそらくジムの挑戦者と戦っているんだろう。彼が声を発する度に何度も何度も沸く歓声と、挑戦者への応援で正直耳が痛い。
来るタイミング間違えちゃったな、と気落ちしても来てしまったものはしょうがないので、グルーシャさんの姿だけでも拝もうと人をかき分けて観戦エリアの最前列まで向かおうとした。
ところが――
「わっ!」
周りと比べて小柄な私がそんなことができるはずもなく、人の壁に弾かれてしまい尻餅をついた。お尻にじんわりと広がる冷たさと痛みに顔を歪ませながらも、これ以上濡れないために慌てて立ち上がる。そしてもう一度挑もうと前を向いたのだけど、一部の観戦者達が帰っていくのが目に入った。
4938来るタイミング間違えちゃったな、と気落ちしても来てしまったものはしょうがないので、グルーシャさんの姿だけでも拝もうと人をかき分けて観戦エリアの最前列まで向かおうとした。
ところが――
「わっ!」
周りと比べて小柄な私がそんなことができるはずもなく、人の壁に弾かれてしまい尻餅をついた。お尻にじんわりと広がる冷たさと痛みに顔を歪ませながらも、これ以上濡れないために慌てて立ち上がる。そしてもう一度挑もうと前を向いたのだけど、一部の観戦者達が帰っていくのが目に入った。
yumeno
DONE3/23さわマル展示用 現パロラマビム バレンタイン前世の記憶を持ってるビームと持ってないラーマがバレンタインデーにギクシャクする話
最後はハッピーエンド?
注:全体的に暗いです シータが回想にでてきます 本番行為はないですが匂わせる描写あり
3/25パス変更しました
パスは年代 5317
まどろみ
TRAINING七灰♀。バレンタインデーとホワイトデーの続き。ほのぼの可愛い相手がいっぱい見たい単独任務が終わり、次の任務に行く補助監督を見送り徒歩で帰宅する。その道中で女性物の服屋にある一つのマネキンに目が止まった。正確にはマネキンが着ている服に。白のブラウスにカーディガン、ロングスカートとショートブーツという春らしい装いだ。
(これなら灰原も着てくれるだろうか)
頭に思い浮かべるのは愛しい恋人の姿。彼女の名前は灰原雄、高専の同級生だ。付き合いだして半年経つが七海には悩みがあった。等級違いの任務で負傷して以降、彼女が男物の服しか着ないのだ。それまで制服は通常の上着とカスタムのキュロットを着用していたのに、復帰時には上着は短ランに、キュロットは男子と同じズボンに変わっていた。私服も今までは可愛らしいものが多かったのに、最近はパーカーとジーンズのようなシンプルな装いばかりになっていた。それが彼女の好みなら文句は言わない。しかし、一緒に出かける時に同性に羨望の眼差しを向けていることを七海は知っている。だからこそやるせなかった。一度「前みたいに可愛い服は着ないのか?」と聞いてみた結果「可愛い服の似合う女の子と付き合えば?」と返され大喧嘩に発展してしまったので以降服装の話題は出さない様にしている。格好いい彼女ももちろん素敵だが、それ以上にいろんな姿の彼女が見たいというのが本音だった。
2500(これなら灰原も着てくれるだろうか)
頭に思い浮かべるのは愛しい恋人の姿。彼女の名前は灰原雄、高専の同級生だ。付き合いだして半年経つが七海には悩みがあった。等級違いの任務で負傷して以降、彼女が男物の服しか着ないのだ。それまで制服は通常の上着とカスタムのキュロットを着用していたのに、復帰時には上着は短ランに、キュロットは男子と同じズボンに変わっていた。私服も今までは可愛らしいものが多かったのに、最近はパーカーとジーンズのようなシンプルな装いばかりになっていた。それが彼女の好みなら文句は言わない。しかし、一緒に出かける時に同性に羨望の眼差しを向けていることを七海は知っている。だからこそやるせなかった。一度「前みたいに可愛い服は着ないのか?」と聞いてみた結果「可愛い服の似合う女の子と付き合えば?」と返され大喧嘩に発展してしまったので以降服装の話題は出さない様にしている。格好いい彼女ももちろん素敵だが、それ以上にいろんな姿の彼女が見たいというのが本音だった。
gimme_gytn
PROGRESSあまりにも自分の筆が遅すぎてつらいので気分を盛り上げるべく冒頭1、2ページ目の下描きを公開します。全9ページです。はやくバレンタインデーを迎えたい。もしよければ絵文字などで応援してもらえたら嬉しいです……声かけてもらえたらさらに元気になります!!よろしくお願いいたします!! 2
せり@グノ専
DONE⚠️オリ主 レム主♀です。ノマエン後のグリーゼ前提、付き合ってる時空
祝ホワイトデー
↓こちらはバレンタインデー
https://poipiku.com/8785235/9892665.html
一輪のデルフィニウム「ホワイトデーはどうだった? 二人でホテル最上階の展望ラウンジでご飯? それとも自家用ジェットクルーズ?」
「…………一応、聞くけど。それってレムナンの話?」
――もちろん。当たり前でしょ。リーダーはスズ君のためならなんでもするから。
彼女達が口々に肯定の意を示す。ため息のひとつもつきたくなる。
元革命軍の人達から見た私達は……時々、映像作品の主人公達か何かと勘違いされているんじゃないか、そう思うことがある。レムナンは一体この数年のグリーゼ生活でカリスマ性をどれだけ培ったのか、ホワイトデーのお返しにしては過剰なほどの期待されぶりだ。
バレンタインデーから一ヶ月。
先月は「食べたら……なくなる、ので……」と渋るレムナンに日持ちしない箱の中身をどうにか消費させるのに忙しかった。いつまでも冷蔵庫に保管しようとするから、日が経つと味が落ちるとか、食べるためにあるんだからとか、何ならこれが最後じゃあるまいしまた作れるからとか、説得するのが大変だった。
3046「…………一応、聞くけど。それってレムナンの話?」
――もちろん。当たり前でしょ。リーダーはスズ君のためならなんでもするから。
彼女達が口々に肯定の意を示す。ため息のひとつもつきたくなる。
元革命軍の人達から見た私達は……時々、映像作品の主人公達か何かと勘違いされているんじゃないか、そう思うことがある。レムナンは一体この数年のグリーゼ生活でカリスマ性をどれだけ培ったのか、ホワイトデーのお返しにしては過剰なほどの期待されぶりだ。
バレンタインデーから一ヶ月。
先月は「食べたら……なくなる、ので……」と渋るレムナンに日持ちしない箱の中身をどうにか消費させるのに忙しかった。いつまでも冷蔵庫に保管しようとするから、日が経つと味が落ちるとか、食べるためにあるんだからとか、何ならこれが最後じゃあるまいしまた作れるからとか、説得するのが大変だった。
suzuri
PROGRESS『ホワイトデーの話◇カリム視点』🐍☀短編小説バレンタインデーの話のその後の話です。
二人はまだ付き合いません。
※この話は『カリムが転寮する話』で完結します。
バレンタインデーの話はこちらです。
https://poipiku.com/9225038/9919582.html 8
mizutarou22
DONEテラディオで早いですがホワイトデーのお話です。前回書いたバレンタインデーhttps://poipiku.com/275712/9891732.htmlの続きですが読まなくても大丈夫です。現パロで転生パロです。
君と過ごすホワイトデー「どうしようかな……」
時刻は休日の昼。僕は街を歩きながら、ホワイトデーにディオンに贈るものについて悩んでいるところだった。ディオンも僕についていきたいと言っていたが、これではサプライズにならないと思い、「ちょっと仕事の用事で出かけなきゃいけないところがあるから」と嘘をついてしまった。ディオンは「そうか」と眉尻を下げて残念そうに俯く。僕はその様子に胸が痛んだが、心を鬼にしてそこから逃げるかのように外出をした。ディオン……ごめんね。そのかわり、絶対に素敵なホワイトデーにしてみせるから。僕は掌を握りしめ、街に並ぶお店を順番に見ていくことにした。
先月、バレンタインの日はディオンにチョコレートを作ろうとしたが、ボウルの中に入っていた溶かしたチョコレートをディオンに奪われてしまい、ディオンがそのチョコレートを自分の身体に塗りつけてしまった。裸のディオン、甘い香りが漂うチョコレート……その艶やかなディオンの魅力に完敗してしまい、僕たちは朝まで愛し合ってしまった。翌朝僕はバレンタインを過ぎてしまったことに文字通り頭を抱えてしまったが、ディオンは「なに。今日私と一緒に作ればよいではないか」と言って僕と一緒にキッチンに立って共にチョコレートのカップケーキを作った。僕はディオンに、ディオンは僕に作り、お互いにカップケーキを贈りあった。ディオンの作ったカップケーキは甘く、まるで昨日のディオンのようだ……と、つい食べながら思い出してしまった。思わず僕はディオンを見る。幸せそうにカップケーキを食べるディオンと目が合った。ディオンは微笑み、僕もまた目を細めた。好きな人と一緒に食べるチョコレートは格別に美味しかった。
2649時刻は休日の昼。僕は街を歩きながら、ホワイトデーにディオンに贈るものについて悩んでいるところだった。ディオンも僕についていきたいと言っていたが、これではサプライズにならないと思い、「ちょっと仕事の用事で出かけなきゃいけないところがあるから」と嘘をついてしまった。ディオンは「そうか」と眉尻を下げて残念そうに俯く。僕はその様子に胸が痛んだが、心を鬼にしてそこから逃げるかのように外出をした。ディオン……ごめんね。そのかわり、絶対に素敵なホワイトデーにしてみせるから。僕は掌を握りしめ、街に並ぶお店を順番に見ていくことにした。
先月、バレンタインの日はディオンにチョコレートを作ろうとしたが、ボウルの中に入っていた溶かしたチョコレートをディオンに奪われてしまい、ディオンがそのチョコレートを自分の身体に塗りつけてしまった。裸のディオン、甘い香りが漂うチョコレート……その艶やかなディオンの魅力に完敗してしまい、僕たちは朝まで愛し合ってしまった。翌朝僕はバレンタインを過ぎてしまったことに文字通り頭を抱えてしまったが、ディオンは「なに。今日私と一緒に作ればよいではないか」と言って僕と一緒にキッチンに立って共にチョコレートのカップケーキを作った。僕はディオンに、ディオンは僕に作り、お互いにカップケーキを贈りあった。ディオンの作ったカップケーキは甘く、まるで昨日のディオンのようだ……と、つい食べながら思い出してしまった。思わず僕はディオンを見る。幸せそうにカップケーキを食べるディオンと目が合った。ディオンは微笑み、僕もまた目を細めた。好きな人と一緒に食べるチョコレートは格別に美味しかった。
なかりせ
DONEベレス×シャミア お互い恋を自覚する一歩手前のバレンタインデーの話。お互いを出来る同僚と思いつつ徐々に距離が近づく空気感が好きです。
手繰りよせる心「はあい、じゃあこれアンナさんからのオマケ!」
馴染みの商人から手渡された小袋をつまみ上げ、シャミアは怪訝な顔をした。手のひらに収まるほどのサイズで、植物の種を小分けにする様な布袋だが、それにしてはやけにきめが細かく小綺麗な布が使われている。
布には小さく赤い薔薇の刺繍がされ、贈り物として仕立てられているように見えた。袋の中から微かにする香りは甘いが、果実とも違う嗅ぎ慣れないものが混じっている。
職業柄、僅かな時間で危険物かそうでないかを判断する。シャミアはアンナに問うた。
「なんだ、これは」
「アドラステアから到着したばかりのお菓子よ。今帝都では焼き菓子よりも断然人気らしいの」
「悪いが甘いものは好かないんだ。誰か他の奴に譲ってやってくれ。食べ物に目が無い生徒となんていくらでもいるだろう」
6161馴染みの商人から手渡された小袋をつまみ上げ、シャミアは怪訝な顔をした。手のひらに収まるほどのサイズで、植物の種を小分けにする様な布袋だが、それにしてはやけにきめが細かく小綺麗な布が使われている。
布には小さく赤い薔薇の刺繍がされ、贈り物として仕立てられているように見えた。袋の中から微かにする香りは甘いが、果実とも違う嗅ぎ慣れないものが混じっている。
職業柄、僅かな時間で危険物かそうでないかを判断する。シャミアはアンナに問うた。
「なんだ、これは」
「アドラステアから到着したばかりのお菓子よ。今帝都では焼き菓子よりも断然人気らしいの」
「悪いが甘いものは好かないんだ。誰か他の奴に譲ってやってくれ。食べ物に目が無い生徒となんていくらでもいるだろう」
前 浪
DONEひとじゅしとリボンの話⚖️🌔🎀バレンタインデーのひとじゅし(付き合ってる)
⚠️一瞬モブが喋ります
ribbon 市街の大通りからは少し外れた車一台分ほどの脇道を行くとその店はあった。白い壁の建物の一階。大きな看板も目立つような目印もなく、知らなければ通り過ぎてしまうぐらいひっそりとした佇まい。
獄が木製の扉を体重をかけて押すと、その重さと対照的にカランカランと軽やかにカウベルが鳴る。
店に入ったと同時に仄かに甘い匂いが全身を包む。この店に通い始めた頃はこの匂いになかなか慣れず、込み上げるような胸焼けで眉間に寄る皺を抑えるのに必死だったが、今ではすっかりそれがない。
まとわりつくほどの近さでこれ以上に甘い匂いに充てられ続けていたせいか――
こんなものも身体は勝手に適応してしまうのかと一人やれやれと静かに息を吐く。
7773獄が木製の扉を体重をかけて押すと、その重さと対照的にカランカランと軽やかにカウベルが鳴る。
店に入ったと同時に仄かに甘い匂いが全身を包む。この店に通い始めた頃はこの匂いになかなか慣れず、込み上げるような胸焼けで眉間に寄る皺を抑えるのに必死だったが、今ではすっかりそれがない。
まとわりつくほどの近さでこれ以上に甘い匂いに充てられ続けていたせいか――
こんなものも身体は勝手に適応してしまうのかと一人やれやれと静かに息を吐く。
InabaShiki
DONE「【稲葉の自由帳1089】バレンタイン「ライスシャワー(ウマ娘)」240222」を公開▼FANBOX https://colorleaf.fanbox.cc/posts/7500974
▼Fantia https://fantia.jp/posts/2576276
▼Ci-en https://ci-en.dlsite.com/creator/21968/article/1078134 3
Jem
DONE定食屋おばみつバレンタイン漫画、描き上げました!n番煎じのアレをあえて!結婚13年三十路人妻🍡ちゃんの照れ照れバレンタイン。もー娘5人もいるとバレンタインも家族行事化しちゃってねぇ、今更よねぇ…からのスイート展開。ぬか味噌くさいからこその味わいを目指してみました!
🐍さんのI love you爆弾は、20年前、祖父が祖母のお通夜で絞り出した一言。連れ添った年月だけ❤️は深まるんですね☺ 10
せんさぁ
DONE『それは"トワ"の味』ゴストリ🍫バレンタイン漫画(モドキ)
⚠️ややシリアス軸&ほのぼの(具体的CP表現は無し)
⚠️本編全クリ必須
⚠️ゴリゴリの妄想産物。時間軸ごちゃごちゃ。
⚠️コマ1枚1枚なので見づらいかも。
⚠️シセルは記憶戻ってません。カノンのお家にトリツいてます(つまり居候)
⚠️見る際は自己責任でお願い致します。
大丈夫な方は🪽彼の名前カタカナ4文字で🗝 27
saya_e_mon
DONE独尊7展示 流三SS『Promises』・恋をまだ知らない流と、恋をした三の、高校生活最初で最後のバレンタインデー
・流が成長途上&とんでもないモテ方をしています
・リョがまきこまれています(ありがとうリョ) 20
しゅしゅとん
TRAININGうちの子のバレンタインデー遅刻SSとなります割引チョコと少年少女ザトウマーケットはいつも通り人混みとそこから生まれる喧騒で溢れかえっていた。様々な種族が多様な商品を眺めているカラフルな通りを、一人のインクリングの少女がずんずんと歩いていた。
このガール、ツチノコは今日の食事を探しているようだ。狙いの割引された惣菜は特に競争率が高い。急がねばならない。
幼子がお菓子をねだって泣き叫ぶ声に一瞬、そちらを見た。そして、その奥に目を奪われる。数々のチョコが並ぶ棚にかなり大きな割引を知らせるポップがついていたのだ。
ふと、その時喧騒の中から「バレンタインデー」という単語が聞こえていた。そうか、彼女は思い出す。先日はバレンタインデーだ。ガールが意中のボーイにチョコを送り、思いを伝えるイベントだが、最近では友人に感謝をこめて送ったり、自分へのご褒美にチョコを買うことも多い、そんなイベントだったはず。
1254このガール、ツチノコは今日の食事を探しているようだ。狙いの割引された惣菜は特に競争率が高い。急がねばならない。
幼子がお菓子をねだって泣き叫ぶ声に一瞬、そちらを見た。そして、その奥に目を奪われる。数々のチョコが並ぶ棚にかなり大きな割引を知らせるポップがついていたのだ。
ふと、その時喧騒の中から「バレンタインデー」という単語が聞こえていた。そうか、彼女は思い出す。先日はバレンタインデーだ。ガールが意中のボーイにチョコを送り、思いを伝えるイベントだが、最近では友人に感謝をこめて送ったり、自分へのご褒美にチョコを買うことも多い、そんなイベントだったはず。