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    ビビ

    ꘜ琥珀色ꘜ

    MEMOWL怖すぎていっそ全ユニ考察してやろうという意気込みのもと、まずビビバスWLの内容整理とそこから考える仮定全ユニ共通項を考えようというメモ書きです✍
    ビビWLの内容整理と全ユニの仮定共通項【ビビバスWLの内容整理】
    ・こはね→歌自体は嫌いにはなっていないものの、ステージの上で歌うことに対してトラウマを持ってしまい、ストリートの道を諦める
    ・杏→「杏ちゃんだけでも夢を叶えてほしい」というこはねの願いを受けて1人で歌い続けるが、相棒がいないため伸び悩む
    ・彰人→冬弥とはほぼ喧嘩別れの解散をし、1人でもとアメリカにて歌い続けるが伸び悩む
    ・冬弥→音楽は完全に辞めてウィーンの学校へ通う(音楽が嫌いになったわけではない)

    主な分岐点はおそらくメインストーリーの、三田が音楽を止めてVividsの妨害をする場面あたり。
    そもそもがセカイに出会ってないので、悩みを聞いてくれる人もいず、覚悟も決まらず、そのままVividsは解散。冬弥と彰人の別れ道がどこだったかは明確にはわからないものの、冬弥はメインストーリー内でもこはねのことを悪く思ってないようだったので、そこら辺が原因で喧嘩別れの可能性? それか、自分が「中途半端な覚悟」でやっている自覚があり、彰人の意向を見て「じゃあ中途半端な覚悟でやっている自分は彰人と組んでいてもいいのか」となり解散を持ちかけたのかも。
    1170

    そのこ

    DOODLEアナベルとフリック。アナベルさん、ビクトールはもう二度と隣に誰かを置かないと思ってたのにフリックがいてビビったろうな。これはビクフリの文脈です。
    2025-04-24


     定例の報告会の後、少し時間が余ってしまった。次の予定まで、アナベル自身も時間があったし、今日は一人で来たフリックもまたすぐに帰らねばならぬ事もないらしい。茶を淹れてしゃべるといっても、お互いにどうしても共通の知人の話になる。
     フリックはどうやら昔の話を殆ど聞いていないらしい。ただ故郷を滅ぼされ、誰にも頼らずに復讐の旅に出た。どうして誰も頼らなかったのか、忘れてしまうことは出来なかったのか。
     10年前のビクトールが、どれだけ暗い目をしていたか。
    「解放軍の頃はそりゃあ信用できない顔してたけどな」
    「でもするっと懐にはいるんだろう」
    「そう。だからこそ俺は嫌いだったけどな」
     笑うフリックの表情はどこか甘さが勝つ。容貌のやわらかさと言うよりも、ビクトールに向ける感情に、言葉ほどのとげのなさから来る甘さなのだろう。もう帰ってこないと思っていたビクトールが、隣国からたった一人連れ帰ってきた男は、その事実の重さと甘さには何も気づいていないようだった。
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