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    ブラッド

    こばと

    DONE晶ちゃんWebオンリー開催おめでとうございます!
    Twitterから再掲のブラ晶♀︎です。
    現パロ。ブラッドリーの姉捏造。姉視点の話です。
    楽しんでいただけたら幸いです!
    ベイン姉弟サンドされるブラ晶♀︎の晶の話「最近ね、店にすっごい可愛い子が来るのよ」
    カチャ、と空になった皿の上にカトラリーを置いて、ちらりと目線を上げる。目の前にいる男──あたしの弟を見ると、弟は頬杖をついて、興味なさげに「へえ」と適当な相槌を打った。
    「あんた、もうちょっとマシな反応できないの?」
    「あ? んなこと言ったって、おまえが話すこたぁほとんど同じ内容じゃねえか」
    ため息をついて、グラスを上から持ち上げてぐいっと煽った。まるで酒でも飲んでるかのような仕草だけれど、中身は水。それでも絵になるから、我が弟ながらつくづくイイ男に育ったものだ。
    白黒の髪の毛にワインレッドの瞳。あたしの弟であるブラッドリーは、幼い頃からあたしが仕込んだ甲斐あって、見た目も中身もかなりイイかんじに育った。あたしと年の差五歳で、しかも弟はようやく20歳になったぐらいなのに、弟は堅気じゃない見た目と雰囲気をしているせいでよく女にモテた。弟自身、女が嫌いじゃなかったし、気に入った女とよく遊んでいた。高校生の時なんかは特に派手で、家に帰ってくるのも週に一度くらいで、それ以外の日は多分外で女と遊んでいたんだろう。
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    猫の助

    INFO冬コミ103で出したブラッドボーンの小説のショートストーリー。小さい女の子のプロローグです。

    ※※夏コミ C104(初日)に受かりましたので、
    ◯プロローグ アリアンナ(此方の作品)
    ◯プロローグ アリアンナの続きで
    ヘンリックという男
    上記の2点、その他(執筆中)を1冊の本に纏めて新刊として発行致します。
    もう1冊連盟員のギャグ小説の新刊を出します。
    サークルと新刊の詳細は後日お知らせ致します。
    上記の理由によりポイピクでこの作品の更新はストップ致しますが、プロローグ アリアンナだけはこの話単品のみでも読んで頂けますが、続きのヘンリックという男は単品では読みきれませんのでご注意下さい。
    サンプルとしてお読み頂けましたらして幸いです。
    小さい女の子プロローグ アリアンナ



    パチ…パチパチッ…

    暖炉の薪が音をたてている。

    ずっと雪に覆われたお城
    綺麗だけどよく消えちゃうお姉さん達
    おじいちゃまのお顔をした鳥の様な人達
    何時も床磨きをしているお掃除のおじいちゃん達
    変な兜を被ったお兄ちゃん達


    物心が付いた時から周りに居る皆は優しかった。
    (お外に居る大きいお腹の虫は苦手だけど)


    暖かいお部屋
    ふかふかのベット
    優しいお母さま
    ちょっと怖いお父さま

    だけど幸せだった。

    お父さまは怒るとちょっぴり怖いけれど、大きな手で頭を撫でてくれるのが大好きだった。
    お母さまは好き嫌いをするとお父さまより怖いときが有ったけど、寝る前に抱っこをして色々なお話をしてくれるとふわふわ温かくて気持ちよくて…幸せだった。
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    60_chu

    DONEブラッドリーが産まれて育つ話ですがほとんどモブが話してる架空の話なので架空の話が大丈夫な人は読んでください。
    ベイン夫人が言うことには 幌越しに風の音を聞きながら今夜も降り続ける雪のことを思った。馬橇は止まることなく故郷から遠ざかる為に走っていく。どこまでも白い景色の中で私たちは揺られ続けていた。自分でどれだけ息を吹きかけても指先は暖かくならない。私たちは互いに手を擦り合ってここより暖かいであろう目的地のことを話した。誰かが歌おうと声をあげた時、体が浮き上がる感覚がして私たちは宙に放り出された。浮いている時間は一瞬だったはずだけれど空にある大きな白い月が触れそうなほどはっきり見えた。天使みたいに私たちは空を飛んで、そして呻き声をあげたのは私だけだった。
     轟音と断末魔が落下していく。馬橇がクレバスを越えられなかったのだろう。獣みたいな唸り声が自分から出たことが信じられなかった。痛みのせいで流れた涙が、すぐに凍って瞼を閉ざしてしまう。体は動かない。肌の上で融ける雪を感じながら私は自分たちの村を守護してくれていた魔法使いに祈った。それしか祈る相手を知らなかった。私は私を馬橇に乗せた人を憎もうとしてでもできなくてまた泣いた。
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    すすき

    DOODLE【ネロブラ/フォ学】
    ブラッドリー誕前日の話。
    ネロは誕生日ど真ん中じゃなくて前日か翌日よなと思って書いた。
    日付変わる瞬間に自分の部屋にブラッドリーがいるかもしれないことにめちゃくちゃ動揺するネロがいる。

    ネロブラか……???みたいな出来になったけど私の中ではネロブラなのでネロブラです。
    誕生日の翌日にはちゃんとネロブラ夜のプロレスしてくれると思う
    ずっと同じところをぐるぐるとしているような気がしている。いや、気がしてるんじゃなく、実際そうなんだろう。ずっと同じことばかりを考えて先に進めない。ネロの持つシャーペンの先はずっと、問題文の傍線のとなりを彷徨っていた。
    〝問二 傍線部が示すものは何か、簡潔に答えなさい。〟
    答えは大体、近くにある。まずはそこから探してみること。真面目な声が脳裏に浮かんで消える。解法はわかっているのにどうしても探せなかった。滑らかに進んでいくはずの長針の音が聞こえたような気がして、ちらりと壁掛け時計を見上げた。もうあと一時間もしないうちに日付が変わる。秒針が進んでいくのを見守っていられずに、再び問題集に目を落とした。
    傍線をなぞりきる前に、シャー芯がぽきりと折れた。
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    すすき

    CAN’T MAKE【オエブラ/魔法舎】途中まで
    西のアレコレでオーエンのドーテーを食べることにしたブラッドリーの話なんですけど、あまりにも難しいので誰か続きを書いてほしいな!という気持ちを込めて上げときます。
    フリー素材だから誰か続きをお願いします!!
    やはり西の依頼など受けるべきじゃなかったのだ。体の熱さに呻きながら、吐息を吐き出す。西と相性が悪いのはブラッドリーとて百も承知だったが、それでもそこらへんの魔法使いや魔物に負けるとは思えなかった。だから受けた。夜な夜な歌声が聞こえる建物の様子を見てくる、という簡単な内容の割には、恩赦も褒美も中々のものだったからだ。腹がはちきれる量のフライドチキンを思い浮かべて、食欲が刺激された事で更に強く纏わりつくようになった魔力に顔を顰める。
    見た目はただの民家。一歩中に入れば、そこは西の精霊がすべての理を支配する空間だった。強い酩酊と催淫の魔法が纏わりついて離れない。
    魔力だけなら当然ブラッドリーの方が強い。だが、理性を失う寸前まで酔わされ、何もかも忘れてしまいそうなほど欲を煽られれば魔法を使うことも難しい。西の精霊が騒いでいるのが心底鬱陶しかった。だけど、それさえも気を抜けば一瞬で意識の外に追いやられる。伝う汗さえ肌を焼いて、どうにかなるのも時間の問題だった。魔法を使えるタイムリミットは近い。
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    すすき

    DOODLE【ミスブラ/海賊】
    自分だけ頭なでなでされなくて不満なミスラちゃんと、ミスラだけに渡すものがあるから頭は撫でないブラッドリーの話
    前に書いた話の設定のつもりだけどやっぱりただのいちゃいちゃになった。
    最後の力尽きた感がすごい
    よくやった、と手下の髪を乱してやると、嬉しそうに歓声を上げて張り切って宴の準備に駆けていった。いつもするわけではないが、今日は特別だ。今日の敵船は中々上物の宝をたんまりため込んでいたし、美食家でも連れていたのか食糧庫の中も豪勢だった。ブラッドリー好みの酒も手に入った。ここ最近で一番の収穫と言っていい。船中が浮かれていた。寄港地も近付いているため、今日の宴は大いに盛り上がるだろう。
    すれ違う手下がこんなに仕留めたと自慢してきたので同じように髪を撫でてやる。弾む足取りで去っていく手下を見送り、ちらりと背後に目を遣った。
    「で? てめえはどこが気に入らねえんだ?」
    ミスラと呼びかけると、緑の瞳がゆっくり瞬いた。いつもと同じような顔をして、そのくせ殺気が隠しきれていない。こんなに浮かれていなければ誰も近づいては来なかっただろう。何せ、宝を運び込んでからずっとブラッドリーの傍を離れないのだ。気に入らないと無言で主張しながら。
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    すすき

    DOODLE【ブラカイ/パラロ】
    ボスの口説き方とは🤔と考えてたら何故かぽやんぽやんのカインくんが出来ました。何故?
    ブラッドリーのこと大好きなのに全く自覚してないカインと自覚させようとするボスの話

    たぶんボスはいっぱい駆け引きとかするし押してダメなら引いてみろとかも使うことあると思うけど、その時にもカインのこと寂しがらせずにキスするかもって時にしないとかそういう方面だろうなって考えた気がする
    熱い指先が頬を撫でて、すべるように動いて項に触れる。ワインレッドの瞳が静かにカインを見つめて、ほんの少し近づいた。項を捕らえた手に力が入って引き寄せられる。あ、と思った時には瞼を閉じていた。唇に吐息が触れる——前に、鼻をつままれて目を開く。
    あんなに近付いていた距離があっという間に離れて、そこにいるのはいつも通りのブラッドリーだった。
    「キスしないのか?」
    「あ?」
    「えっ?」
    ブラッドリーが驚いたように目を丸くするが、たぶんカインの方がもっとびっくりしていた。口元に手をやっても飛び出た言葉が目に見えることはない。耳には入っていたけれど。
    「俺、今なんて言ったんだ?」
    本当に無意識だった。あ、しないのか、と思ったら言葉がぽろっと飛び出していた。自分でも気づかないうちに泥酔していたのかとも思ったが、テーブルに置かれたボトルの中身はまだ少し残っている。ブラッドリーが連れてきてくれたバルだけあって食事がおいしくて、そっちに夢中になっていてほとんど酒は飲んでいなかった。さすがにこの量でべろべろになるほど弱くはない。
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