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    マミ

    amn128xxx

    DONE【大和誕2024/やまみつ】
    大和主演の三日月狼を見に行く三月の話。
    お兄さんはちゃんとすごいしかっこいい。
    スターライト  ○月×日『三日月狼』 スクリーン7番 二十一時三十分〜

    よかった、間に合った。
    三月はチケットに印字された座席を確認すると、腰を下ろして帽子を脱いだ。座席数は約二百。主要駅からは少し外れているため、キャパシティは都市部のシネコンに比べて控えめなものの、人目につきにくいことはかえって良かったかもしれない。近くのスタジオでの撮影終わりにギリギリで入場したため、すでに照明は落とされ近日公開作の予告映像が流れ始めている。
    最後列を選んでいるから、客席の様子はよく見渡せた。決してアクセスがいいとは言えない劇場にも関わらず、レイトショーにしては多い観客が上映開始を今か今かと待っている、独特の空気が劇場全体に漂っている。客層は様々だ。カップルもいれば、同じように仕事帰りに駆け込んだらしいスーツ姿の人、自分たちのファンのメイン層である若い女性客の他、年配の男性も多い。彼らはきっと、リメイク前の初演作を公開時に見てきた人々だろう。未だ根強い人気のある名作という、タイトルの大きさを改めて実感する。
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    kysk_0000

    MOURNING・沙●の唄の半端なパロ(引いてはその元ネタのパロというか…)
    ・事故に遭って世界が怪物(呪霊)まみれに見えるようになっちゃった虎杖×虎杖にとって唯一普通の人間に見える、真の姿がJF呪霊モードのお兄ちゃん
    ・呪霊は存在してないていの世界だけどお兄ちゃんは(半)呪霊として存在してる たぶん羂索のせい

    ・描きたいとこだけ
    沙●の唄みたいな悠脹 飽きもせず降っていた雨を、覚えている。鉛のように重たい曇天を、足元を不確かにするアスファルト上の波紋を、飛沫を。
     高校一年生の六月。祖父が死んで、覚悟していたそれを受け入れて暫く。学校帰りに仏花を買って、別に花に喜ぶような人ではなかったけれどと気持ちばかりに携えて。仏壇には他にも供えるべき人たちの位牌も並んでいるから、別に特別な帰り道ではなかった。父母。遺影でしかほとんど顔を認識していなくても、こんにち自分が青春を謳歌できているのは彼らが互いを愛し合ってくれたからなのだと--と、殊勝なことを思うわけではないが、習慣なので。
     花屋に寄った分、時間は日常の帰り時間とは少しずれていた。ほんの誤差くらいではある。だから、ほとんどいつもと変わらないような雨の日だった。
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    みのりのめも

    MAIKING郡司くんに対する気持ちがよく分からずに感情が暴走していく天空橋くん

    試しに翔って呼んでみてよってあまみゃさんに言われていつも通りの困り顔+上目遣いで「……しょうくん?」って言われて表情変えずにドッドッドッってなる天空橋くん可愛いと思います。「何か言ってよ」ってあわあわする郡司くんと全て察して「戻そっか」っていうあまみゃさん…
    これを愛と呼ぶのなら 気づけば、俺の周りには人が居なかった
    いつだって1人の空間に俺は立っている。
    でも悲しくは無い。寂しいなんて言葉は口にしてはいけない。俺は武器なのだから。

    ――

    「天空橋くん?」
    不安気に揺れる瞳が俺を捉えていた。
    「だ、大丈夫?どこか痛い?」
    怪我をしたってすぐに治せるのに、優しいその人は俺の身体を誰よりも大切にしてくれる。
    返事を待っている間もその目を逸らさずに俺の言葉を待ってくれる。いつの間にかその時間が心地よくなっていた。
    「いいえ、どこも痛くありません。」
    ちょっと冷たかっただろうか。しかし目の前にいる、同じ特別機動隊3課に所属する郡司晃さんはその言葉にほっと息をついた。
    他人の痛みを気にするなんて、この人はどこまでお人好しなのだろうか。
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