マリオ
晴れ🌞
DONE捏造しかない研修チーム2年目の春無自覚にマリオンを好ましく思っているガストと、一歩踏み出したいかもしれないマリオンと、ほんのり甘いイチゴタルトのおはなしです
DMH3の展示で掲載していました!見てくださった方、いま見にきてくださった方、ほんとうにありがとうございます!!
🍃🌹 甘い、甘い、小麦粉と砂糖と卵の匂い。
ノースセクターの共同スペースが焼きたての空気で満たされている日は、マリオンの機嫌がいい日だ。
昼までのパトロールの後、弟分たちとのランチと買い物で束の間の休息を楽しんだガストは、陽が落ちる前にタワーに戻った。マリオンから明日も早い時間のパトロールなんだからあまりハメを外さずに早めに帰れと釘を刺されていたし、配属から一年半ほど経って、早出のパトロールの前の晩にアルコールを入れるものではないということくらいガストももう分かっている。
帰りに寄ったスーパーマーケットで買ったものを冷蔵庫に入れようとキッチンへ行くと、そこには真剣な面持ちで鍋をかき混ぜるマリオンの姿があった。マリオン・ブライスは真面目で几帳面なようで、意外と大雑把なところもある。シンクには半分に割れた卵の殻がいくつも転がっていて、なんとなくガストは微笑ましい気持ちになった。時折マリオンがポケットにものを入れたまま洋服をクリーニングに出してしまって、ジャックに注意されているのを見ることもある。隙のない見た目とは裏腹に、マリオンにはそんな抜けたところもあることを、共に生活する中でガストは知った。
4509ノースセクターの共同スペースが焼きたての空気で満たされている日は、マリオンの機嫌がいい日だ。
昼までのパトロールの後、弟分たちとのランチと買い物で束の間の休息を楽しんだガストは、陽が落ちる前にタワーに戻った。マリオンから明日も早い時間のパトロールなんだからあまりハメを外さずに早めに帰れと釘を刺されていたし、配属から一年半ほど経って、早出のパトロールの前の晩にアルコールを入れるものではないということくらいガストももう分かっている。
帰りに寄ったスーパーマーケットで買ったものを冷蔵庫に入れようとキッチンへ行くと、そこには真剣な面持ちで鍋をかき混ぜるマリオンの姿があった。マリオン・ブライスは真面目で几帳面なようで、意外と大雑把なところもある。シンクには半分に割れた卵の殻がいくつも転がっていて、なんとなくガストは微笑ましい気持ちになった。時折マリオンがポケットにものを入れたまま洋服をクリーニングに出してしまって、ジャックに注意されているのを見ることもある。隙のない見た目とは裏腹に、マリオンにはそんな抜けたところもあることを、共に生活する中でガストは知った。
sakura__cha
DONE冰秋の些細ないちゃいちゃが読みたいなーと書き散らしたので短いのとあまりオチはないです。私の書く師尊はどうもデレが早い気がする。冰秋いつでもいちゃいちゃしててくれ……
【冰秋】寸歩不離「師尊」
甘やかな声に呼ばれて、書物に落としていた視線を上げる。
卓の向かい側に座りこちらを見つめていた冰河は目が合うととろけるような微笑みを浮かべ、もう一度同じように呼んだ。
「師尊」
「どうした冰河? 師に何か用か」
「いえ、なんでも。呼んでみただけです」
「……? そうか」
不思議に思いながらも視線を書物に戻す。だがそれから寸刻もしないうちにまた同じように冰河の唇が「師尊」と紡ぐ。書に集中しているふりをして無視してみると、今度は少し不安そうな声が同じように囁いた。
「師尊……」
「だからなんだ? そう何度も呼ばずとも聞こえている。もしやそなた、私をからかって遊んでいるのではあるまいな」
「いえ、そんなつもりでは。申し訳ありません……つい、嬉しくて」
2028甘やかな声に呼ばれて、書物に落としていた視線を上げる。
卓の向かい側に座りこちらを見つめていた冰河は目が合うととろけるような微笑みを浮かべ、もう一度同じように呼んだ。
「師尊」
「どうした冰河? 師に何か用か」
「いえ、なんでも。呼んでみただけです」
「……? そうか」
不思議に思いながらも視線を書物に戻す。だがそれから寸刻もしないうちにまた同じように冰河の唇が「師尊」と紡ぐ。書に集中しているふりをして無視してみると、今度は少し不安そうな声が同じように囁いた。
「師尊……」
「だからなんだ? そう何度も呼ばずとも聞こえている。もしやそなた、私をからかって遊んでいるのではあるまいな」
「いえ、そんなつもりでは。申し訳ありません……つい、嬉しくて」
piri_tokaR2
DONEtwitchのチャンネルヘッダーとチャンネルロゴができました。全貌はこんなかんじ。
描き込んだ作品
Dr.マリオ(医者マリオ・ばいきん三匹)
迷宮組曲(ミロン)
バルーンファイト
レミングス(傘・はしご)
マインクラフト(スティーブ・ストライダー)
トルネコの大冒険(トルネコ・スライム・ももんじゃ)
ドラゴンクエスト(竜王・勇者)
サンサーラ・ナーガ(白竜・主人公♀)
チャレンジャー(くじら) 2
🚶♀️ark EX 🍎🐻
DOODLEポケモンを楽しくプレイしています。楽しい。プラチナでやぶれた世界でいなくなったアカギを救うためにやってきたヒカリって設定でゲームをはじめたガンギマリオタクなのでより楽しかったです。アルセウスを捕まえて心のない世界をかわりにつくってあげようって気持ちでプレイしてますから。ウォロくんなんて目じゃないんですよこちとら目的があるんじゃおらどけr って感じです。そこのけそこのけヒカリが通る・・ 2
ameko
DONEこじつけたようでこじつけられてもいないラン暦❄️🌺ファーストキッス短文(淡白)です。あんまりお祝いできなくてごめんね😂おめでとう🎉
ハッピーバースデーランガ❄️ 一休み、と並んで座ったのを、ランガはチャンスと見なして逃さなかった。暦も油断していたらしく、傍に置いたドリンクボトルを指でつついては往生際の悪さを見せていた。
「いや何つーかさ、ここは日本だし沖縄だけど……お前はカナダで暮らしてきたんだからそっちの文化? 習慣? てのは大事にしていいんじゃねぇのって俺も思うわけよ」
うん、とランガはシンプルな相槌を打つ。
「それはそれとしてだ。ここは日本だし俺はずっとここにいたわけ」
また、ランガはただ頷いた。
それ以上の反応がないことが、暦にとっては圧力になるらしい。ちら、と視線だけで様子を窺った。
「だからぁー……お前からしたら何でもないかもしれねーけど、俺としてはすげートクベツっていうかぁー……」
1118「いや何つーかさ、ここは日本だし沖縄だけど……お前はカナダで暮らしてきたんだからそっちの文化? 習慣? てのは大事にしていいんじゃねぇのって俺も思うわけよ」
うん、とランガはシンプルな相槌を打つ。
「それはそれとしてだ。ここは日本だし俺はずっとここにいたわけ」
また、ランガはただ頷いた。
それ以上の反応がないことが、暦にとっては圧力になるらしい。ちら、と視線だけで様子を窺った。
「だからぁー……お前からしたら何でもないかもしれねーけど、俺としてはすげートクベツっていうかぁー……」
霧月悠衣@完成品はツイッターへ
MEMOドクターマリオワールドがサ終した時のスクショコラージュなんだけど……。音楽にのせて今までの記録ムービーにされて、今までのどんなサ終より悲しみが溢れてしまった。サービス開始日から毎日遊んでいたんだけど、陣痛中も出産後も辛い時ちょっと我を忘れて遊べて大好きだったな。
ふろの
DOODLEペーパーマリオ オリガミキングブンボー軍団の擬人化注意報(アイディア出し遊びのすごい汚いラフです)
ハサミくん
お城にいたからリッチめにと燕尾服をカバーに見立てて着せちゃった
もっとサイコショタかな?!
→アップデートしました😊
https://poipiku.com/277553/6069789.html
セロハンテープくんも忍者すぎるのでまたいつか修正します! 2
ああや
MOURNINGダチの恋愛をとどのつまりお互い応援している。 悪友そして帝幻。ウィンドミル「ドラマとか小説とかで人間がなんともなしに5秒ぐらい見つめ合ったらチューすんじゃん」
「しますねえ」
ハロゲンヒーターから発する熱でぽぉっとしながら一二三がぼやく。
幻太郎も同じぐらいハロゲンヒーターにやられてるのでぽぉっとなっており、首振り機能、早く一二三の方に行かないかと願いながらその言葉に答えた。(首を固定したらやり返されるのでそんな子供みたいな真似はしない。どうせやるならガキレベルに戻って直接ヒーターで殴るぐらいまでヤッちまいたい仲である。二人っきりの一二三とはもう。)
「黒い表紙のヤツもそうだった」
「どれ」
「男が出てきて、ウジウジ言うやつ」
「最近?」
「なんか…本屋で買ったやつ、先週」
「あ、アレですか」
3395「しますねえ」
ハロゲンヒーターから発する熱でぽぉっとしながら一二三がぼやく。
幻太郎も同じぐらいハロゲンヒーターにやられてるのでぽぉっとなっており、首振り機能、早く一二三の方に行かないかと願いながらその言葉に答えた。(首を固定したらやり返されるのでそんな子供みたいな真似はしない。どうせやるならガキレベルに戻って直接ヒーターで殴るぐらいまでヤッちまいたい仲である。二人っきりの一二三とはもう。)
「黒い表紙のヤツもそうだった」
「どれ」
「男が出てきて、ウジウジ言うやつ」
「最近?」
「なんか…本屋で買ったやつ、先週」
「あ、アレですか」
三点リーダ
DONEマリオンと第13期の『ヒーロー』たちが対話をする雰囲気小話。15 如月レン マリオンが小会議室に足を踏み入れると、室内には既に人影があった。
「最後はオマエか」
先にいた人物――如月レンはマリオンの声にぴくりと反応を示すと、視線を持ち上げて彼を見上げた。
「マリオン……」
呟くようなその声に気づいたのか気づいていないのか。マリオンは椅子に座るやいなや腕を組み、じっとレンを見つめて言い放つ。
「ガストにも言ったが、この場を使って話すことなんて無い。オマエは何か話したいことはあるか」
「……特にない」
「それだと話が終わってしまうだろう」
マリオンの問いに、レンは暫く考えた後に首を振った。しかし、マリオンはその答えが気に入らなかったのだろう。その答えは許さないとばかりに、不機嫌そうに顔を顰めた。
2322「最後はオマエか」
先にいた人物――如月レンはマリオンの声にぴくりと反応を示すと、視線を持ち上げて彼を見上げた。
「マリオン……」
呟くようなその声に気づいたのか気づいていないのか。マリオンは椅子に座るやいなや腕を組み、じっとレンを見つめて言い放つ。
「ガストにも言ったが、この場を使って話すことなんて無い。オマエは何か話したいことはあるか」
「……特にない」
「それだと話が終わってしまうだろう」
マリオンの問いに、レンは暫く考えた後に首を振った。しかし、マリオンはその答えが気に入らなかったのだろう。その答えは許さないとばかりに、不機嫌そうに顔を顰めた。
三点リーダ
DONEマリオンと第13期の『ヒーロー』たちが対話をする雰囲気小話。14 キース・マックス「お、もういるのか。早いな~」
暫く音沙汰の無かったドアが開く。やけに間延びした口調をしながら現れた人物――キース・マックスに、マリオンは厳しい視線を送った。
「……遅刻だ」
「あれ? そうだったか?」
低い声で告げられた事実も、キースにとっては日常茶飯事であるらしい。特に気にした様子もなく、大げさなかけ声をかけながら椅子にだらりと腰掛けた。
「オマエというヤツは……。どうして『ヒーロー』になれたのかが分からない」
「そいつはよく言われるよ」
「やる気はあるのか」
「ある時にはある。ほら、能ある鷹は爪を隠すっていうだろ?」
蔑んだ眼差しを向けるマリオンをものともせず、キースはへらへらとした態度でそう返す。
2354暫く音沙汰の無かったドアが開く。やけに間延びした口調をしながら現れた人物――キース・マックスに、マリオンは厳しい視線を送った。
「……遅刻だ」
「あれ? そうだったか?」
低い声で告げられた事実も、キースにとっては日常茶飯事であるらしい。特に気にした様子もなく、大げさなかけ声をかけながら椅子にだらりと腰掛けた。
「オマエというヤツは……。どうして『ヒーロー』になれたのかが分からない」
「そいつはよく言われるよ」
「やる気はあるのか」
「ある時にはある。ほら、能ある鷹は爪を隠すっていうだろ?」
蔑んだ眼差しを向けるマリオンをものともせず、キースはへらへらとした態度でそう返す。
三点リーダ
DONEマリオンと第13期の『ヒーロー』たちが対話をする雰囲気小話。13 ジェイ・キッドマン「お、来たな。先に座っているぞ」
マリオンがドアを開けると、席に着いていた人物が声を上げる。その人物――ジェイ・キッドマンはマリオンの姿を確認すると、人当たりの良い笑みを浮かべた。マリオンはその言葉を返す素振りも見せず、そのまま正面の席に腰掛ける。
「こうしてマリオンと話す機会があるのは、珍しいな」
「メンター会議で何度も顔を合わせているだろう」
「そうなんだが、2人きりということは中々無いだろう?」
「ボクは忙しいし、そもそも話す内容もないだろ」
「手厳しいな……」
とりつく島もないマリオンの応答に、鷹揚な態度は変わらないままジェイが苦笑を漏らした。
「でも、マリオンが忙しいというのは事実だ。今は特に……大変だろう。大丈夫か?」
2147マリオンがドアを開けると、席に着いていた人物が声を上げる。その人物――ジェイ・キッドマンはマリオンの姿を確認すると、人当たりの良い笑みを浮かべた。マリオンはその言葉を返す素振りも見せず、そのまま正面の席に腰掛ける。
「こうしてマリオンと話す機会があるのは、珍しいな」
「メンター会議で何度も顔を合わせているだろう」
「そうなんだが、2人きりということは中々無いだろう?」
「ボクは忙しいし、そもそも話す内容もないだろ」
「手厳しいな……」
とりつく島もないマリオンの応答に、鷹揚な態度は変わらないままジェイが苦笑を漏らした。
「でも、マリオンが忙しいというのは事実だ。今は特に……大変だろう。大丈夫か?」
三点リーダ
DONEマリオンと第13期の『ヒーロー』たちが対話をする雰囲気小話。12 ブラッド・ビームス「いつもは『忙しい』などと嘯いているのに、ここに来る時間はあるんだな」
ドアを開けた先に鎮座していた人物に、マリオンは冷徹な瞳を向ける。その視線を受けた彼――ブラッド・ビームスは、向けられた皮肉にきっぱりと答えた。
「何を勘違いしているのか分からないが、俺はこの企画の賛同者だ。余程の理由がなければ参加する」
マリオンが到着するまで仕事をしていたのだろう。操作していた端末の画面を消すとテーブルの上に伏せた状態で置いた。
「もうこの企画が開始してから12回目の対談となるが、どうだ」
「無駄な時間を過ごしている、と思っている」
拗ねたように口を尖らせるマリオンに、ブラッドはほんの少し眉を寄せる。
「この企画の趣旨は理解しているか」
2225ドアを開けた先に鎮座していた人物に、マリオンは冷徹な瞳を向ける。その視線を受けた彼――ブラッド・ビームスは、向けられた皮肉にきっぱりと答えた。
「何を勘違いしているのか分からないが、俺はこの企画の賛同者だ。余程の理由がなければ参加する」
マリオンが到着するまで仕事をしていたのだろう。操作していた端末の画面を消すとテーブルの上に伏せた状態で置いた。
「もうこの企画が開始してから12回目の対談となるが、どうだ」
「無駄な時間を過ごしている、と思っている」
拗ねたように口を尖らせるマリオンに、ブラッドはほんの少し眉を寄せる。
「この企画の趣旨は理解しているか」
三点リーダ
DONEマリオンと第13期の『ヒーロー』たちが対話をする雰囲気小話。11 ガスト・アドラー ちくたくと時計の秒針が鳴る音が響く。そんな空間にマリオンの目の前に座る人物――ガスト・アドラーは、どこか居心地の悪そうに身体を動かしながら口を開いた。
「なぁ、マリオン……。何か話さねぇか?」
「今更こんな状況でオマエと話すことなんて無い」
「いやいや、そんなことねぇって」
マリオンとガストがこの部屋に入ってから、一体どれだけの時間が経過しただろうか。しかしその経過時間とは裏腹に2人会話という会話を行うこともせず、ただひたすらに時間を消費しているというのが現状で。
「というかお前、どことなく機嫌が悪いのは何でなんだ?」
「別に。いつも通りだ」
「明らかに嘘だろ……」
ふいと視線を逸らしながら答えるマリオンに、ガストが困ったように眉を下げる。
2110「なぁ、マリオン……。何か話さねぇか?」
「今更こんな状況でオマエと話すことなんて無い」
「いやいや、そんなことねぇって」
マリオンとガストがこの部屋に入ってから、一体どれだけの時間が経過しただろうか。しかしその経過時間とは裏腹に2人会話という会話を行うこともせず、ただひたすらに時間を消費しているというのが現状で。
「というかお前、どことなく機嫌が悪いのは何でなんだ?」
「別に。いつも通りだ」
「明らかに嘘だろ……」
ふいと視線を逸らしながら答えるマリオンに、ガストが困ったように眉を下げる。