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    ミルト

    佐伯雛子

    DONE坂視点坂伴ssです。坂の母を捏造していたり、モブ上官が出てきてたりな短い話です。ピアノを弾くサカノーエコージが書きたかったんです。
    因みに作中で坂が弾いている曲はタイトルの曲です。編曲は作曲者の妻版でご想像ください。元々原曲が歌曲でそれをピアノ用に編曲しているので、歌詞を読みながら、曲を聴きながら読んでみるとより楽しいかもしれません。

    ※9話ネタバレ注意
    ※ばんちゃは最後しか出ません。
    Widmung【坂視点坂伴ss】少し昔話をしよう。
    これは私がまだ少尉に上がりたての頃。季節は夏、上官に連れて行かれた迎賓館での夜会での話だ。

    ***

    上流階級の社交場とは退屈なものである。華やかなドレスや着物に身を包んだ淑女達、仕立ての良い正礼装姿の紳士達が一つどころに集まっては噂話に花を咲かせ、上辺だけの微笑に、言葉尻にじわりと欲を潜ませて。何とも居心地の悪い場所であった。

    おまけに黒を纏った男達の中で第二種軍装の白は目立つのか。至る所から無数の視線を向けられているのが痛い程分かった。頭のてっぺんから爪先までを這う、ねっとりとした視線。粗はないかと誰も彼もが己に点数をつけているようで堪らなく不愉快だった。

    己の成功の為に飾り立てた連中から勧められるがまま上機嫌で杯を煽る上官を横目に、青二才であった私はこのくだらない集まりが早くお開きになることをただ願っていた。
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    mujo_404

    DOODLEルグくんめちゃキャラ崩壊かもしれない
    あと尻尾の動き方を調べてみると少し面白いかもしれない……
    もう本一冊できるんでねぇかってくらい書いたよ

    あ、最後のは特に深い意味はないです
    終演は貴方の手でペリドットの務める病院へとやってきた、大きな病院で、ペリドットはここの院長らしい
    ルベルトと、さきほど起きたグレッグの二人が受付を済ませた後、看護婦に連れられるままに奥へと進んだ、アレクとアインスはなんとなくルグはここに居るのではないかと予想が付いていたのか、周りの空気を読んでなのか、終始無言であった
    しばらく歩くと着いたのは……手術室の前の、ベンチだった
    そこにはルグも居た、…が、俯いて、無言で地面を眺めている、ルキと知り合いだったのだろうか?そう思いながらサファイアが声をかけようとするが、それをアレクが「話しかけなくても、気づいてる」と制止する、そのまま一同は何も言わずに、静かにベンチに座った
    しばらく、5人の間に静かな時間が流れる、ルグはずっと俯いて、ルキの生還を静かに待っているし、サファイアは心配で気分が悪くなっているリズのことをなだめているし、ルベルトとグレッグはそわそわしながらもじっと座って待っている
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