Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    メルバ

    ヨヨヨ

    TRAINING書きたいもの詰め込んだいつものぐだぐだハッピーやおい、タイトル考え中…
    ・少女漫画&ラブコメなばんりお&あおみさ
    ・自分より身体の大きい受同士が仲良くおしゃべりしてるのをThe☆彼氏の眼差しで見つめるばんりとあおい
    ・男前白石万浬概念とさみしがりや桔梗凛生概念
    ・ダブエス男気カーニバル&NORICENOLIFEイベのネタあり
    ・だらなびからの輸入ネタもあるよ!
    ・方言の間違いはご容赦ください🫠
    ばんりお&あおみさダブルデート「~~もう! 誰も来ないじゃん!」

     スマホを握りしめて学生食堂の前で立ち尽くす俺――若草あおいは半泣きになりながら、どうやってぶつけたらいいのか分からない憤りや悲しみといった感情を抱えてうち震えていた。

    ***

    「今週は学食で大盛り無料キャンペーンをやっているらしい」

     そんな情報を持ってきたのは絋にいだったか、大和だったか。
    確か学内の掲示板にも告知の張り紙があった……気がする。

     鴨川大学文化奨励コンテスト―― 実質ミスターキャンパスとも言えるコンテストの新入生男子の部・優勝の副賞、学食無料券。半年分あったにも関わらず5人で気要らず使ってしまったものだからあっという間に無くなり、家計が元通りの火の車になった俺たちにとって「大盛り無料」という言葉はものすごく魅力的に映った。
    10597

    7go_220

    DONEこの本(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14744967)と同じ時空の現パロだけど、単品でも読めるバソ髭ちゃん。「はぁ……ファストフード食べたいでごじゃる」
     本日のメインディッシュである牛フィレ肉のステーキをしっかりと咀嚼しながらそう漏らす。食事は美味しいのだ、食べ放題やグラム売りの格安店とは比べ物にならない程肉自体に旨みがあるし、焼き加減も上手い。
     だがこれを毎日食べたいかと言われたら別である。あの不味い脂身たっぷりの硬い肉、付け合わせの潰れたコーンや油で揚げた後しんなりした芋が既に恋しい。
    「今食事をしている真っ最中だというのに、お前は何を言っているんだ?」
     拙者の切実なぼやきにツッコミを入れてきたのはネトゲで数々の修羅場を共に乗り越えてきたオフ友であり、数週間前にオレを唐突に拉致してきやがった変態――ブラックバート。本名はバーソロミュー・ロバーツというこの男は無駄に金を余らせている上趣味が破茶滅茶に悪く、思い出したくもないので詳細は省くが現在オレをヒモとして飼っている。
     オタク的な趣味の充実っぷりでは頗る快適なのでまだ居てやっているが、気に食わないのは変態っぷりとその成金趣味。
     あまりにも口喧しいので仕方無く風呂に入っていると、乱入してきて頭の先から尻の割れ目まで洗いに来るような 6776