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    モナカ

    back_side_moon

    TRAINING桜樹の化身の守沢と、高校生鬼龍です
    とむさんとかほさんの桜紅千に触発されて、設定一部お借りしました🙏
    守沢が嬉しいと花びらが出現して花まみれになるので桜の傘を差しかける鬼龍…という理解をしました
    「鬼龍が傍にきてくれると嬉しくて花びらをよけいに降らせる(物理的にある以上に)守沢」しか書けてません(しかも人外)が、イメージがなければ書くこともなかったので…
    素敵なツイートありがとうございました🌸





    .はらはらと薄紅色の花弁が舞い落ちる。
     その広場はいつもひと気がない印象だった。奥に、ひときわ存在感を放つ桜の古木があるほかは、風雨にさらされて文字も判別しづらい歌碑のようなものが置かれているだけだ。樹からほどよく離れた位置に、石の腰掛けが二基。
     紅郎は自宅に近いこの場所によく足踏みする。
     日課のランニングの終わりにここのベンチで息をととのえたり、空手の型をさらったりするのだ。幼い頃から好きで続けているが、体格にもめぐまれた紅郎に向いていたのだろう。もうすぐ昇段試験というときなど、時間を忘れて鍛錬することもある。
     そんなときは、気づけば日の落ちた空を半分覆うように枝を伸ばした桜が、静かな風に葉を揺らしている。いちどに視界におさめきれないほどの樹勢をみやれば、高みから自分を見守る視線がそこにあるような気がしてくる。幼い紅郎はそう感じることを特に不思議にも思わず、かえって親しみをおぼえていた。

     冬がおわりに近づくにつれ、桜の樹は春への憧れを秘めてはりつめた気配を漂わせる。息をひそめて指折りかぞえてその日を待ち、花びらのまじないで閉じ込める。過ぎ去る刻を、人を 1099

    キネマ

    MAIKING図書館ホラーあつめ

    この小説はチャット形式・SNS形式・ちゃんねる形式・文語体が混ざった作品になっております。苦手な人はそっとじして何もなかったようにふるまってくれるとありがたいです。
    これは、とある帝国図書館横須賀分館の業務報告用チャットでのある会話から始まった騒動である。

    1. 突如鳴り響いたロック
    ×月××日 本日の日誌担当者 小林多喜二の日誌より
    「今日ビックリしたことがあったんだ。司書さんの方針変えなのかわからないけれど、館内でクラシックが流れていた。どう表現したらいいかな。澄み切った小川のせせらぎみたいに静かで流れるような曲だったよ。いい曲だな、誰が選んだんだろうか。と聞き入っていたら、突然激しい現代の楽器が使われている騒々しい曲が流れてきたんだ(司書さんに聞いたら“ハードロック”というらしい)。受験前のうとうとしていた学生も、図書館を仮眠室だと思っている中年のサラリーマンもみんな飛び起きた。けど、不思議なんだよね。司書さんに聞いたら、そんな曲の円盤は持ってないってさ。それにそもそも、図書館には放送室は無いから館内で音楽をかけるのは無理だとも言ってた。それじゃあ先に流れていたクラシックはどこから流れていたんだろうね。その日を境にぱったりと止んでしまったよ。」
     志賀:むしゃ、BGMの話、司書や館長から聞いていたか?
     武者小路:ううん、全く聞いてないよ。 4965

    moonlight_32111

    DONE■レオマレ■診断
    ベッタ再録
    ■片思いレオマレにしてみた。
    ↓診断結果
    もなかのれおまれさんには「終わりが見えない」で始まって、「君の名前を呼んだ」で終わる物語を書いて欲しいです。季節を感じる話だと嬉しいです。
    #書き出しと終わり #shindanmaker
    https://shindanmaker.com/828102
    終わりが見えない。
    嫌われているのに、これ以上相手に嫌われるのは・・・・。
    いつからこの思いが自分の胸を甘い痛みとなって身体を蝕んでいるのかもう忘れた。
    自覚なんてしたくなかった。こんなに苦しいなら。
    諦めようと何度もひと目がつかない場所で、静かに涙を流してしまうというのに。
    「それも青春のひとつじゃ」
    リリアに相談したが、楽しそうに微笑まれて何も解決もしなかった。

    月夜が学園に振り注ぐ。
    マレウスは日課である廃墟巡りに向かうため、寮をこっそりと抜け出した。
    静寂に包まれた目的の廃墟までの道のりで、今日も一人物思いに耽る。
    今日こそは、歪み合わずに話をしようと決めていたのに駄目だった。
    どうやったら、普通に話すことが出来るのか。ほんの少しでいいから歪み合わずに話すことはできないか。
    そんな考えが頭を駆け巡り、答えがなかなか出てこない。簡単に相談出来る内容でもない。
    ひとりで考えても答えが出ないとわかっている。気軽に相談出来る友がいないのであれば、相談することも難しいだろう。
    悩んでいるマレウスを嘲笑うかのように、月の光は闇夜を照らす。
    溜息を一つ零すと、目的の廃墟まで向かっていた足が 1215

    moonlight_32111

    DONE診断■んばみか
    ベッタ再録
    今日のもなか本丸のんばみかは『腕枕の近さに顔を赤らめる受けと、愛おしげに受けを抱き寄せる攻め』で妄想してみましょう
    多分ねー。三日月さんはワーカーホリック気味だから非番与えたんだけど、
    おとなしく休むはずがないってことで、三日月が寝入った後に近侍殿が、
    勝手に布団に侵入したんだど思う。このンバさんは多分極。
    そして二人は両片思い!!!だと思う。
    勢いで書いてみたん。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    部屋に差し込む日差しが寝ている二人に覚醒を促している。
    三日月は自分を暖かく自分を包む温もりを離したくなかった。
    だが非常にも朝日は待ってはくれず、朝だ起きろ起きろと容赦なく、
    その陽で徐々に部屋を照らしていく。
    三日月はむずがるように、顔を温もりに押し付ける。
    そして、ぼんやりと眼を開けると、拡がるのは肌色。
    不思議そうにしながら、眼をこすり顔を上に上げるとそこには
    普段は布に隠されている山姥切の顔が。
    「・・・・・」
    驚きのあまり声が出なかった。どうしてこうなったのだろうか?
    密かに想っていた近侍殿の胸の中だと?
    そろりと横目で確認するとソレは近侍殿の腕?
    一気に三日月は自分の置かれている状況に戸惑い、顔を真赤にしながら勢いよく身体を起こそうとする。
    が、しかしソレは叶わなかった。
    「?!」 855