Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    モプ

    オルト

    TRAINING22世紀蕎麦屋のタイカケ(6歳差)
    22世紀のタ、何百回でもプロポーズして欲しい。
    「カケル! なぁなぁなぁ!」
    「なぁに~?」
    「なぁ、こっち来て! 俺の部屋! 遊ぼ!」
    「食べ終わってからね~」
     カケルはへらへらして蕎麦を啜った。カケルがおれんちの蕎麦好きなのは嬉しいけど、自分が蕎麦に負けたみたいでなんか悔しい。
     俺はカケルの向かい側に座って、カケルを観察する。もうすぐ閉店の時間で、店の中にはカケルとカウンターに座るオッサン、片付けや明日の仕込みをしている父ちゃんだけ。あぁ、いっそ俺とカケルの二人きりだったらいいのに。
    「ん~おいし」
     カケルはいつも蕎麦と一緒に玉子焼きを注文する。凄く好きらしい。
    「そうかよ。おめぇ、ホント好きだよな」
    「うんっ! だ~いすき!」
     笑顔でそう言うカケルはめちゃくちゃ綺麗で可愛い。この笑顔をずっと傍で見ていたくて、俺がこの笑顔を守りたくて、前からカケルに「俺と結婚してくれ!」って言ってるのに、「まだ結婚出来る年齢じゃないよ」「大人になったらね」と笑って言われて誤魔化されている。確かに、まだ結婚出来る年齢じゃないってのはもうわかる。だけど、せめてコンヤクするとか、コイビトになるんなら、大人じゃなくても出来るだろ? カケルの持っ 819