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    ヨガ

    echichibom

    MOURNINGその後冒険者になったトモエ(ミサトの初恋の女性)とトモヨがエンカウントする話

    トモエのミサトへの想いはミサトが里を去ってから募っていったものだとおもてる。なので恋心とかではない。恋心未満ではあるかもしれない。
    その先の光私は成すべきことを全てを終わらせたようだ。
    休む間もなく体が先に動いて、導かれるようにラノシアから船に乗った。抜け出した里に帰るのは危ないだろうからその近辺だけど…何となく故郷の景色を見たくなった。

    あれから何年、何十年経っただろう。
    「…ミサト」

    彼の名前はずっと頭の片隅にある。ゴルモアへ発った彼のその後を私は知らない。事実として知っている事はこの旅で得た世界の情勢と歴史、そして当時…あの時の戦いでダルマスカが帝国の属州になったこと。
    私達が暮らしていた里は位置が遠かったから大きな被害はなかったけど、そこで何が起き、どんな惨状が広がっていたのかをこの目で見た訳ではない。

    私が今ここに立っている理由は一つ。彼の、自由…世界の豊かさを求めるあの眼差しだった。私に向けられたものではない。血にも塗れていた。でもあの目には私の心に訴えかける何かがあった。あの時ははっきりとわからなかったけど…。共に過ごした子供に、私は授けてしまったのだと思う。
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    現遂❗️

    PAST〈庶法0〉【毒占翼】 

    2023初夏頃に投稿したものです。
    軽微な加筆をしました。
    後半で若干、独りよがりに進行する場面があるので少し分かりづらいかもしれません。

    ●内容補填
    ・二人は平服で逢っている
    ・ほせ殿が身に付けているお馴染みの首筋エチ紐は、徐庶の事を想って性的な衝動に駆られるとスルリと結び目が解ける
    ・ほせ殿は、休日が空いていたのに互いを焦らす為に誘いを断り続けた
     仰向けになった法正殿の首元にふと気を取られてしまう。
     隠れ家の寝台で、誘われるままに君を押し倒した。夜も更けて、四つん這いになった俺の下で艶かしさを深める小麦色の肌。首筋に何となく視線を移したら、様子がいつもと違うことに気がついた。首元に緩く巻かれた目新しい紐?みたいな。言い方が今ひとつなのは分かってる。けど、これを何と呼ぶのか俺は知らないから……。
     装飾品を多めに身につけているのは普段から目にしていたけど、政務に就かない休日用に着用するものも別にあるんだなぁとぼんやり考える。
     俺はそういうものにあまり詳しくない。身なりだって最低限ととのっていればそれでいいかって性分だから、その見慣れない首飾りをついまじまじと凝視してしまった。とても似合っているけど……正直に言わせて貰うとこれも外してしまいたい。少しずつ、全部脱がせてからでいい。それを許されるのが俺だけだったら良いのに。策だの学びだの言ってたって、欲望を前にして最後に残るのは浅ましさだけだ。
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    bnnbks_nachi

    DONE気まぐれで身につけるものを贈ったビとヨがハッピーになる話
    はつゆめのそのあと ビーマにとって、それは本当になんでもない、気まぐれとすら呼べないようなことだった。正しく言うなら、不用品を処分した、ということになる。しかしまさか、その不用品がここまで気に入られてしまうとは。
    「お、旦那。またそれか。ずいぶん気に入ってんな」
    「なかなか荘厳な姿をしておるからな。わし様の高貴な髪に見劣りせんだろう?」
    「ああ、似合ってんぜ」
    「ふふーん。そうだろうとも!」
     廊下の向こうからそんなやりとりが聞こえ、ビーマは内心でひやりとした。事の次第がドゥリーヨダナにバレればきっと面倒なことになる。ビーマは二人に見つからぬよう、さっと廊下の角を曲がってキッチンに急いだ。

     ◇

     数日前のことだ。いつものメンバーを休ませたい&キッチン組にもたまには暴れる機会をと連れて行かれた周回先が新宿で、年末だとか在庫売りつくしだとかのセールをやっていて、しかも商店街のいくつかの店でものを買うともらえるチケットを集めてくじ引きができる。ビーマの時代にはなかったイベントだ。特にビーマの興味を引いたのは最後のくじ引きだ。ガラガラと豪快に鳴るくせにぽとりと落ちるのは小さな玉一つ。その色でもらえる景品が分かれているらしい。ふうん、と最初はまったく惹かれなかったその催しの、景品の一覧に視線をやって目についた二等。
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