リュウガ
はるしき
DOODLE無双軸のときとりゅうが。 こほ、と馬上でトキがひとつ咳をする。
ラオウによって秘孔を突かれ、その身を蝕んでいた病は治った。この咳は、かつてのように内からこみ上げ血が混じるものではなく、喉に引っかかった何かを押し出すような空咳だ。ん、と喉を鳴らしたトキは自らの喉をさする。荒れ果てた世紀末の世界。砂埃で喉を痛めたか、とトキは小さくため息をつく。
「トキ」
不意に背後から呼ばれた名前。トキは声の主を確認するように振り返る。
同じく馬上で手綱を握っている、ラオウの部下。天狼星のリュウガが、じっとトキを睨むように見つめていた。
「調子が悪いのか?」
リュウガの問いに、トキは思わず苦笑いを浮かべる。
今は聖帝サウザー率いる南斗の軍と交戦中。主力であるトキの体調が悪いとあったら、護衛を任されているリュウガもラオウに顔向けが出来ないのだろう。大局だけで無く、病み上がりのトキの身体も気を遣わなければいけないリュウガに、トキはつい笑みを溢してしまった。
1113ラオウによって秘孔を突かれ、その身を蝕んでいた病は治った。この咳は、かつてのように内からこみ上げ血が混じるものではなく、喉に引っかかった何かを押し出すような空咳だ。ん、と喉を鳴らしたトキは自らの喉をさする。荒れ果てた世紀末の世界。砂埃で喉を痛めたか、とトキは小さくため息をつく。
「トキ」
不意に背後から呼ばれた名前。トキは声の主を確認するように振り返る。
同じく馬上で手綱を握っている、ラオウの部下。天狼星のリュウガが、じっとトキを睨むように見つめていた。
「調子が悪いのか?」
リュウガの問いに、トキは思わず苦笑いを浮かべる。
今は聖帝サウザー率いる南斗の軍と交戦中。主力であるトキの体調が悪いとあったら、護衛を任されているリュウガもラオウに顔向けが出来ないのだろう。大局だけで無く、病み上がりのトキの身体も気を遣わなければいけないリュウガに、トキはつい笑みを溢してしまった。
wing89331104
DOODLEクトゥルフ神話TRPG「鰯と柊」KP:あーせ
PL:もち / wing
教祖というHOを初めてやるにあたって作ったイノリくん。どんな教祖様でどんな信者がいるんだろう、普段どんな会話をしてるんだろう、たくさん妄想しながらつくっていたのがもはや懐かしく感じる✨
たくさんいる信者の中で、りゅうがはやっぱりイノリの中で特別で。イノリの隣にいるのがりゅうがで“僕は”幸せでした🩵🐟 2
あさぎ
MAIKING優しい話を読みたくて。最初は
ブラミラで書き始めたけど、何だか足踏みになり、ふと、リュウが、やって来た。後は、そのまま、勝手に二人が会話を始めた。
多分もう少し、続く。手直しもするかも知れない。
眠りに付くまでの道程4「なぁ、ブライト。お前さ、なんでいつの間にそんなに苦しそうな顔ばかりするようになったんだ?」
リュウ・ホセイは、俺の橫に寄り添うように、並んだ。
相変わらず、デカイな…
橫に居るだけで、温かな体温を感じる。
滲み出る、包容力。情の厚い、男。他人のちょっとした変化を見逃さず、気を回してくる。
感情に流されてこの仕事が務まるか、と、怒鳴りあげたい気持ちすら、掬い上げる様に、俺ににこりと笑い掛ける。
「お前、何処かに忘れて来たんだろう。」
何を?聞く側がどうとでも取れる含みを持たす言葉。
「リュウ、お前、俺に何が言いたいんだ?」
まどろっこしい。
俺は忙しいんだ。
さっさと結論を言えよ。
橫に並んだデカイ体格を少し見上げて、ハッと息を飲む。
1955リュウ・ホセイは、俺の橫に寄り添うように、並んだ。
相変わらず、デカイな…
橫に居るだけで、温かな体温を感じる。
滲み出る、包容力。情の厚い、男。他人のちょっとした変化を見逃さず、気を回してくる。
感情に流されてこの仕事が務まるか、と、怒鳴りあげたい気持ちすら、掬い上げる様に、俺ににこりと笑い掛ける。
「お前、何処かに忘れて来たんだろう。」
何を?聞く側がどうとでも取れる含みを持たす言葉。
「リュウ、お前、俺に何が言いたいんだ?」
まどろっこしい。
俺は忙しいんだ。
さっさと結論を言えよ。
橫に並んだデカイ体格を少し見上げて、ハッと息を飲む。
りゅうが
DOODLEりゅうがのぽぷだいへのお題は『好きって言って!』です。140文字SSを書いてみましょう。https://shindanmaker.com/1017946
から書いたSS。本を読むポと周りでそわそわするつのしっぽ子竜。
🍕🍞
DONEレカペ2にて無配していたラオリュウ漫画です。リュウが徴を得て光の寺院へ来て間もない頃、まだラオとコンビで王者探しをしていた時期があったんじゃないかな〜と妄想したものです。
※だいぶ前に描きかけだったものに追筆したので絵柄とかバラバラです。 4
misamis57131946
PROGRESSリュウ12歳 好きなコマ✨下書き終わりの状態です
ここからペン入れ、色塗りかな
いや宮廷薬剤師の威厳すごいw
これで何か日々の戒めをアテレコするとすごい効きそう自分
このコマ、リュウが大きく描かれててちょっと驚かすような意味の台詞だからか髪の毛の影がトーン貼られていてとても嬉しい( ´艸`)
色気すごい😳
あつや
TRAINING箱入りだったので、いざ!となった時にリュウから同性との行為についての詳細を正座して聞いてるクンラオさん、みたいな…やつです…聞きながらどんどん顔が赤くなっていくので更にご機嫌になってしまうリュウが居たらいいんじゃないですかね
Sak_i
PAST一人暮らしの良太郎が家なき子リュウを拾うお話。ネコ×ネコCPで、強いて言うならリュウがタチ。
義兄×良要素がありますが、義兄は最低男につき。
あと恋愛感情抜きで牙良・浦良・その他リュウ受表現があります。
※未完です。
猫と宇宙船。 ル・ララ。星の子守唄。
―おうちへ帰ろう、いっしょに帰ろう。
[猫と宇宙船。] Act 01
小雨がしとしと降り続いている。
夜明け前の曇り空、薄い霧が視界を惑わす。
森で迷ったヘンゼルのように、道なき道を歩いていく。
太陽が昇った瞬間に『今日』は始まる。だからまだ、今は、昨日と明日の境目の、異世界のような時間。
みぃ、と か細い声がした。 公園に入ってみれば、屑籠の傍に置き去りの子猫。ダンボールの中で震える小さな命に、良太郎は巻いていたマフラーを掛け、傘を差した。
冬を目前にして雨は冷たく、冷淡に体温を奪う。アパートに帰ってきて、靴を脱ぐ前にポストに入れられていた葉書を訝しく取り上げてみたけれど、行きつけの美容室のイベントを告知するDMだった。誰か知り合いからの葉書かと期待してしまった自分が虚しく、良太郎は葉書をリビングのテーブルの上におざなりに置くと、濡れた髪をタオルで拭いた。―知り合いなんて、あるはずがないのに。自分を育んだ町の人達は誰も、自分の居場所を知らないのに。
20804―おうちへ帰ろう、いっしょに帰ろう。
[猫と宇宙船。] Act 01
小雨がしとしと降り続いている。
夜明け前の曇り空、薄い霧が視界を惑わす。
森で迷ったヘンゼルのように、道なき道を歩いていく。
太陽が昇った瞬間に『今日』は始まる。だからまだ、今は、昨日と明日の境目の、異世界のような時間。
みぃ、と か細い声がした。 公園に入ってみれば、屑籠の傍に置き去りの子猫。ダンボールの中で震える小さな命に、良太郎は巻いていたマフラーを掛け、傘を差した。
冬を目前にして雨は冷たく、冷淡に体温を奪う。アパートに帰ってきて、靴を脱ぐ前にポストに入れられていた葉書を訝しく取り上げてみたけれど、行きつけの美容室のイベントを告知するDMだった。誰か知り合いからの葉書かと期待してしまった自分が虚しく、良太郎は葉書をリビングのテーブルの上におざなりに置くと、濡れた髪をタオルで拭いた。―知り合いなんて、あるはずがないのに。自分を育んだ町の人達は誰も、自分の居場所を知らないのに。