ロジ
dressedhoney
DOODLEDロジェ。旅の途中で二人が雨宿りをする話。正しい形 リムグレイブは天気が変わりやすい。とはいえ、こうも沛然とした暴雨に見えるのは珍しいことだった。
「あーあ、絞っても絞っても出てくる……」
ロジェールが軒先で服の裾を握り、ギリギリと捩りながら言う。防水加工のされていない帽子と靴では浸水を凌げるわけもなく、頭の先から足の先までずぶ濡れだ。夜更け前に屋根のある廃屋を見繕えたのは幸運だったが、水ずくめの衣服がべったりと肌に張り付いているのは不幸という他なかった。
相棒を見やれば、室内で重たい鎧を脱いでいる。現れた体はある程度の水気を感じさせたが、濡れているというより湿っていると表現する方が近い。鎧の下に着ていた布の服も、そこまで水分を含んでいる風ではなかった。
6283「あーあ、絞っても絞っても出てくる……」
ロジェールが軒先で服の裾を握り、ギリギリと捩りながら言う。防水加工のされていない帽子と靴では浸水を凌げるわけもなく、頭の先から足の先までずぶ濡れだ。夜更け前に屋根のある廃屋を見繕えたのは幸運だったが、水ずくめの衣服がべったりと肌に張り付いているのは不幸という他なかった。
相棒を見やれば、室内で重たい鎧を脱いでいる。現れた体はある程度の水気を感じさせたが、濡れているというより湿っていると表現する方が近い。鎧の下に着ていた布の服も、そこまで水分を含んでいる風ではなかった。
トコノマ
PROGRESS下描き 48/52/アークナイツ残り5ページ!!
ノイヤトは最高だなと思いながら描いていたら、「ノイヤトのアンソロジー欲しい…主催したら誰か一緒に描いてくれるかな…」ととち狂い出したので寝ます。
kanasumina
DOODLEハス負けアンソロジーの寄稿原稿のサンプルです!宜しくお願いします🤗素敵なサンプルに参加できて嬉しいです…🤗部数アンケートはこちら!是非!✨✨👏👏☺️
✨✨https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdp3VILN2R63YGYzRrBeqWsItiVsHuO4b2TLfT1mhy9O25Zxg/viewform?usp=send_form 4
hena_chiku
DONE正邪のツガイアンソロジー『罪と罰ときみと』掲載作「共鳴」(作:ぽんづよし)のアナザーストーリー的なおまけです。パスワードはアンソロジーのコメントカットに掲載させていただいています。 711ヒン@ほや
PASTネロのア・ラ・カルトアンソロジー様に寄稿させていただいた漫画のweb再録ですキッチンに集まってきた178㎝組にネロが賞賛されたり脅迫されたりします
2ページおまけ(吹き出しで隠れたオーエン、執筆者コメント欄のイラスト) 10
ABBBA
DOODLENO枕🟦🟥たまにはハッキリNOと主張出来る🟥ちゃん偉い!たまには言うこと聞く🟦も偉い!笑
でも一緒に寝ない選択肢は無い!!笑笑
ちょうど当たってて寝るどころじゃなくなるwww
(むしろそれが狙いかもwwww)
🟦は上半身脱いで寝る派を推す 2
dressedhoney
DOODLEDロジェ。『遠き狭間の物語』第一話の設定をお借りしています。好き勝手書いたので何でもええよな方のみどうぞ。おんぶ係いるならだっこ係にお姫様抱っこ係もいるよねという話。
騎士様が姫君を抱く理由 足音が近づいてくる。こつんこつんと遠慮がちに床を踏みしめる歩き方をするのは、円卓に一人しかいなかった。
「あのう、ロジェール様」
落ち着いた女性の声と共に、ふわりとした金の髪が露台に顔を出す。ロジェールは予想通りの客人に優しく微笑んだ。
「ローデリカさん、訪ねてきてくださって嬉しいです。何でもお相手になりましょう」
読みかけの本をテーブルに置き、よいしょ、と近くにある椅子を腕を伸ばして引っ張ってやる。ぽんぽんと木組みの椅子を叩けば、彼女はこくりと頷いた。ローブの端をつまんでおずおずと男の隣に腰かけ、再びぺこりと会釈をし、あたりを見回しながら言う。
「相談事があるのですが……今日はフィア様もディアロス様もいらっしゃらないのですね」
8842「あのう、ロジェール様」
落ち着いた女性の声と共に、ふわりとした金の髪が露台に顔を出す。ロジェールは予想通りの客人に優しく微笑んだ。
「ローデリカさん、訪ねてきてくださって嬉しいです。何でもお相手になりましょう」
読みかけの本をテーブルに置き、よいしょ、と近くにある椅子を腕を伸ばして引っ張ってやる。ぽんぽんと木組みの椅子を叩けば、彼女はこくりと頷いた。ローブの端をつまんでおずおずと男の隣に腰かけ、再びぺこりと会釈をし、あたりを見回しながら言う。
「相談事があるのですが……今日はフィア様もディアロス様もいらっしゃらないのですね」
十一口田アトカ
INFOアンソロのサンプルとアンケートですどこを見ても派生さんだらけ!総勢40名による200ページ超えのてんこ盛りアンソロジー!
当日即完売した場合には事前アンケートを実施した上で1度だけ再販を考えています 11
すいう
DOODLE君サン2にて新婚初夜失敗をテーマにしたアンソロジー「だっておれとお前だぞ!」に参加いたしました!寄稿漫画全11pを2日間展示
御本自体も総勢15名の素敵なルサンが溢れるアンソロジーとなっております!
⚫︎メロンブックス
https://www.melonbooks.co.jp/fromagee/detail/detail.php?product_id=2259604&adult 11
dressedhoney
DOODLEツンケンデヴィンがロジェールに絆されるまでの話。Pixivに投稿済みのものと同一です。
前半がデヴィロジェで後半がダリロジェ。
多分Dロジェの道が違えずゆくゆくはロジェールが双子を同時に覚醒させる方法を解き明かす世界です。
加えてDとロジェールが正反対に描写されているのならロジェールは仲の良くない兄がいたのかもな~という設定の下書かれています。
つまり好き勝手書いています。大丈夫な方のみどうぞ。
瞼裏の憧憬 Dが物言わぬ姿となり、二日が経った。色素の薄い柔らかな髪が、閉じたままの白い目元に掛かっている。傍に腰を下ろすロジェールは、グローブを外した手の甲でそっと血の気の引いた頬を撫でた。
――死んだわけではない。円卓のベッドに横たわる体は小さく上下していたし、触れれば僅かに温かかった。眠っている。彼は丸二日、昏々と、深い眠りに沈んでいる。細く長い溜息と共に、尖り帽に垂れる輝石が揺れた。
切っ掛けは二日前の地下墓での出来事だった。狭い通路でインプとやりあっていたあの日。罠を挟んで牽制しあっていたが、悪鬼の投げたガラス片が近くの石像を倒し、カチリと嫌な音を鳴らした。予想外に発射された数多の槍は敵を殲滅し、残った数本がロジェールに迫る。それをDが咄嗟にかばったのだ。矢程度なら鎧で防げたが、生憎と地下墓の守りは甘くない。
13151――死んだわけではない。円卓のベッドに横たわる体は小さく上下していたし、触れれば僅かに温かかった。眠っている。彼は丸二日、昏々と、深い眠りに沈んでいる。細く長い溜息と共に、尖り帽に垂れる輝石が揺れた。
切っ掛けは二日前の地下墓での出来事だった。狭い通路でインプとやりあっていたあの日。罠を挟んで牽制しあっていたが、悪鬼の投げたガラス片が近くの石像を倒し、カチリと嫌な音を鳴らした。予想外に発射された数多の槍は敵を殲滅し、残った数本がロジェールに迫る。それをDが咄嗟にかばったのだ。矢程度なら鎧で防げたが、生憎と地下墓の守りは甘くない。