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    一人称

    wombat_kawaii

    PROGRESS書きあがるまで死ぬほど時間がかかりそうなので、プロトタイプを掲載していく。
    完成したら(はちゃめちゃに)加筆修正を行って支部へ。生前アラスターの一人称に悩んでいます。

    謎の連続殺人犯──通称「ニューオリンズの悪魔」が残す暗号を協力して解読する生前ハスアラの話。一体、ニューオリンズの悪魔は誰なのか──!?その目的とは──!?みたいなやつ。
    タンゴはひとりじゃ踊れない【ハスアラ】「おや、新顔だな」

    その日はなんてことない日だった。

    急激な都市化の波に乗り、日雇いの土木仕事を終え、間抜けな金持ちからイカサマポーカーで擦り取ったはした金を握りしめて疲れきった体を酒に漬けて、カウンターで眠りこけて、金を擦り取られる。そんなクソッタレな日が続いていた中で、人手が足りないからと声をかけられてとあるスピークイージーの店長に拾われたのはちょうど一月程前のことであった。
    店長はよく言えばこの狂乱の忙しない時代には珍しい隣人を愛する気質のある男で、その節介にハスクも救われたわけだった。町はずれの小さなスピークイージーではあったが、それでも店長の人柄に惹かれて常連客は多かった。
    大抵のことをそれなりにこなすことができるので、大きな躓きもなく仕事を行うことができた。
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    なかりせ

    DONE一人一人称、K富の人間が書きましたが恋愛描写なし、診療所メンツとほのぼのが主です。
    ちょっと怪談チックなお話が書きたくてタグをお借りします。季節外れですが夏のお話です。恐怖・暴力描写はありません。
    一人先生は幽霊や魂をどのように切り分けて接することができるのだろう……。引っ張られそうになった時に踏みとどまれるのは、帰る場所・呼ぶ人がいるからってことが書きたかった。
    炎と息吹―200X年 8月XX日 
    とても暑い日だった。オレはたまたま行きあった患者を治療し、病院から帰るところだった。

    ***

    「では、また後日伺いますので」

    一人は一礼して病室を出る。踏みしめるリノリウムの床はひんやりとした空気を抱えており、外のじりじりとした熱射もここまでは届かない。夏の長い日がようやく傾きだし、まだ暑さが残っているだろうビル街を歩くと思うと憂鬱であったが、目の前で倒れた急病人を助けられたことで一人の心は風が通り抜けるようにすっきりとしていた。

    N県からふたつほど県境を越えたところにあるこの都市に来たのは、以前手当をした患者の経過を見るためであった。その用事を終えたときはまだ昼前であったが、帰路に着こうと大通りに出たところで急病人に行きあったのだった。
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    いしえ

    DONE吏将一人称文。うらめしT戦あたりの心境描写。画魔が生死さまよってる状態ではっきり今後の生死を明記していませんが、吏将は生き延びてほしいと思っている描写です。
    多少ベクトル違っても似たもの同士の画吏尊いなーと思って書きました。魔性Tすき………
    ロマンチストはかく語りき/画吏 甘ったれた、ロマンチシズムだ。里をぬけてなお、まっとう忍で在ろうとする。――そう、在るしかできないとばかりに。その不器用な真っ直ぐさは、さながら腐った土壌に凜と根を保つ一本の青魔竹だ。曲がりながらも、生ゆ孤碌松だ。白に紅にと咲く冠梅だ。
    『…土壌がどれほど血で汚れていようと、おまえのように馬鹿正直な木も、育つものなのだな』
     いつしか、そんなやりとりを交わしたとき、画魔の返した言葉がわすれられない。本当に、こいつは、ひかりの世界でも忍を続けでもするつもりだったのだろうか?
    『それなら、おまえは、真新しいさら土(つち)だな』
     唖然と、したものだ。新風だとか新雪だとか、そういったものは確かにきく。だが、ゆるりと自然育つ土に、歴然としたあたらしさなどあろうか? あるならそれはごく薄っぺらいうわつらか、それとも、どこまで指すのやら。
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    N_satiwo

    PAST💧←👹(〓)のようなもの
    いかに攻めに見えようと受けは受けです、断固として

    ※謎の力が働いて👹の見た目が急成長した、という設定なので、一人称などは変更していません
    ※ゲ謎入村後、出村できず、墓場鬼太郎1話と6期鬼太郎数話、インターネットのにわか知識、多大なる幻覚をもとに、アツイ内に打て!と書いたものです
    ※様々な設定がゴチャゴチャと混ざり合っています
    ※分からない何も……気が狂いそう
    義父が子を押し倒す話

    「ホラ、これで文句は無いですね」
    「ひぇ……」

    父・水木は困惑していた。
    自ら手塩にかけて育てた愛くるしい化け物が、やはり化け物だったのである。ほんの数日前まで小学生ほどのちまこい少年であったのに。どうしたことか、今や立派な青年に育っていた。比喩ではなく。
    柳のように何とも不可思議な色香を持った男である。薄く、血色のない瞼に長い前髪がかかり、ツイと耳にかける仕草さえ匂立ちそうな。その流し目で、女の一人二人射抜き殺しそうな艶っぽい男。
    ソレに跨られ、壁際に追いやられ、ずずいと迫られている。

    「好い加減、腹を決めてください。水木さん」

    心中も厭わないとでも宣うように吐息まじりに色っぽく囁かれ、水木は父として、断固として絶叫した。
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