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    事務所

    tang_brmy

    PAST初めて書いたぶれまい。節見さんと衣都ちゃんの、カプ未満なジュンブラ会話に纏わる短いおはなし。夜の事務所でふたりきりで事務処理でもしているシチュでお読み頂けると幸いです。節見さんの最後の台詞は、聞いた衣都ちゃんの反応を見たくてわざと冗談で言っています。「それってどういう意味で」と慌てたり、「新開さんに私が試されるやつじゃないですか……」とドン引きされたりとか、真顔以外の衣都ちゃんを引き出したい
    competitive ブライダルフェアに感化されたのか、弥代が「もし結婚するなら……」と小さく呟いたのが耳に届いた。
    「何?」
    「もし節見さんが結婚するなら、お相手はどんな方だろうって」
    「自分の結婚じゃなくて、俺の話? 俺は一人が楽で好きなんだ。誰かと一緒にいたいって思う未来は……今の所見えない。どう考えても弥代の方が先でしょ」
    「……そうなんでしょうか。今回の依頼でこれだけ色々調べたり準備したのに、自分が結婚するってイメージ、全然できませんでしたし。あ、でも、新開さんに『お前にそう言うやつができたら、俺より強いか試してやるから連れてこい』って言われたのはちょっと面白かったです」
     面白いと思っているとは見えない顔で告げられた内容は、確かに少し面白い。
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    とろろ

    PAST6/28~30まで開催されていましたホー常覆面企画で書かせていただきましたお話です。
    結婚情報誌の取材を受けるホー常
    ※未来捏造
    ※🦅がヒーローとして🦅事務所を構えていて🐥がそこでSKをしているif設定です
    染身「フォトウエディングをしましょう!」
    「「フォトウエディング?」」
     静かな事務所内で綺麗に声を揃えたのはホークス事務所の所長であるホークスと、雄英高校卒業後すぐにSKとして所属を果たしたツクヨミ──常闇踏陰だった。

     大戦の最中に個性を失ったホークスはヒーローを引退するのではないかという憶測が飛び交ったが、サポートアイテムを駆使して今もホークス事務所の看板を下げることなく『ヒーローが暇を持て余す未来』のために空を飛び回っている。それに追従するように常闇も共に空を駆け、時には働き詰めな師に休むように進言しながら福岡の街を事務所総出で最速を出して護ってきた。
     そんな公私共に仲睦まじい二人が入籍したと世間を賑わせたのは一月前。隠すことなくその日に公表した際には、かつてのトップランカーやら新米ヒーローから鬼のような連絡があり揃って疲弊していた姿が懐かしい。事務所ではお祝いムードが充満していて、照れくさそうにしていた二人に「結婚式には呼んで」と誰かが声を掛けた瞬間、その空気は一変した。
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