五月
akitiri
MAIKING久し振りにちょっと短編。気が向けば続きを書く尻切れホラー。五月雨江が雨宿りするお話。
とある曲からネタ出し。
五月雨宿り空は灰から黒へ、不機嫌な唸り声を上げながら降り続く雨を前に五月雨江は一振、人の気の無い襤褸屋の屋根で雨宿りをしていた。
万屋に用があった。歌を詠むための墨汁が無くなったので買い足しに来ていた。
墨汁と短冊和紙の入った紙袋に目線を落とすと、中身が寂しそうにカサリと音を立てた。そうですよね。私も早く貴方達を使ってあげたいです。
だが、そんな気持ちを無視して稲光が空で哭いている。これでは中々帰れそうにないではないか。
「……困りましたね」
五月雨がそう呟くと、彼の不満に文句をつけるように風が彼の体を突き飛ばすかのようにぶつかってきた。
「!っ…ぅわっ!」
───ガタン。
五月雨の口から小さく漏れた声と、共に雨風がぶつかった襤褸屋の入り戸が声を上げたのは同時だった。
1305万屋に用があった。歌を詠むための墨汁が無くなったので買い足しに来ていた。
墨汁と短冊和紙の入った紙袋に目線を落とすと、中身が寂しそうにカサリと音を立てた。そうですよね。私も早く貴方達を使ってあげたいです。
だが、そんな気持ちを無視して稲光が空で哭いている。これでは中々帰れそうにないではないか。
「……困りましたね」
五月雨がそう呟くと、彼の不満に文句をつけるように風が彼の体を突き飛ばすかのようにぶつかってきた。
「!っ…ぅわっ!」
───ガタン。
五月雨の口から小さく漏れた声と、共に雨風がぶつかった襤褸屋の入り戸が声を上げたのは同時だった。
ay_orchid
DOODLE2023一至五月DaiX高速公路行车记录密码:开播年份
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キャニ島
PAST既刊公開「深刻/急所」 本文公開 全年齢松井の深刻な不満の話「深刻」と、桑名が松井を心配しすぎて余計なことを言う話「急所」の2本立て漫画。同隊の村雲江と五月雨江がやさしい。
ささやかなあとがきつきの紙版をとらのあなで通販中
https://ecs.toranoana.jp/joshi/ec/cot/circle/LUPAd16Q8X75dA6Rd687/all/ 23
冬ノ月
SPOILER海星✴︎memories 〜挿絵・漫画まとめ〜【目次】
★過去編★
→生きるための呪いをアナタに
→人魚姫
☆現在点☆
→五月雨が降る日(前半)
→オルゴールを鳴らす者・オルゴールを直す者(後半)
〈最終章〉
→第一話・異変と決別 ⚠️首○め表現があります。
→第二話・真実と願望
→第三話・最終のベルは鳴り響く
→第四話・純白の一等星 66
薯条贩卖机
DONE五月小甜饼请注意查收~电车擦边文学/微量诱受?
By薯条
ooc预警
【影日】电车惊魂:橘子与他生闷气的国王*
影山和日向吵架了。
没错,就算是刚在热恋期的小情侣也会为芝麻点大小的事情而吵架。
起因只是日向趁影山不注意将最后一口咖喱包吃掉了而已,两人却将咖喱包引起的小事演变成了即将分手的世界大战。
“日向Boke!!!”
“我真是受够你了,臭脾气国王!!”
日向不甘示弱地吼道,脸和脖子由于过度生气而涨得呈现出暗红色,夺过影山肩上自己的小包,大步向前走去,“我、我不跟你好了!”
人总是在极度愤怒的情况下,无意识地攻击自己最爱的人,日向也是。
话刚说出口,日向就意识到自己说了多么绝情的话,可刚刚说完就服软是绝对不可能的!绝对!
“额哼~走快点啊!笨蛋山!”
可能意识到的确自己也有部分责任,日向还是撇撇嘴对不远处的黑影催促道。
1973影山和日向吵架了。
没错,就算是刚在热恋期的小情侣也会为芝麻点大小的事情而吵架。
起因只是日向趁影山不注意将最后一口咖喱包吃掉了而已,两人却将咖喱包引起的小事演变成了即将分手的世界大战。
“日向Boke!!!”
“我真是受够你了,臭脾气国王!!”
日向不甘示弱地吼道,脸和脖子由于过度生气而涨得呈现出暗红色,夺过影山肩上自己的小包,大步向前走去,“我、我不跟你好了!”
人总是在极度愤怒的情况下,无意识地攻击自己最爱的人,日向也是。
话刚说出口,日向就意识到自己说了多么绝情的话,可刚刚说完就服软是绝对不可能的!绝对!
“额哼~走快点啊!笨蛋山!”
可能意识到的确自己也有部分责任,日向还是撇撇嘴对不远处的黑影催促道。
しょうこ
DONE毎年五月五日になると、一人でふらりとどこかに行ってしまうヒカルの話です。犬を飼うぼくは犬を飼っていて、でもその犬はちっともぼくに懐かない。
懐いたような顔をして、尻尾を振って体をすり寄せて来ても、すぐにするりといなくなってしまうのだ。
何年経ったら、犬はぼくの元から去らなくなるんだろう。
どれくらい待ったら、ぼくの犬になるんだろうか。
考えるとやるせなくなるので、考え無いようにしているけれど、それでも鎖だけ残されて去られた日には非道く落ち込む。
「もう帰って来ないかもしれないな」
飼うようになってからずっと毎年思い続けていることを今年も思った。
あの犬は今年こそもう戻って来ないかもしれない。
本当の飼い主の所に帰ってしまったのではないか――。
「ただいまっ」
戸を開ける音と元気の良い声に思わず座っていたソファから跳ね起きる。
1102懐いたような顔をして、尻尾を振って体をすり寄せて来ても、すぐにするりといなくなってしまうのだ。
何年経ったら、犬はぼくの元から去らなくなるんだろう。
どれくらい待ったら、ぼくの犬になるんだろうか。
考えるとやるせなくなるので、考え無いようにしているけれど、それでも鎖だけ残されて去られた日には非道く落ち込む。
「もう帰って来ないかもしれないな」
飼うようになってからずっと毎年思い続けていることを今年も思った。
あの犬は今年こそもう戻って来ないかもしれない。
本当の飼い主の所に帰ってしまったのではないか――。
「ただいまっ」
戸を開ける音と元気の良い声に思わず座っていたソファから跳ね起きる。
池蜜🐝
DONE2023/04/30更新雲さんが本丸へ来る前の雨さんと長谷部くんのお話【後編】
あめくもふたり合わせで描き始めたお話がついに完成しました…!!
新作ミュで新たな長谷部くん解釈を浴びる前になんとか滑り込むことができました😂
Twitterや支部にもいずれまとめる予定で考えています。
【前編】
https://poipiku.com/716538/8375890.html 7
COMA
PROGRESS※4/22 12~14枚目以降追加ソファと棺桶8展示漫画
年齢制限不要なシーンはここで終了です
あとは途中とラストにR18+αを足して五月の新刊になる予定です
詳細は順次ツイッターでお知らせします
そちらもよろしくお願いします! 15
kanad0302
PROGRESSこんな感じの(一応はんこりゅ)全年齢本を五月に出したいこども本にしたい 桜の花もだいぶ散り、若葉が眩しくなり始めたとある日。大般若は寝苦しさを覚えて意識を浮上させた。日中は日差しが当たれば暑く感じる日もあるが、まだまだ早朝は肌寒く感じる日々も多い季節なのだが今朝はどうにも汗ばんでしまって仕方がない。
(あつい…)
そんな時期でもないのだが、まるで大きな湯たんぽを抱えている時のように腹のあたりに熱い何かがある。小竜を抱きしめて眠るのはいつもの事だが彼は割と体温が低めだし、そもそも熱さを感じるのは腹回りに限定されているのだ。これが己よりも背の高い小竜なはずがない。
「うーん…」
じんわりと汗をかくほどのそれだが、起きるにはまだ早い。折角の休日だからもう少し寝ていたいという気持ちと、布団を剥いでこの暑さの原因をひっぺがしたいという気持ちがせめぎ合う。
5695(あつい…)
そんな時期でもないのだが、まるで大きな湯たんぽを抱えている時のように腹のあたりに熱い何かがある。小竜を抱きしめて眠るのはいつもの事だが彼は割と体温が低めだし、そもそも熱さを感じるのは腹回りに限定されているのだ。これが己よりも背の高い小竜なはずがない。
「うーん…」
じんわりと汗をかくほどのそれだが、起きるにはまだ早い。折角の休日だからもう少し寝ていたいという気持ちと、布団を剥いでこの暑さの原因をひっぺがしたいという気持ちがせめぎ合う。
nekobosureturns
DONE五月雨江と村雲江がお話してるだけ※雲が泣いちゃうので注意
体温この世の何をもってして己を己たらしめるのかを村雲江は知っている。
世界を美しく愛おしむ菫色の瞳。
彼を通すとどんなに濁って淀んだ空気も澄んでいるような心地になる。
彼の瞳が映す世界に自分がいると思うと、二束三文の自分でも許されるような、そんな気になってくるから不思議である。
つまるところ、村雲江を村雲江たらしめるのは五月雨江であると村雲江は知っている。
雨上がりの水溜まりに虹がかかるような、太陽に照らされた朝露の輝きのような、そういったどうしようもない美しさに打ちのめされて救われるのだ。
五月雨江という刀が自らを癒す理由など、そういった理解し得ない本能が感じる部分でしかない。
刀である自分のそれを本能と括ってもいいものかは村雲江にもわからないけれど。
5305世界を美しく愛おしむ菫色の瞳。
彼を通すとどんなに濁って淀んだ空気も澄んでいるような心地になる。
彼の瞳が映す世界に自分がいると思うと、二束三文の自分でも許されるような、そんな気になってくるから不思議である。
つまるところ、村雲江を村雲江たらしめるのは五月雨江であると村雲江は知っている。
雨上がりの水溜まりに虹がかかるような、太陽に照らされた朝露の輝きのような、そういったどうしようもない美しさに打ちのめされて救われるのだ。
五月雨江という刀が自らを癒す理由など、そういった理解し得ない本能が感じる部分でしかない。
刀である自分のそれを本能と括ってもいいものかは村雲江にもわからないけれど。