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    Lupinus

    DONE主さみ(男審神者×五月雨くん)初めての近侍をしてもらった日の夜のハプニング 主刀していない本丸の話「今日は一日お疲れ様、五月雨くん。明日も朝からよろしくね」
    「はい」
     新しくやってきた刀剣男士はしばらくのあいだ近侍として審神者のそばに仕える、というルールがいつからかこの本丸には存在する。まずはそれぞれの人となりを知ることから始めたいという審神者の希望によるものだ。
     昨日迎えたばかりの五月雨江もまた、初めての近侍としての一日を無事に終えた。夕食を済ませ、大浴場で他の刀たちとともに一日の疲れを癒やし、審神者の私室へ戻ったところである。
    「あっ、お布団は私が自分で敷くから大丈夫だよ。明日も今日みたいな感じで、朝から一日いっしょにいてもらって、初めての出陣もお願いしようかな」
     一人分の寝具を出しながら予定を伝え、さいごにお休みの一言で締めようと振り返り、そこでふと気付いた。
     風呂上がりの寝間着姿に着替えた五月雨は、閉めた障子の前に正座していっこうに動くようすがない。
    「だから五月雨くんはここで待っていなくてもいいんだよ、自分の部屋で休んでおいで」
     近侍をつとめる刀剣男士が、審神者と同室に控えていなければならないルールはない。五月雨にも他の江の刀たちと同じ一角に私室を用意してあるし 1865

    nnmnchudock

    MOURNINGナオヤクンが美人な女を侍らせながら幼少の頃からの婚約者を捨てる話……からのざまあにしたかったけどただのギャグ。テンションで押しきった駄文。
    ナオヤクンはお兄ちゃんたちから愛されてるなーって…
    本家の磨き抜かれた廊下で──親族が集まる広間の前でばったり出くわした。
    艶やかな赤い着物の女はするりと直哉の腕に手を添え、ぎゅ、としがみついた。
    がやがやと騒がしかった広間からパタリと声がやんだ。
    女の勝ち誇った顔。
    婚約者の嫌味な笑顔。
    ぴしりと固まる#name#。
    あちこちから三人へと視線が集まっていた。
    こういう時、どういう顔をすれば良いのか禪院直哉の婚約者である#name#は咄嗟に頭の中のそろばんを弾いて導き出した。

    「な、直哉さん、そちらの方は」
    口元をおさえ、信じられないとでも言うような顔をして見せれば、直哉は腕に絡みつく女に顔を寄せて言い放った。

    「この子?この子は将来の俺のお嫁さんやで」
    「そ、そんな……それではわたくしとの結婚の約束は……」
    「お前みたいなおもんない女、飽き飽きやねん」
    飽き飽きやねん。飽き飽きやねん、飽き飽きやねん────。
    その言葉は#name#の心の中でエコーを響かせながらすっと染み込んでいった。
    うっかり笑いそうになって慌てて俯いて顔を隠した。
    広間にいるもの達も「もしや」と固唾を飲んで見守っている。
    「つまり、婚約は無かったことに…?」
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