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    健康

    tang_soliloquy

    DONE二年二月十四日の七マリ。時期外れですがバレンタインネタ。
    以前アンケを取った『CP創作お題をアンケで決める』で1位だった『熱があるのに』をクリアするのにこれしか思い浮かばなかった。
    七ツ森くんに逆チョコ用意して欲しいのは私だけではないはず……。あと七ツ森くんあの食生活とか睡眠時間とかでも滅多に体調崩さない、さりげなく健康優良児なイメージがあります(熱出し慣れてないタイプ)。
    「……ん?」
     目覚まし時計を止めてあくびをしようとして、ふと喉に覚えた違和感。「あー」と声を出してみても咳払いをしてもそれは消えず、洗顔と歯磨きを済ませて水を飲んで、やっといつもの声に近くなった。
    (湿度は……ヤバいな、四十パーセント切ってる)
     部屋の片隅に置いてある温室計に目をやると、室内はカラカラ。寝ている間に乾燥で喉をやられたのだろうと頷きながら加湿器をつけた実は、普段使いの化粧水に手を伸ばしかけて止め、その隣のボトルに――スペシャルケアのラインナップに指先をかける。
    (こんだけ乾燥してるし、ちゃんと保湿しとかないと……って、気合い入れたい言い訳なんですけど)
     今日は二月十四日。少し――いや、だいぶ期待している、特別な日だ。ほんの一週間ほど前にも実の誕生日という特別な日があったのだが、それはそれ、これはこれ。バレンタインをこんなに心待ちにするだなんて、去年までの自分に言っても信じてもらえないだろう。
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    みゅうちゅー

    DOODLE道満吸ったらいい香りするだろうなっていう妄想からできました。
    拘り強そうだから再臨ごとに香り違うんじゃないかなーと思っています。
    道満吸いたいですね。健康に良さそう。
    余談ですが、外国映画で見る、キスの前に前髪とか横髪とかよける男が中々好きなので、ついつい道満にやらせたくなります。
    あんまり日本の映像作品では見ない気がする…私が見てないだけかもしれない…。
    道ぐだ 道満吸い ふわふわした意識がふわっとしたまま上がっていく。
     立香は気だるく目を開けた。目の前には、先日解決した特異点の報告書。
     どうやら、報告書を書きながら眠ってしまっていたらしい。
     んぅ、と大きく伸びをしながらふと横を見る。
     ベッドの上に、ふさふさの髪の毛が覆う大きな背中が横たわっていた。
     持ち主の穏やかな呼吸に合わせて僅かにその豊かな髪が揺れる。
     立香はごくり、と唾を飲む。
     道満はいつも良い香りがしている。
     詳しくはわからないが、再臨によって微妙に香りが違う拘りようだ。
     平安時代は今のような湯浴みの文化がないため、香りを纏うのが貴族のマナーだったという。
     道満は貴族ではないが、宮中に出入りもしていた以上、やはり身にまとっていたのかもしれない。
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