創作
274(になし)
DONEショ×蠱毒 短話原作知らなくても読めると思う。
※魈は原神キャラ。蠱毒はオリキャラ。
2次創作大好きな人が個人的な趣味で楽しく書いてます。
マーキング「苦しいか?」
「いや、もうちょっと締めていい」
白を基調とした布地にピンク色の淡い牡丹と蒼居蝶が描かれた婚礼衣装の帯を魈が器用に調整していく。
季節は五月雨時期。しとしとと降る雨が湿度をあげ、肌寒くもあるが蒸し暑い時期だ。
そんな時期に蠱毒は鍾離が用意した婚礼衣装に袖を通していた。無論、魈でも良かったのだがより身の丈が女人に近しい方が良いだろうと満場一致で蠱毒が着ることとなってしまった。
いつも緩く仙の衣装を着ている蠱毒には、少しばかり窮屈あではあるが妖魔退治の任務となれば致し方ない。
望舒旅館にある客室の一角の鏡台の前に座り、その後ろで魈が蠱毒に着物を着せ、ギュッと帯を強く締める。
仙術で長くした白から毛先にかけてグレーに染まる髪の毛に櫛を通してまとめ髪をつくる。頭の両サイドで結い上げて丸く整える。いわゆるお団子ヘアーと言うやつだ。
814「いや、もうちょっと締めていい」
白を基調とした布地にピンク色の淡い牡丹と蒼居蝶が描かれた婚礼衣装の帯を魈が器用に調整していく。
季節は五月雨時期。しとしとと降る雨が湿度をあげ、肌寒くもあるが蒸し暑い時期だ。
そんな時期に蠱毒は鍾離が用意した婚礼衣装に袖を通していた。無論、魈でも良かったのだがより身の丈が女人に近しい方が良いだろうと満場一致で蠱毒が着ることとなってしまった。
いつも緩く仙の衣装を着ている蠱毒には、少しばかり窮屈あではあるが妖魔退治の任務となれば致し方ない。
望舒旅館にある客室の一角の鏡台の前に座り、その後ろで魈が蠱毒に着物を着せ、ギュッと帯を強く締める。
仙術で長くした白から毛先にかけてグレーに染まる髪の毛に櫛を通してまとめ髪をつくる。頭の両サイドで結い上げて丸く整える。いわゆるお団子ヘアーと言うやつだ。
274(になし)
DONE両片思いが両思いになる話。魈×蠱毒の創作話。
原神の原作を知らなくても読めるはず。
勘違いして初めて気付く気持ちもあるそれでも傍にいる
───────────
「蠱毒。偶には散策でもどうだ」
「ん?ぉ、おう⋯」
蠱毒はどうしたものか考えた。
実は、数週間前の浮舎の事柄から、何となく気不味い空気が拭えずにいる。
層岩巨淵にあった羅針盤が作り出した秘境での出来事だ。
空と仲間達が、層岩巨淵の地下鉱区より更に地下。閉ざされた秘境に迷い込んだとき、魈を追いかけてその場に降り立った蠱毒は、空達に引き止められて、その場に留まる事になった。
幾重にも重なるギミックを解く中で、空は何度か命を脅かされる危機に見舞われる。途中、魈は蠱毒が同行している事を知った。その時だ、
─何故お前という仙が付いていながら、凡人達を危険な目に合わせたのか!─
そう言うと、魈は蠱毒に掴みかかった。
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「蠱毒。偶には散策でもどうだ」
「ん?ぉ、おう⋯」
蠱毒はどうしたものか考えた。
実は、数週間前の浮舎の事柄から、何となく気不味い空気が拭えずにいる。
層岩巨淵にあった羅針盤が作り出した秘境での出来事だ。
空と仲間達が、層岩巨淵の地下鉱区より更に地下。閉ざされた秘境に迷い込んだとき、魈を追いかけてその場に降り立った蠱毒は、空達に引き止められて、その場に留まる事になった。
幾重にも重なるギミックを解く中で、空は何度か命を脅かされる危機に見舞われる。途中、魈は蠱毒が同行している事を知った。その時だ、
─何故お前という仙が付いていながら、凡人達を危険な目に合わせたのか!─
そう言うと、魈は蠱毒に掴みかかった。
274(になし)
DONEpixivのショ×蠱毒小説3話目くらいのやつ。原作知らなくても読めると思う。
※魈は原神キャラ。蠱毒はオリキャラ。
2次創作大好きな人が書いてます。
長い帯にはまかれとけ長い帯にはまかれとけ
──────
「蠱毒、まだ終わらぬか。早くしろ」
空が訪問してくる約束の時間まであと30分ほど。
眠たい瞼を擦りながら衣服を整えていく蟲毒とは違って、早く支度をしろと急かしながら引き戸を開けて入ってきたのは、自分だけ小綺麗に身なりを整えた魈だった。
なにせ昨日は全くと良いほど魈に寝かせてもらえなかった。かといって、誰が悪いかと言えば己である。
酒で他者に迷惑を掛けないよう「禁酒をする」。そう魈と約束した数分後には、つい癖で手元にあった酒を呑んでしまったものだから、魈のキレ方は数百年の歳月で稀に見るレベルで凄かった。
金色の瞳が一瞬光ったと思ったら、次の瞬間には蠱毒の横顔を掠めて和璞鳶がすっと飛んできた。気付かない速さで後ろの壁に刺さった時は流石に、”あ、死んだかも?”と、普段のんびりして動じない蟲毒も流石に肝が冷えものだ。
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「蠱毒、まだ終わらぬか。早くしろ」
空が訪問してくる約束の時間まであと30分ほど。
眠たい瞼を擦りながら衣服を整えていく蟲毒とは違って、早く支度をしろと急かしながら引き戸を開けて入ってきたのは、自分だけ小綺麗に身なりを整えた魈だった。
なにせ昨日は全くと良いほど魈に寝かせてもらえなかった。かといって、誰が悪いかと言えば己である。
酒で他者に迷惑を掛けないよう「禁酒をする」。そう魈と約束した数分後には、つい癖で手元にあった酒を呑んでしまったものだから、魈のキレ方は数百年の歳月で稀に見るレベルで凄かった。
金色の瞳が一瞬光ったと思ったら、次の瞬間には蠱毒の横顔を掠めて和璞鳶がすっと飛んできた。気付かない速さで後ろの壁に刺さった時は流石に、”あ、死んだかも?”と、普段のんびりして動じない蟲毒も流石に肝が冷えものだ。
274(になし)
DONEpixivのショ×蠱毒小説2話くらいのやつ。原作知らなくても読めると思う。
※魈は原神キャラ。蠱毒はオリキャラ。
2次創作大好きな人が書いてます。
夜叉と仙獣1:いちばんぼし
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「蠱毒!」
「おうよ!」
くるりと身を捻って妖魔から距離を取ると、蠱毒の鉄扇が炎の元素を纏いながら風の音と共に唸る。
蠱毒の戦闘スタイルは独特であった。走り込んでギリギリまで敵に近づくと、鋭利な刃物で出来た鉄扇を広げる。そのまま時計方向に回転しながら下から上に的を切り刻みながら駆け抜けるのだ。
扇は風の影響を受けやすい武器ではあるが、筋力がずばぬけて強く、力技での戦いを好む蠱毒ならではの戦い方である。
その横を魈が風を纏って走り、槍を振り下ろすと荒ぶっていた妖魔達が力なくバラバラと黒い炭となって崩れ落ちた。
魈が辺りを見渡す。今宵は街へと近づく妖魔達は殆ど狩り尽くしたようだったが、念には念をおいておきたい。
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「蠱毒!」
「おうよ!」
くるりと身を捻って妖魔から距離を取ると、蠱毒の鉄扇が炎の元素を纏いながら風の音と共に唸る。
蠱毒の戦闘スタイルは独特であった。走り込んでギリギリまで敵に近づくと、鋭利な刃物で出来た鉄扇を広げる。そのまま時計方向に回転しながら下から上に的を切り刻みながら駆け抜けるのだ。
扇は風の影響を受けやすい武器ではあるが、筋力がずばぬけて強く、力技での戦いを好む蠱毒ならではの戦い方である。
その横を魈が風を纏って走り、槍を振り下ろすと荒ぶっていた妖魔達が力なくバラバラと黒い炭となって崩れ落ちた。
魈が辺りを見渡す。今宵は街へと近づく妖魔達は殆ど狩り尽くしたようだったが、念には念をおいておきたい。
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MEMO【歴史創作】『肖像』 補足タイトル投稿短編漫画の補足記事です (ぷらいべったーからの転載)作品URL
https://poipiku.com/1196785/7883881.html
1865年にサロンで発表されたアレクサンドル・カバネルによる『皇帝ナポレオン3世の肖像』に描かれている皇帝は、伝統的な将官軍服ではなくイブニングドレスを身につけており、玉座や帝冠・毛皮付きヴェールといった権威の象徴となる品は構図の奥に追いやられているという、権力者の肖像としては異例なものでした。この作品はサロンの批評家からはその卑近な印象から”給仕の肖像”と嘲笑的に見られましたが、皇族特にウジェニー皇后からは高く評価されました。
帝政が崩壊し、亡命の身となったウジェニーはこの作品を亡命先の英国にも持ち込み、自身の書斎に飾っていました。
1172https://poipiku.com/1196785/7883881.html
1865年にサロンで発表されたアレクサンドル・カバネルによる『皇帝ナポレオン3世の肖像』に描かれている皇帝は、伝統的な将官軍服ではなくイブニングドレスを身につけており、玉座や帝冠・毛皮付きヴェールといった権威の象徴となる品は構図の奥に追いやられているという、権力者の肖像としては異例なものでした。この作品はサロンの批評家からはその卑近な印象から”給仕の肖像”と嘲笑的に見られましたが、皇族特にウジェニー皇后からは高く評価されました。
帝政が崩壊し、亡命の身となったウジェニーはこの作品を亡命先の英国にも持ち込み、自身の書斎に飾っていました。
🐤(旧:格)
MOURNINGobrq二次創作置き場ノイユヒちゃん
暇つぶし私はノイルと暇な時間を過ごすのがけっこう好き。なぜかと言うと、途中でノイルがむにむにと適当に私を構ってくれるので。
療養期間中にやれる暇つぶしと言えば家の中で出来るおとなしい趣味に限る。例えば読書、昼寝、剣の手入れ、家の中の掃除、日曜大工、ガーデニングなど。でも早々にあくびを放ったノイルは私を手招いて、ノイルの膝に頭を乗っけて寝っ転がらせると私の耳や髪をいじくりながら兵法本やらレシピ本を読み始める。
しめしめ。
こうやって適当にさわられるのが、私は大好き。適当といってもあくまで『片手間に』という意味あいだし、特に用事がなくてもノイルは私をさわるのが好きという事実を確認できて、たいへん、たいへん気分がよくなる。
1663療養期間中にやれる暇つぶしと言えば家の中で出来るおとなしい趣味に限る。例えば読書、昼寝、剣の手入れ、家の中の掃除、日曜大工、ガーデニングなど。でも早々にあくびを放ったノイルは私を手招いて、ノイルの膝に頭を乗っけて寝っ転がらせると私の耳や髪をいじくりながら兵法本やらレシピ本を読み始める。
しめしめ。
こうやって適当にさわられるのが、私は大好き。適当といってもあくまで『片手間に』という意味あいだし、特に用事がなくてもノイルは私をさわるのが好きという事実を確認できて、たいへん、たいへん気分がよくなる。