千秋
菊谷 昴
DONE『モノクロの虹』結果的に人の心を救う千秋と、過去を仕舞い損ねた佐賀美先生
思い返す程、想い出に綺麗な色がつくんだと思う
久々に漫画描いたら死んだ
ノドがバラバラやんけ!と気づいたのはベタ入ってからです!
ズ!三部の前後の繋ぎは知らんので矛盾とかあっても許してください
そんな事より2p目の左下コマの先生を見てくれ、いい顔してるから! 4
o_risaty
DONE💜千秋さんおめでとう2022💜ついったーリンク↓
https://twitter.com/o_risaty/status/1497226784685068290?s=20&t=X-YoGhYEVEfm5d3V66JCFg
Sakumi
DONEミュージカル刀剣乱舞愛知千秋楽で見た江水散花雪への熱が冷めやらんのでとりあえずまんばちゃん描きました可愛い顔してて淡々と喋るのに、どこか儚く壊れそうな闇を抱えたまんばちゃんでした……大変歌も上手くてだな…………
描けたまんばちゃんは闇が多めな感じになってしまったがとりあえず江水散花雪最高でした
huutoboardatori
PASTマジでなんでもいける人だけ読んで 暗い上に雰囲気です 千秋と奏汰の話「大人になるのって、寂しいことだなぁ、奏汰」
爪先で石ころを転がして、千秋は言った。
少し後ろを歩く奏汰は、俯き加減のその後頭部を見る。
海辺のコンクリートの道は、夏の初めの濃い潮の香りをはらんだ風が吹いている。
崖を這う道路は、砂浜から少し高くなっている。海までは、ほんの数歩歩むだけだった。
その夕の海を見つめて、千秋は誰に語るともなくこぼす。
「守りたいものに、手が届かなくなる。助けたいものを、助けられなくなる。」
「そんな勝手な真似が、できなくなるんだ」
奏汰は、千秋の言葉を、何も言わずに聞いている。
陽が落ちた後の海は、呪いのように真っ黒に凪いでいた。
底は知れず、波のない水面は昏い鏡のようだ。
2376爪先で石ころを転がして、千秋は言った。
少し後ろを歩く奏汰は、俯き加減のその後頭部を見る。
海辺のコンクリートの道は、夏の初めの濃い潮の香りをはらんだ風が吹いている。
崖を這う道路は、砂浜から少し高くなっている。海までは、ほんの数歩歩むだけだった。
その夕の海を見つめて、千秋は誰に語るともなくこぼす。
「守りたいものに、手が届かなくなる。助けたいものを、助けられなくなる。」
「そんな勝手な真似が、できなくなるんだ」
奏汰は、千秋の言葉を、何も言わずに聞いている。
陽が落ちた後の海は、呪いのように真っ黒に凪いでいた。
底は知れず、波のない水面は昏い鏡のようだ。
hanecco3
TRAINING千秋さんと翠さん。流星のひとたちがかわいいよねという、最初のころくらいの話を。
八百屋の息子の朝は早い。
キャベツとにんじんとじゃがいもがつまった段ボール箱を、毎度ありがとうございまーすと柄にもないアイドルスマイルとともに近所の保育園の給食室におさめたのが午前七時過ぎのこと。
あたりにはまだひとけもまばらで、ときおり早朝保育に子どもを連れてきたらしい男女とすれちがうか、出勤途中の先生方と挨拶をかわすくらいだった。八百屋にしてもアイドルにしても愛想のひとつもつかえなければなりたたない商売であるものの、寝起きから1時間も経っていないとあっては顔の筋肉もなかなか言うことを聞かない。こどもの手をひいた保護者らしい女性に一礼したあとで、ちゃんとできてたかなあと頬をたたきつつ翠は保育園の門を出た。
13157キャベツとにんじんとじゃがいもがつまった段ボール箱を、毎度ありがとうございまーすと柄にもないアイドルスマイルとともに近所の保育園の給食室におさめたのが午前七時過ぎのこと。
あたりにはまだひとけもまばらで、ときおり早朝保育に子どもを連れてきたらしい男女とすれちがうか、出勤途中の先生方と挨拶をかわすくらいだった。八百屋にしてもアイドルにしても愛想のひとつもつかえなければなりたたない商売であるものの、寝起きから1時間も経っていないとあっては顔の筋肉もなかなか言うことを聞かない。こどもの手をひいた保護者らしい女性に一礼したあとで、ちゃんとできてたかなあと頬をたたきつつ翠は保育園の門を出た。
ltochiri
INFO2021年12月25〜26日 #星とあんずの幻想曲2A島き1【米の丘】にて斑あん小説本頒布開始します。
これは特別の『好き』を胸に抱いた、戦いだ。
文庫サイズ 112ページ 帯付き 通頒価格600円
斑とあんずのほか、こはく、千秋、奏汰、紅郎、椚先生、Ra*bits、英智が登場します。
シリアス傾向です。何でも許せる方向け。よろしくお願いします。
恋する乙女は無敵です!【サンプル】 1 たとえ届かぬ想いでも
話し合いの場に、三毛縞斑が現れることはなかった。
約束の時間は、とうに過ぎている。残念だが、予想されたことだ、と、公園の木の下であんずはため息を吐いた。
ここ最近、彼は仕事の打ち合わせにも来ないことがあった。一対一の話し合いなど、ますます来ないだろうと思う。
それでも、もう少しだけ待つつもりだった。
来る気配がない彼のことを思い浮かべながら、あんずはスマホの時計表示をオフにして、そして辺りを見た。待ち合わせ場所である公園に到着した時と比べて、人の数は少なくなっていた。
あんずが立っている木の正面には砂場があり、子どもたちが遊んだあとがある。現に、先ほどまでそこには子どもたちが数人いたはずだ。
11140話し合いの場に、三毛縞斑が現れることはなかった。
約束の時間は、とうに過ぎている。残念だが、予想されたことだ、と、公園の木の下であんずはため息を吐いた。
ここ最近、彼は仕事の打ち合わせにも来ないことがあった。一対一の話し合いなど、ますます来ないだろうと思う。
それでも、もう少しだけ待つつもりだった。
来る気配がない彼のことを思い浮かべながら、あんずはスマホの時計表示をオフにして、そして辺りを見た。待ち合わせ場所である公園に到着した時と比べて、人の数は少なくなっていた。
あんずが立っている木の正面には砂場があり、子どもたちが遊んだあとがある。現に、先ほどまでそこには子どもたちが数人いたはずだ。