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    nyuusankin_fic

    DOODLEフォロワーさんとの会話の中で爆誕しました。
    封印指定を受けたチヒロくんを逃がすために執行者になる柴さんの話の冒頭
    続きます。今後座さんも出ます。

    ※n番煎じ
    ※型月パロ
    ※なんでも許せる人向け
    【柴+座+チヒ】タイトル未定 雫天石を安定化・妖刀へ加工する技術は、この世に六平国重ただ一人しか取り扱えるものではなく、それは門外不出のものであった。それ故に、封印指定を受けている。

     柴登吾は封印指定を受けている六平国重と、その息子である千鉱を人里離れた邸宅に隔離し、厳重な結界を張っていた。並み居る妖術師では看破不可能であるし、万一破られたとしても、すぐさま柴が物理的に飛んでいくようになっている。柴は協会所属の妖術師であるが、協会側とはあまり反りが合わない。しかし、六平国重を監視しているのが柴であるならば六平親子に危害を加える気は無い、というのが現時点での協会側の見解であった。

     それから十五年が経過した。六平邸の結界は何者かによって破られ、国重は暗殺された。邸宅に保管されていた妖刀は一本を残して全て持ち去られ、生き残った千鉱も消えない傷を負ってしまっている。一旦千鉱は協会へ保護され、治療を受けていた。千鉱の見舞いに向かう道中、耳を疑う言葉が柴に届いた。
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    こたつ

    PAST【鳴保】
    「他部隊の隊長、副隊長」という感情以外は持ち合わせていない鳴と保が、共闘を通してお互いの印象を改めていく話

    ・原作程度の戦闘、流血描写あり
    ・原作より前の時間軸設定
    ・原作の距離感で絡み、お互いのことをバチバチに意識し合っている鳴保がいます。からの、無自覚のうちに何かが芽生えそうなもどかしさが漂うハピエン
    ・115話以前に書いた話になります
    【鳴保】Xの最適解そうだ。そもそも、信じる信じない以前の話だ。
    鳴海は揺らぎそうになった常識を即座に立て直し、意識を戦闘場面へ引き戻した。保科が指す”隊長”に自分が含まれている訳がない。
    「おい! ウチの縄張りで勝手に動くな! 何度言わせるつもりだ!」
    眼球に残る灼熱感も、バイタルの乱れも関係ない。
    鳴海は叩きつけるように激しく水を蹴り上げ、身勝手極まりない保科を追う。
    知ってはいたが、やはりあのオカッパに隠れている耳は飾りだったようだ。
    ――アイツは、僕が引き受けます。鳴海隊長はそこでゆっくり休憩しとって下さい。
    そう言い残し、堂々と隊長命令を無視した保科が怪獣へ切りかかった。
    紫の閃光が視界の先で交差する。
    地鳴りの比ではない咆哮が地下空間を揺らし、保科の動きが空中で止まった。
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