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    団子

    ゆるはら

    REHABILI今日のぶぜさに ※一口団子と俳優ネタある ※やまとかおちとかいみはない「豊前さん、わたしに可愛く愛してるよって言ってみてもらえませんか」
    一瞬だけ目を見開いて、彼はおう、と頷いた。
    「よくわっかんねーけど、いいぜ。『愛してる』」
    「だめ。もっと可愛く」
    「んあ?」
    「かわいく!すていじに立つみたいに!」
    急かすと、少し迷った後で、彼はにこおっと笑って篭手切くんみたいに言った。
    「『愛してますよっ、主!』…………これで、いいか?」
    「ありがとう大好き!」
    満足したわたしはそのまま頭を下げて立ち去ろうとして、動けないことに気づく。
    ――あれ?いつのまに壁際にいたんだろう?
    「んじゃ、今度は俺の言うこともきーてもらわねーとな。主?かわいーく、『愛してる』って言ってくれちゃ」
    思わずキョトンとした。
    「…………わたしでいいの?」
    「おう。あんたじゃなきゃ乗れねーからな」
    よくわからなかったけどわたしは精いっぱいぶりっこした。
    「『愛してるよっ』………これで、い、んん~~!!?」
    急にがばっと覆いかぶされて引きはがそうとする。
    「豊前さん重い!重いよ」
    「あんたが可愛いこと言うのが悪い。ほーと…………甘いけね」
    ――今舐めたのお団子じゃなくて私のほっぺだよ豊前さん 501