堺
testnow55
DOODLEラグナドの眼鏡イベから自分得な堺メンズ眼鏡週間が始まったのかもしれない。トリミングしてるけど、描き終えた隠神刑部さんと、鉄鼠さんを……裏の二人はどうなるかはモチベ次第笑 2陽野あたる
DONE書きたいとこだけ書いたので話の飛び方がすごいです。お館様の眼帯の下と堺ノ國エピ後の妄想話。盆くんは泣かねえ、と言う方はご注意ください。
他刑部と子泣きと救い主ちょいちょい。
いつかの君に末永い希望を。 傷が疼く。
古い傷だ。とうの昔に塞がって、とっくに完治しているはずなのに、いつも唐突に『忘れるな』と言わんばかりに、ふとした瞬間を突いて鈍く痛む。
特に今日のような冷たい長雨の続いている日は駄目だ。無残な痕は残っているものの、今さらどうともなりはしないはずなのに、あの無力さを痛感した日の記憶が鮮明に蘇り、まるでまだじくじくと膿んで血が滲んで来るような気さえする。
ーー戦は、終わった……
込み上げる不快感と痛みを奥歯で噛み殺しそっと傷へ触れてみるも、焼けたように熱を帯びた肌に思わず舌打ちがこぼれた。
半分になった視界に慣れるまで、しばらく時間がかかった。けれどそれ以上に、失ったものの守れなかった者の途方もない喪失感に耐えることの方が堪えた。恨まれても仕方なかっただろう。憎まれても仕方なかっただろう。どうして助けてくれなかったのだ、と縋る声が今も耳の奥にこびりついて消えない。
5882古い傷だ。とうの昔に塞がって、とっくに完治しているはずなのに、いつも唐突に『忘れるな』と言わんばかりに、ふとした瞬間を突いて鈍く痛む。
特に今日のような冷たい長雨の続いている日は駄目だ。無残な痕は残っているものの、今さらどうともなりはしないはずなのに、あの無力さを痛感した日の記憶が鮮明に蘇り、まるでまだじくじくと膿んで血が滲んで来るような気さえする。
ーー戦は、終わった……
込み上げる不快感と痛みを奥歯で噛み殺しそっと傷へ触れてみるも、焼けたように熱を帯びた肌に思わず舌打ちがこぼれた。
半分になった視界に慣れるまで、しばらく時間がかかった。けれどそれ以上に、失ったものの守れなかった者の途方もない喪失感に耐えることの方が堪えた。恨まれても仕方なかっただろう。憎まれても仕方なかっただろう。どうして助けてくれなかったのだ、と縋る声が今も耳の奥にこびりついて消えない。
陽野あたる
DONE盆くんと鉄鼠くんの初対面妄想エピソード。他堺メンツぬらりひょん、隠神刑部、煙羅姐さん、猫又、だたらちゃん、木綿ちゃんも登場。
仲良くケンカしな。
鬼の首に鈴を付ける「隠神刑部様は本日商人との会談が立て込んでいて、とてもお忙しいんです。一昨日来てください」
勝手知ったる何とやら、いつもならばすぐに通して貰えるはずの屋敷で、朱の盆をそう門前払いしたのは今まで見たことがない青年だった。
にこりと涼やかな笑みを浮かべてはいるものの、その佇まいに隙はなくかなり腕が立ちそうだ。慇懃無礼も度が過ぎると角が立つ、と言うのを体現した言葉は、半分ほど頭の中をすり抜けてしまったものの、断固拒絶の滲む気配に本能的に喧嘩を売られていると理解して、反射で眉間に皺が寄る。
「てめぇ、見ない顔だな……話になんねえ、他の奴出せ。猫又とかいんだろうが」
「失礼、申し遅れました。俺は鉄鼠。先日から隠神刑部様の補佐をさせていただいてます。因みに猫又も会談に同席してますから、いませんよ」
13237勝手知ったる何とやら、いつもならばすぐに通して貰えるはずの屋敷で、朱の盆をそう門前払いしたのは今まで見たことがない青年だった。
にこりと涼やかな笑みを浮かべてはいるものの、その佇まいに隙はなくかなり腕が立ちそうだ。慇懃無礼も度が過ぎると角が立つ、と言うのを体現した言葉は、半分ほど頭の中をすり抜けてしまったものの、断固拒絶の滲む気配に本能的に喧嘩を売られていると理解して、反射で眉間に皺が寄る。
「てめぇ、見ない顔だな……話になんねえ、他の奴出せ。猫又とかいんだろうが」
「失礼、申し遅れました。俺は鉄鼠。先日から隠神刑部様の補佐をさせていただいてます。因みに猫又も会談に同席してますから、いませんよ」
オトナシ
MOURNINGもう一つ🦒ワンドロから派生したやつです。堺に向かう途中で、じゅーべー君が物捕りを撃退してたけど、もし良からぬ輩に捕らわれておそわれたら…みたいな。
が○しゃ的な、かつ痛々しい感じです🙏
英初回最終回
bunbun0range
DONEペットショップで世良君みたいなワンコと戯れる堺良則(31)サクセラ、セラサク
(両方とも好きなので、読む人によってお好きにカプは捉えてくださいね!)
セラサクセラ 下町らしい活気ある浅草の通り。爽やかな青空に浮かんでいた太陽が西に傾き始め、街が茜色に染まっていく。
堺は帰路を急ぐ子供たちの横目に、丹波たちと約束していた居酒屋に向かっていた。約束の時間まで十分余裕がある。今日も一番乗りは自分であろう。まぁ、時間通りに始まればそれでいいと思い、早くも遅くもない足取りで歩いていた。
年代の近い固定化したメンバーで、馴染みの場所で、いつの時間に集まる。いつの間にか変化がないことをつまらないだとか、飽きたとか文句を言う年齢ではなくなっていた。未知との邂逅で鼓動を躍らせるより、心は安心感を求め始めている。
チームでも若い歳ではない。しかし、それがネックだと思いたくはない。
1854堺は帰路を急ぐ子供たちの横目に、丹波たちと約束していた居酒屋に向かっていた。約束の時間まで十分余裕がある。今日も一番乗りは自分であろう。まぁ、時間通りに始まればそれでいいと思い、早くも遅くもない足取りで歩いていた。
年代の近い固定化したメンバーで、馴染みの場所で、いつの時間に集まる。いつの間にか変化がないことをつまらないだとか、飽きたとか文句を言う年齢ではなくなっていた。未知との邂逅で鼓動を躍らせるより、心は安心感を求め始めている。
チームでも若い歳ではない。しかし、それがネックだと思いたくはない。