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    天馬

    はいびす

    MOURNINGテキスト版お試し上げ
    DomSubみすかず本でページの都合削った天馬との密会場所。
    一応こんな設定だった的なやつ。
    「ここー?」
    「た、たぶん?」
     テンテンからオレ達だけに話があると連絡が来たのはそれから数日後だった。
     すみーと2人で来るよう呼び出されたのは高級クラブの入口のような場所だった。
     重厚な扉に黒ずくめにサングラスのガードマンらしきひとがいて、とてもじゃないけど近寄れない。
     実際何人か追い払われて入店お断りされたのも見た。
    「やべー……ドレスコードとかいる系じゃんこれ」
     テンテンはそれぞれLIMEで送った画像を見せれば大丈夫だって言ってるけど。
     せめてそれっぽい服に着替えてから行った方がよくない?
     なのに待ちきれなかったのかすみーがてこてこ店の方に行ってしまった。
    「ちょっ! すみー!」
    「すみませーん」
     慌てて追いかけると、ガードマンがオレ達の方を見た。
    「当店に何か御用でしょうか」
     ドスの聞いた声で威圧をかけてくるガードマン。
    「あ、えっと……」
     オレがどう切りだそうかと考えているとすみーが自分のスマホを見せた。
    「お願いしまーす」
     スマホを受け取ったガードマンがスマホに向けて何かをかざした。
     ぴーっという音がなり、ガードマンはすみーのスマホを胸の内側にしまった 1427

    なかた

    DONE天馬と万里
    イベントのミニトークでもブログでも仲良しエピソードが出て嬉しかった記念
    ちょっと目を離した隙に万里さんが消えた。
     いや、もっと詳しく言うなら、俺がトイレに行きたいと声をかけると万里さんはもう少しピアスを見たいと答えた。だから、そこで分かれて俺は用を足し、来た道を戻った。はずなのに、どういうわけか元の場所にたどり着くことはできなくなってしまったというわけだ。
     おかしい、俺が途中で道を間違えて迷ったなんてことはないはずだ。決して、それはない。かといってこのまま万里さんをほったらかしておくわけにもいかない。そこで、連絡を取るためにポケットからスマホを抜き出す。
     LIMEのトーク画面を開いて、通話のアイコンに指を伸ばす直前、妙に視線を感じて俺は辺りを見渡す。けれど、こちらを見つめる人の姿はない。人でないということはもしや……意識した途端、急に身体に悪寒が走る。嫌な予感を振り払うため移動しようと前に出した足はなぜか動かなかった。何かにひっぱられている。恐る恐るに視線をやるとヒーローのフィギュアを持った少年の姿があった。

    「もしかして、俺のファンか?」

     特撮作品に出て以降、子供のファンが増えた。もし、同世代やそれより上の世代のファンに声をかけられたのなら、 880