尾形
ponpoconiceday
MOURNING夏休み 来年の同情 というお題で一時間。杉元と尾形の話。ワンライ初めてやったけどめちゃくちゃに難しかった…。夏休み 畳の感触にまどろみから浮上する。乾いた草の匂い。古びた畳の匂いだ。
じとりとした汗が首筋にまとわり付いている。何か夢を見ていたような気がする。けれどそれもすぐにがなるような蝉の断末魔で掻き消えてしまった。
なにか、嫌な夢だったような気もするし、懐かしい夢だったような気もする。
消えてしまった夢の断片を探るように瞬きをして、ごろりと目を開いたまま寝返りを打つと、腹の上に薄手のタオルケットが掛けられているのに気が付いた。
「起きた?」
頭の上から降ってきたその声に、尾形は視線だけをそちらに向けた。
胡坐をかいた杉元が何かを飲みながら尾形を見ていた。尾形はそれに返事をするでもなく、黙ってそれを見た。
「尾形も飲む? 喉渇いただろ」
1987じとりとした汗が首筋にまとわり付いている。何か夢を見ていたような気がする。けれどそれもすぐにがなるような蝉の断末魔で掻き消えてしまった。
なにか、嫌な夢だったような気もするし、懐かしい夢だったような気もする。
消えてしまった夢の断片を探るように瞬きをして、ごろりと目を開いたまま寝返りを打つと、腹の上に薄手のタオルケットが掛けられているのに気が付いた。
「起きた?」
頭の上から降ってきたその声に、尾形は視線だけをそちらに向けた。
胡坐をかいた杉元が何かを飲みながら尾形を見ていた。尾形はそれに返事をするでもなく、黙ってそれを見た。
「尾形も飲む? 喉渇いただろ」
uekikabeuchi
DONE尾形と勇作さん血が繋がってなかったら・・・という切腹時に尾形に色々お話した尾形父の話。色々捏造。昼ドラ・・・(ごめんヒロさん)独白・・・昔話でもしようか。
改めて言うまでもないが貴様の母は芸者だった。あやつの親族に軍人もいなかったし、当時の私も生死を彷徨う大怪我を負うような任務を拝命することもなかったから、軍人がいかに危険な職業かあまり理解していないようだった。
貴様が産まれた時は、美味しいものを腹一杯食べ、野山で走り回り元気に育ってほしいとふくふくとした貴様の頬をつつきながら朗らかに語っていたよ。その息子がいつか補給が途絶えた異国の地で飢餓と寒さに喘ぎ血濡れで死ぬ覚悟もせねばならんなどと頭の片隅にもない様子だった。
・・・そうだ。私も覚悟がなかったのだ。本来であればそんな血濡れの未来とついぞ縁などなかっただろう家の女の息子である貴様を私の血の為に早々に戦地に引きずり出す覚悟が。平二のようにはなれなかった。
798改めて言うまでもないが貴様の母は芸者だった。あやつの親族に軍人もいなかったし、当時の私も生死を彷徨う大怪我を負うような任務を拝命することもなかったから、軍人がいかに危険な職業かあまり理解していないようだった。
貴様が産まれた時は、美味しいものを腹一杯食べ、野山で走り回り元気に育ってほしいとふくふくとした貴様の頬をつつきながら朗らかに語っていたよ。その息子がいつか補給が途絶えた異国の地で飢餓と寒さに喘ぎ血濡れで死ぬ覚悟もせねばならんなどと頭の片隅にもない様子だった。
・・・そうだ。私も覚悟がなかったのだ。本来であればそんな血濡れの未来とついぞ縁などなかっただろう家の女の息子である貴様を私の血の為に早々に戦地に引きずり出す覚悟が。平二のようにはなれなかった。
yuegk
MOURNING弟の亡霊にもがく尾形(2021.5) 骨が折れたなら接ぎ、皮膚が裂けたなら縫えば済む話だ。なのに、誰からも見えない場所で身勝手に膿んだ傷だけが治らないでいる。隙間から覗く肉に爪を立てて抉り続けるのは、きまって異母弟の存在だった。
だが、俺に危害を加えようとするなど、勇作は最もかけ離れた人物ではなかったか。今まで言葉を交わすうち感じたことだ。悪い噂を聞くこともついになく、皆が憧れるさまは聯隊旗手にふさわしかった。散漫となりがちな各々の心を、一手に集めて導いていく。
例えば俺の身に何かあったならば、自分のこと以上に案じるのだろう、あいつは。長く歩くうち看過できなくなってきた異変を、勇作に押し付けるにはまるで辻褄が合わない。しかし、幾度も影がよぎることは事実だった。
900だが、俺に危害を加えようとするなど、勇作は最もかけ離れた人物ではなかったか。今まで言葉を交わすうち感じたことだ。悪い噂を聞くこともついになく、皆が憧れるさまは聯隊旗手にふさわしかった。散漫となりがちな各々の心を、一手に集めて導いていく。
例えば俺の身に何かあったならば、自分のこと以上に案じるのだろう、あいつは。長く歩くうち看過できなくなってきた異変を、勇作に押し付けるにはまるで辻褄が合わない。しかし、幾度も影がよぎることは事実だった。
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DOODLE尾形が生きてたらって感じの落書きです。これは私の希望なのか?いや尾月好きとしてのちょっとした戯言なので、こうだったら良かったとかそんなんじゃ無いです。あくまでも、遊びの2次創作です。あしからず。「尾月の対話」「生き残って何処かに逃げる」って選択肢、何回も描いてるなあ無意識で好きなんやろなぁ。310話、ネタバレ。原作if2次創作。懐広いですか? 10
まつり
DONE金カム男子からプロポーズ尾形編です
尾形目線で話は進みます。
夢主にプロポーズをしようと試みますが…?
金カム男子からプロポーズ!尾形編 プロポーズ
それは一生に一度の大イベントであり
何日も、いや、何ヶ月も前から成功を
夢みて結婚を申し込む
いつもより身体のラインに沿ったオーダーメイドの
スーツに柄にもなく花束も準備し
夜景の見える高層階ホテルの
人気のレストランを予約し
今夜いよいよプロポーズを実行する。
そもそも、確実にオッケーを貰えると分かっているのに何を緊張するのか俺には理解できない。
世の男どもはプロポーズと言う言葉に呪いでも
かけられているのか
それにしてもあいつ…
珍しく少し遅れるとメールがきた
いつもなら俺が待たせることの方が多く、
こうやって、前から行きたいと言っていた店を予約したのに遅れるとか…なんなんだ…全く
周りの席を見ると、幸せそうに食事をするカップルや同伴しているキャバ嬢、
1797それは一生に一度の大イベントであり
何日も、いや、何ヶ月も前から成功を
夢みて結婚を申し込む
いつもより身体のラインに沿ったオーダーメイドの
スーツに柄にもなく花束も準備し
夜景の見える高層階ホテルの
人気のレストランを予約し
今夜いよいよプロポーズを実行する。
そもそも、確実にオッケーを貰えると分かっているのに何を緊張するのか俺には理解できない。
世の男どもはプロポーズと言う言葉に呪いでも
かけられているのか
それにしてもあいつ…
珍しく少し遅れるとメールがきた
いつもなら俺が待たせることの方が多く、
こうやって、前から行きたいと言っていた店を予約したのに遅れるとか…なんなんだ…全く
周りの席を見ると、幸せそうに食事をするカップルや同伴しているキャバ嬢、
ひらみ
DOODLEらくがきネタくださいのお願いリクエストで頂戴したもの、2枚目。リクエストありがとうございます!(๑╹◡╹)金カムで最も共感できるキャラが尾形だったばかりに、本誌の展開が進む度に胃が軋みます…。
まつり
DONE金カム男子とコスプレエッチキャバ嬢夢主と金カム男子がコスプレエッチする
お話です。R18!pixivにあげていた過去作を
リメイクしました。
鯉登→キャバ嬢夢主の上客で彼氏
尾形→夢主の働くお店のボーイ、送迎
金カム男子とコスプレエッチ【鯉登編】女医コスプレ
タイトなミニスカートに胸元が開いたシャツ
髪を夜会巻きにして、インテリメガネに白衣。
もはやAV女優みたい。鯉登さんは当日の楽しみ
にしたいらしく、まだ何を着るか知らない。
しかも仕事が押してるらしく
来るのは大分後らしい。
「うわぁ〜〇〇ちゃん全然いつもと違って可愛い!
て、ゆうかエッチだね…」
やっぱりなぁ。
顧客さんは口を揃えてエロいと笑ってる。
まぁ、楽しんでくれているなら良いけど
問題は・・・
「キェェッ!」予想通りの反応!
⁂⁂
仕事が終わり、今日は鯉登さんのお家にお泊まり
はぁぁ、と大きなため息がでる
機嫌とるしかないなぁ。タワマンの上層階までエレベーターで上がりながら覚悟をきめた。
「鯉登さんっ。お邪魔します〜」
5490タイトなミニスカートに胸元が開いたシャツ
髪を夜会巻きにして、インテリメガネに白衣。
もはやAV女優みたい。鯉登さんは当日の楽しみ
にしたいらしく、まだ何を着るか知らない。
しかも仕事が押してるらしく
来るのは大分後らしい。
「うわぁ〜〇〇ちゃん全然いつもと違って可愛い!
て、ゆうかエッチだね…」
やっぱりなぁ。
顧客さんは口を揃えてエロいと笑ってる。
まぁ、楽しんでくれているなら良いけど
問題は・・・
「キェェッ!」予想通りの反応!
⁂⁂
仕事が終わり、今日は鯉登さんのお家にお泊まり
はぁぁ、と大きなため息がでる
機嫌とるしかないなぁ。タワマンの上層階までエレベーターで上がりながら覚悟をきめた。
「鯉登さんっ。お邪魔します〜」