尾形
marikucchi_gkm
DONE【R18 尾宇佐SS】現パロ。いつもの世界線で大遅刻のホワイトデー話です。冒頭のみセッしてますのでご注意を。尾宇佐というよりも尾→→→宇。内省の尾形と躱す宇佐美、後半は会話多めで淡々と進みますが、何でも許容できる方はどうぞ❣️尾形のクソデカ感情をご覧あれ……です 18↑?(y/n) 10
ponpoconiceday
MOURNING夏休み 来年の同情 というお題で一時間。杉元と尾形の話。ワンライ初めてやったけどめちゃくちゃに難しかった…。夏休み 畳の感触にまどろみから浮上する。乾いた草の匂い。古びた畳の匂いだ。
じとりとした汗が首筋にまとわり付いている。何か夢を見ていたような気がする。けれどそれもすぐにがなるような蝉の断末魔で掻き消えてしまった。
なにか、嫌な夢だったような気もするし、懐かしい夢だったような気もする。
消えてしまった夢の断片を探るように瞬きをして、ごろりと目を開いたまま寝返りを打つと、腹の上に薄手のタオルケットが掛けられているのに気が付いた。
「起きた?」
頭の上から降ってきたその声に、尾形は視線だけをそちらに向けた。
胡坐をかいた杉元が何かを飲みながら尾形を見ていた。尾形はそれに返事をするでもなく、黙ってそれを見た。
「尾形も飲む? 喉渇いただろ」
1987じとりとした汗が首筋にまとわり付いている。何か夢を見ていたような気がする。けれどそれもすぐにがなるような蝉の断末魔で掻き消えてしまった。
なにか、嫌な夢だったような気もするし、懐かしい夢だったような気もする。
消えてしまった夢の断片を探るように瞬きをして、ごろりと目を開いたまま寝返りを打つと、腹の上に薄手のタオルケットが掛けられているのに気が付いた。
「起きた?」
頭の上から降ってきたその声に、尾形は視線だけをそちらに向けた。
胡坐をかいた杉元が何かを飲みながら尾形を見ていた。尾形はそれに返事をするでもなく、黙ってそれを見た。
「尾形も飲む? 喉渇いただろ」
uekikabeuchi
DONE尾形と勇作さん血が繋がってなかったら・・・という切腹時に尾形に色々お話した尾形父の話。色々捏造。昼ドラ・・・(ごめんヒロさん)独白・・・昔話でもしようか。
改めて言うまでもないが貴様の母は芸者だった。あやつの親族に軍人もいなかったし、当時の私も生死を彷徨う大怪我を負うような任務を拝命することもなかったから、軍人がいかに危険な職業かあまり理解していないようだった。
貴様が産まれた時は、美味しいものを腹一杯食べ、野山で走り回り元気に育ってほしいとふくふくとした貴様の頬をつつきながら朗らかに語っていたよ。その息子がいつか補給が途絶えた異国の地で飢餓と寒さに喘ぎ血濡れで死ぬ覚悟もせねばならんなどと頭の片隅にもない様子だった。
・・・そうだ。私も覚悟がなかったのだ。本来であればそんな血濡れの未来とついぞ縁などなかっただろう家の女の息子である貴様を私の血の為に早々に戦地に引きずり出す覚悟が。平二のようにはなれなかった。
798改めて言うまでもないが貴様の母は芸者だった。あやつの親族に軍人もいなかったし、当時の私も生死を彷徨う大怪我を負うような任務を拝命することもなかったから、軍人がいかに危険な職業かあまり理解していないようだった。
貴様が産まれた時は、美味しいものを腹一杯食べ、野山で走り回り元気に育ってほしいとふくふくとした貴様の頬をつつきながら朗らかに語っていたよ。その息子がいつか補給が途絶えた異国の地で飢餓と寒さに喘ぎ血濡れで死ぬ覚悟もせねばならんなどと頭の片隅にもない様子だった。
・・・そうだ。私も覚悟がなかったのだ。本来であればそんな血濡れの未来とついぞ縁などなかっただろう家の女の息子である貴様を私の血の為に早々に戦地に引きずり出す覚悟が。平二のようにはなれなかった。
yuegk
MOURNING弟の亡霊にもがく尾形(2021.5) 骨が折れたなら接ぎ、皮膚が裂けたなら縫えば済む話だ。なのに、誰からも見えない場所で身勝手に膿んだ傷だけが治らないでいる。隙間から覗く肉に爪を立てて抉り続けるのは、きまって異母弟の存在だった。
だが、俺に危害を加えようとするなど、勇作は最もかけ離れた人物ではなかったか。今まで言葉を交わすうち感じたことだ。悪い噂を聞くこともついになく、皆が憧れるさまは聯隊旗手にふさわしかった。散漫となりがちな各々の心を、一手に集めて導いていく。
例えば俺の身に何かあったならば、自分のこと以上に案じるのだろう、あいつは。長く歩くうち看過できなくなってきた異変を、勇作に押し付けるにはまるで辻褄が合わない。しかし、幾度も影がよぎることは事実だった。
900だが、俺に危害を加えようとするなど、勇作は最もかけ離れた人物ではなかったか。今まで言葉を交わすうち感じたことだ。悪い噂を聞くこともついになく、皆が憧れるさまは聯隊旗手にふさわしかった。散漫となりがちな各々の心を、一手に集めて導いていく。
例えば俺の身に何かあったならば、自分のこと以上に案じるのだろう、あいつは。長く歩くうち看過できなくなってきた異変を、勇作に押し付けるにはまるで辻褄が合わない。しかし、幾度も影がよぎることは事実だった。
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DOODLE尾形が生きてたらって感じの落書きです。これは私の希望なのか?いや尾月好きとしてのちょっとした戯言なので、こうだったら良かったとかそんなんじゃ無いです。あくまでも、遊びの2次創作です。あしからず。「尾月の対話」「生き残って何処かに逃げる」って選択肢、何回も描いてるなあ無意識で好きなんやろなぁ。310話、ネタバレ。原作if2次創作。懐広いですか? 10