徹
銀鳩堂
PROGRESSヤンクロ第2部第2話今回はディアヴァルとグリムヒルデの間が近づいたいきさつについて書きました。
ディアヴァルは第二部ではずっとカラスのままです。茨の魔女亡き今、魔法は使えず変身能力もない、グリムヒルデ(後の美しき女王)と会話もできない、ただ見守るしかできないカラスなのです。第二部の試みとして、徹底してディアヴァル視点で書いてみたいと思っています。(カラス小ネタあり。本文1644文字)
ヤング・クロウリー ~始まりの物語~ 第二部二話「ディアヴァルとグリムヒルデ」 ディアヴァルは、王を名乗る男が立ち去った後もグリムヒルデの家の回りにとどまって彼女を観察し続けた。
麗しい彼女の姿はいくらみても見飽きなかったし、留まったからと行って何か不都合があるわけでもなかった。そして何よりも、彼女を見ているだけで胸に湧き上がる喜びを感じていたかったのだ。
彼は食べ物を探しに行く以外は彼女の家の庭にいて、彼女が出てきてくれないかな、と待ち続け、時々煙突にあがって中で声がしないか耳を澄ませてみたりもした。
そんなある日、グリムヒルデが庭に出てきて井戸の水を汲んでいた。
彼女はふと、手を止め井戸を覗き込むと、井戸端に咲いた花を一輪手に取ると、はらりと井戸の中に落とした。
2367麗しい彼女の姿はいくらみても見飽きなかったし、留まったからと行って何か不都合があるわけでもなかった。そして何よりも、彼女を見ているだけで胸に湧き上がる喜びを感じていたかったのだ。
彼は食べ物を探しに行く以外は彼女の家の庭にいて、彼女が出てきてくれないかな、と待ち続け、時々煙突にあがって中で声がしないか耳を澄ませてみたりもした。
そんなある日、グリムヒルデが庭に出てきて井戸の水を汲んでいた。
彼女はふと、手を止め井戸を覗き込むと、井戸端に咲いた花を一輪手に取ると、はらりと井戸の中に落とした。
ポイタチ
INFO🍫ワー!ワー!ど、どの反応へのお返事だろうか……っ こちらこそ有難うございます💫
最近寝不足のせいで体調崩したので早寝早起き!を徹底しようとしたのですが、見事に3日も続かず元の夜行性リズムに戻りました……この暗闇が某の棲む世界よ……むづかしい〜
天かす
DONEmig先生四コマ、塩野くん二徹の次にあったかもしれない幻覚。単に最初は「塩まめを描こう。そらまめは手に乗っている」からの構図だったんだけど賑やかな雰囲気にしたら二徹のテンションになっただけです 3
soarer94
DOODLEpケmンらくがき置き場(kbnkb)・(年齢逆転)デートでお洋服選ばれるし贈られる🔥ちゃん
・徹夜三日目の🐉さんをお持ち帰りしようとする🔥さん(2枚)
・昨日のストリップごっこで挟まれたチップをデートの時に出してくる🐉さん 4
Neferet
MEMO12月1日ぐらいの事であーる。ロゴの擬人化的なの試してた
ギリギリ我慢出来るのは三徹夜まで
けど絶対ダメダメその後、幻聴とか結局集中力とか
メンタルが異次元に持ってかれる
良い子は真似しちゃだめ絶対
まぁ〜何だかんだいって
生き残ってるぜ
一応。ハハッ\(^o^)/ 2
Okoze
TRAINING愛すべきスカタン・レィディオにて 働く女子なら一度は経験あるある 素敵エピを受信したので承花で書きました。承典子そっとポル兄さん添え。
※徹頭徹尾、承花です。
「僕のクロックス持ってきてください」
どうしてそうなった。
向こうへの事情説明もそこそこに通話終了する。
そんなの僕がいちばん言いたいことだッ。
繁華街から何番目かの通りを跨いで横道にそれたコンビニの前。
置かれたベンチに陣取ってビール缶を開ける。さっき買った二本目だ。
聞き慣れたいつもの音に気を良くしながら一口煽ってみても、やってしまった…少しの後悔は中々消えてくれない。
抱えた膝に顔を埋めて見つめる爪先の、ペディキュアの端が剥がれていて、思っていたより酔っ払っていたらしい自分にため息を吐く。
初夏まであと少し。
とはいえ…素足ではまだ肌寒い。
早く、来てくれないかな。
断れない飲み会とは別に、気に入った相手から声がかかって出かける夜は楽しいものだ。化粧っ気無しの普段着から少しだけスライドさせて周囲には気が付かれない程度に気合を入れる。
3018どうしてそうなった。
向こうへの事情説明もそこそこに通話終了する。
そんなの僕がいちばん言いたいことだッ。
繁華街から何番目かの通りを跨いで横道にそれたコンビニの前。
置かれたベンチに陣取ってビール缶を開ける。さっき買った二本目だ。
聞き慣れたいつもの音に気を良くしながら一口煽ってみても、やってしまった…少しの後悔は中々消えてくれない。
抱えた膝に顔を埋めて見つめる爪先の、ペディキュアの端が剥がれていて、思っていたより酔っ払っていたらしい自分にため息を吐く。
初夏まであと少し。
とはいえ…素足ではまだ肌寒い。
早く、来てくれないかな。
断れない飲み会とは別に、気に入った相手から声がかかって出かける夜は楽しいものだ。化粧っ気無しの普段着から少しだけスライドさせて周囲には気が付かれない程度に気合を入れる。
あやせ☆めぐる
REHABILIリョウマくんの泣き顔の練習作画 : Dec.4th,2021、サイズ : A4
TV アニメ 4話ラストのイメージです。徹夜仕事から帰った時に予想もしてなかった侯爵家総出の出迎えで感激して号泣してしまうシーン。
buddymiz
SPOILER※アロがジェバンニ過ぎる(一晩でやってくれました) ※ルクは四徹目に差し掛かろうという所だったんじゃないかはよねろ ※タチアナの居城がトールナではなくルドンゲンだってわかったのはいつ?(ルドンゲンだと判ってたのなら夜行列車に乗った意味は?)※てことはアメジストがタチアナに渡って盗聴できるまで山小屋にしばらく居たのかな?(山小屋でチェが激痛に耐えてる間にアロに連絡したという証言から)とどめさす
DOODLE比治沖WEBオンリー開催おめでとうございます!!!【注意事項】
・2枚目以降キスあり
お触り禁止にしたのに気付いたらめちゃくちゃ触れ合ってしまっている比治沖
最後雑ですみませんこれを書いている現在時刻はWEBオンリー当日の6:41なので許してほしい(徹夜) 7
まちるだ
DONE2021.8【テイルズ】当時、完徹状態で買い物へ行き、帰宅した私の目の前に
『山車だ!花火だ!熱狂の夏祭り』というタイトルで
公式から突然、浴衣のレイスが発表され
興奮のあまり持っていた長ネギを放り投げ
「描くしかねぇな」と戦場(作業場)へ向かい、
本能のままに描いたイラスト達です。
危うく二徹でした。夏イベヤバい。ありがとう!!! 6
Okoze
TRAININGうみがめスープ承花スペースで出題されていた内容が素敵だったので。王子は人魚いんのための旅の途中。
4。
みんな大好きお兄ちゃん登場。
※徹頭徹尾、承花です。
東の国の海の おはなし 4「あら 素敵な男前さん」
「私たちに何か用」
かしましい女たちの歓声が上がって、呆けていた王子は一気に現実に引き戻された。
女達の反応には慣れているものの海の町だけあって随分と威勢が良く声も大きい。
「今の歌は」
「ああ 私たちの歌ね」
「ずっと昔から伝わってる歌よ 悪魔の唄」
「違うわよ 悪魔が教えた唄 っていうのよ」
「長いわね」
「どっちだっていいさね 男たちの無事を祈ってこうして毎日歌ってるのさ」
「いい歌でしょう 歌い手が良いからね」
「悪魔が教えてくれたからね この歌の届くかぎりは 誰も海に取られないんだよ」
ひとつ質問すると矢継ぎ早に答えが返ってくる。
なるほど。この地はあの悪魔と何か因縁がありそうだ。
「人を探している」
5671「私たちに何か用」
かしましい女たちの歓声が上がって、呆けていた王子は一気に現実に引き戻された。
女達の反応には慣れているものの海の町だけあって随分と威勢が良く声も大きい。
「今の歌は」
「ああ 私たちの歌ね」
「ずっと昔から伝わってる歌よ 悪魔の唄」
「違うわよ 悪魔が教えた唄 っていうのよ」
「長いわね」
「どっちだっていいさね 男たちの無事を祈ってこうして毎日歌ってるのさ」
「いい歌でしょう 歌い手が良いからね」
「悪魔が教えてくれたからね この歌の届くかぎりは 誰も海に取られないんだよ」
ひとつ質問すると矢継ぎ早に答えが返ってくる。
なるほど。この地はあの悪魔と何か因縁がありそうだ。
「人を探している」
Okoze
TRAINING春のキス祭りがあるなら冬のキス祭りがあってもいいんじゃあないかな。※徹頭徹尾、承花です。
「手袋を出しておいたよ」
寒くなってきたからさ。
出勤前の玄関先でコートを羽織る彼に声をかける。
ん…と短く答えて黒の革手袋をとってはめている彼の指先は長い。
つい目で追ってしまうのは仕方ないことだ。人は美しいものに目を奪われる。
世界最強の僕の彼氏はいつだって美しいのだから。
自分のぶんの手袋を掴んで一緒に家を出る。
彼は大学へ。僕は財団へ。
途中で降ろしてもらって、車の窓越しにいつもの会話をする。
「遅くなるようなら連絡する」
「うん わかった」
大学の客員教授とはいえ、研究室持ちで進行中の仕事も少なくない。
定時で出られないこともあるのにこまめに毎日迎えに来る彼を、申し訳なく思っていた時期もあったけれど…これが今の僕らの日常だ。
1136寒くなってきたからさ。
出勤前の玄関先でコートを羽織る彼に声をかける。
ん…と短く答えて黒の革手袋をとってはめている彼の指先は長い。
つい目で追ってしまうのは仕方ないことだ。人は美しいものに目を奪われる。
世界最強の僕の彼氏はいつだって美しいのだから。
自分のぶんの手袋を掴んで一緒に家を出る。
彼は大学へ。僕は財団へ。
途中で降ろしてもらって、車の窓越しにいつもの会話をする。
「遅くなるようなら連絡する」
「うん わかった」
大学の客員教授とはいえ、研究室持ちで進行中の仕事も少なくない。
定時で出られないこともあるのにこまめに毎日迎えに来る彼を、申し訳なく思っていた時期もあったけれど…これが今の僕らの日常だ。
Okoze
TRAINING人が賑やかに楽しそうにしてるの苦手で人の輪を離れてしまいがちいん。エジプトへの旅中の、自分なりに考えてみる試み。
輪の真ん中でにこにこしていてね。
※徹頭徹尾、承花です。
インドの路上で結婚式に遭遇した。
陽気な音楽に誘われて、おい、なんかやってるぜ。すげー楽しそうだ。浮かれたポルナレフにのこのこ付いて行った僕がバカだった。
いや。
お祝いの宴はとても明るく舞う人たちの輪に巻き込まれて…意外なことにとても楽しかったのだけれども。
こんな事、日本ではまず無いだろうな。
いつもなら遠巻きに見ているだけなのに。
賑やかな場所も、人の集まりも苦手な僕は少しづつ離れて遠くへ距離をとる。
いつだってどんな場所だって居心地が悪いのは…僕のせいだ。
最初のうちはそう思っていたのに。
祝福の場、居並ぶ人たちの心からの笑顔に囲まれているうちになんだかどうでもよくなってしまった。
おめでとう。ありがとう。さぁ踊ろう。
1793陽気な音楽に誘われて、おい、なんかやってるぜ。すげー楽しそうだ。浮かれたポルナレフにのこのこ付いて行った僕がバカだった。
いや。
お祝いの宴はとても明るく舞う人たちの輪に巻き込まれて…意外なことにとても楽しかったのだけれども。
こんな事、日本ではまず無いだろうな。
いつもなら遠巻きに見ているだけなのに。
賑やかな場所も、人の集まりも苦手な僕は少しづつ離れて遠くへ距離をとる。
いつだってどんな場所だって居心地が悪いのは…僕のせいだ。
最初のうちはそう思っていたのに。
祝福の場、居並ぶ人たちの心からの笑顔に囲まれているうちになんだかどうでもよくなってしまった。
おめでとう。ありがとう。さぁ踊ろう。
Okoze
TRAINING耀変天目。異国でパラレルな2人を書きたいなって。大陸から伝わったとされる国宝の茶碗があんまり綺麗でじょたろみたいだなと。
※徹頭徹尾、承花です。
「君の故郷には天空の星を写した茶碗があるそうだね」
背中越しに振り返るとまだ床に寝転んだままの恋人が俺を見上げながら言う。柔らかな薄布を纏うようにしているが、うすく覗く桜色が隠しきれずにぽちりと布を押し上げているのが艶かしかった。
水差しにかけた翠色の器からぐいと一口あおりもう一杯注ぎ手渡す。
「ありがとう」
「起きれるか」
「力入らないけど水くらいは…飲め…わぁっ」
答えを待たずに薄布ごと抱き抱えて膝に乗せる。
「君はいつも急だな」
「水は零してねぇだろ」
少々強引だが恋人の体は丁寧に扱っている…まぁ加減が効かなくなる時もあるが——。
まったく野生動物みたいで動きが読めないよ…硝子器に口をつけた薄唇に赤い舌がちろりと翻る。こくこくと飲み干す喉の動きが先刻までの生々しい口淫を思い出させる。
1281背中越しに振り返るとまだ床に寝転んだままの恋人が俺を見上げながら言う。柔らかな薄布を纏うようにしているが、うすく覗く桜色が隠しきれずにぽちりと布を押し上げているのが艶かしかった。
水差しにかけた翠色の器からぐいと一口あおりもう一杯注ぎ手渡す。
「ありがとう」
「起きれるか」
「力入らないけど水くらいは…飲め…わぁっ」
答えを待たずに薄布ごと抱き抱えて膝に乗せる。
「君はいつも急だな」
「水は零してねぇだろ」
少々強引だが恋人の体は丁寧に扱っている…まぁ加減が効かなくなる時もあるが——。
まったく野生動物みたいで動きが読めないよ…硝子器に口をつけた薄唇に赤い舌がちろりと翻る。こくこくと飲み干す喉の動きが先刻までの生々しい口淫を思い出させる。
Okoze
MOURNING同棲承花で3旅の頃の制服を着せる試み。一度はやってみたいなって。毎週同じ時間にTVの前に座ってる2人と承太郎のマネするかきょいん…か、かわいい。の気持ち。※Twitter挙げ作品。徹頭徹尾、承花です。
ロハン先生が描いた僕らの旅がアニメになったよ。
毎週一緒に見てる承花。
K「承太郎かっこいいなー✨」強いし
J「…」TVでなく俺に言え
K「僕コスプレするなら君になる」
J「…」は?
K「あーでも衣装大変そうだな…帽子とかワケワカラナイ
ウーン J太朗参考までに君の帽子と服着てみてもいいかい」
J「いいぜ」
もはやコスプレではなく彼氏服。
K「わー大きいな ‘ ツケの領収書だぜ‘ どうだJ太朗✨」
J「ムラムラしてきたぜ」
221毎週一緒に見てる承花。
K「承太郎かっこいいなー✨」強いし
J「…」TVでなく俺に言え
K「僕コスプレするなら君になる」
J「…」は?
K「あーでも衣装大変そうだな…帽子とかワケワカラナイ
ウーン J太朗参考までに君の帽子と服着てみてもいいかい」
J「いいぜ」
もはやコスプレではなく彼氏服。
K「わー大きいな ‘ ツケの領収書だぜ‘ どうだJ太朗✨」
J「ムラムラしてきたぜ」
Okoze
TRAINING3かきょいんは石鹸の香りがしそう。4の頃にはどんなかな?夕暮れ街歩き。日常にも綺麗な風景を一緒に見てほしいな。※Twitter挙げ作品。徹頭徹尾、承花です。
「匂いがきつい」
そう言って顔をしかめたJ太朗にふり返ると電柱二つ先の軒先にクチナシの花が見えた。白い。
死を連想させる色。
これだけ離れても匂って来るのだからそれはそうだろう。ふむ。
「それじゃあこっち」
手を引いていつもと違う横道にそれた。人気が無いのを良いことに手を握ったままどんどん進む。いつもと違ってJ太朗の手のひらは冷たい。随分前にひとりこの辺りを歩いて廻ったことがあった。高級住宅街の路地は迷路のように入り組んでいるのが楽しくて…。
眉間に皺を寄せたまま戸惑ったように黙って腕を引かれているJ太朗が可笑しくて、でも早く辿り着きたくて、早足を止められない。
ふわりと匂ってきた金木犀の香。
ここだよ。
振り向くと ん…? 表情が変わった。古くて大きな敷地の家。壁越しに庭の金木犀が揺れている。樹木の背は随分と高い。見上げた彼の横でにっこり笑う。
548そう言って顔をしかめたJ太朗にふり返ると電柱二つ先の軒先にクチナシの花が見えた。白い。
死を連想させる色。
これだけ離れても匂って来るのだからそれはそうだろう。ふむ。
「それじゃあこっち」
手を引いていつもと違う横道にそれた。人気が無いのを良いことに手を握ったままどんどん進む。いつもと違ってJ太朗の手のひらは冷たい。随分前にひとりこの辺りを歩いて廻ったことがあった。高級住宅街の路地は迷路のように入り組んでいるのが楽しくて…。
眉間に皺を寄せたまま戸惑ったように黙って腕を引かれているJ太朗が可笑しくて、でも早く辿り着きたくて、早足を止められない。
ふわりと匂ってきた金木犀の香。
ここだよ。
振り向くと ん…? 表情が変わった。古くて大きな敷地の家。壁越しに庭の金木犀が揺れている。樹木の背は随分と高い。見上げた彼の横でにっこり笑う。