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    振り返り

    葛城丹都

    MOURNING自分の振り返りも兼ねて慶奈々の新刊の裏話。
    「少しだけ待って、今度は俺が手を取るから」裏話・最初に出した案は「侑さんが軽く嘘ついて慶ちゃんと奈々ちゃんを池袋あたりで二人っきりにして、謎解き指令感覚でパフェ食べさせたり買い物させたりして最終的にサンシャイン展望台で奈々ちゃんに慶ちゃんの誕生日を祝わせる」だったが、イントロ部分のプロットがうまく書けなかったので保留に。これはこれで楽しそうだとは思う。

    ・他案には「吉祥寺スプリングストライドフェス(2年目)で偶然エンカウントし、一緒に中学生の試合見たり、屋台飯食べたりする」「方南におたくのリレーショナーを僕に下さいしに行く」などがあったが、こちらもプロットが出てこなかったので保留。

    ・今回採用した話は、最初のダイアンさんの「このままデート行ってらっしゃい! 誰も見ないまま帰すなんてもったいないもの。そしてあの子たちは悔しがればいいわ! !」と、最後の穂積&歩の「つまり今後電話に出なければこれがまた起こりうるということ?」「でも電話に出たらモデルの可能性も捨てきれない!」「我々は魔女の手の内ということか!」「くぅ~!」がさくっと決まったので、デートの中身が決まってなくてもなんとかなる気がして採用。
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    nayutanl

    DONE『SEE THE WORLD』向け展示だったものです
    直してもらった後のホワイトと、仮眠明けのフィガロのお喋り
    フィガロが自分の科学者としてのルーツ(※捏造)を振り返りながら今やこれからのことを少し考えたり、ホワイトが甘やかしながらも言うことは言ったりしてる
    傷から始まった変化と、求めていたものの話。
    空想科学少年 なぜ科学者を志したのかと、以前はよく訊かれたものだった。インタビューにおける鉄板であるし、配信番組においては話のフックとして丁度いい。それゆえ尋ねられることは明らかだったので、フィガロはそう訊かれたときには決まって家で飼っていたペットロイドの話を出していた。
     しかしそれは大衆向けの答えである。嘘というわけではないが、決め手となった出来事は然るべき年頃に然るべき経験をして、学んでおくべき場面で失敗したことだろうか。そのときの傷がきっかけのひとつだった。もしかすると家庭環境も影響していたかもしれない。でもいまとなってはよく分からないし、そんな些末なことはもうどちらでもよかった。
     大事にしていたペットロイドはもうとっくに壊れてお別れしてしまったし、好きだったあの子に至っては名前も顔も思い出せない。
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